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10月23日に放送されたNHKスペシャル「徹底討論 政治の行方は日本の針路は」において、自民党の萩生田光一幹事長代行が北朝鮮問題への対応に関する野党への情報開示について「北に通じてる方たちも中にはいらっしゃる可能性否定できない」と警戒している様子を窺わせていました。

番組では各党からの出席者が選挙結果の受け止め、日本政治の今後、憲法改正、安全保障それに消費増税といったテーマについて議論しましたが、萩生田幹事長代行の発言は北朝鮮問題における与野党間の合意形成の重要性に話が及んだ際に飛び出していました。

希望の党・樽床伸二代表代行が与党に対し各党の意見をしっかり吸収し、まとまって対応しているという姿を見せるのが大事だとの考えを示したことを受け、キャスターが与野党の党首会談でこれを実現させる考えはないのか、と問うと萩生田幹事長代行はまず前向きな姿勢を見せます。

萩生田「あの、別にそれは否定をするものではありません。必要があればこういった安全保障、特に日本にとっては初めての危機ですから、各党の皆さんとの話し合いもぜひ求めていきたいと私は思います。」

しかし、キャスターが「党首会談やってみたらどうかと進言なさったらいかがですか」と突っ込むと萩生田幹事長代行は「そうですね、お話したいと思います」としながらも「ただですね」と続け、野党を信頼しないわけではないが「北に通じてる方たちも中にはいらっしゃる可能性も否定は出来ない」と懸念を挙げ、全ての手の内を明かすわけにはいかない前提を理解してもらうことが必要だとの考えを示していました。

萩生田「そうですね、今日の議論を踏まえてあの、お話したいと思います。ただですね、そのやっぱり外交力っていうのは要するに世界との様々な約束もあります。あの申し訳ないんですけど全てを国会で晒してですね、あるいは野党の皆さんを信頼しないわけではないですけれども、そういった手の内をお話をした時に、北に通じてる方たちも中にはいらっしゃる可能性も否定は出来ないわけでありますから、そういうところも含めて、高度な外交の駆け引きもありますんで、そういうことを踏まえてご理解いただけるとすれば是非、意味のあることじゃないかなと思います」