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民進党の有田芳生参議院議員が前原誠司代表のの「非自民・非共産」発言に疑問を呈しています。

有田議員は前原代表が10月8日の深夜流していたツイートに含まれていた言葉にこのように反応。

前原「たくさん頂いたご激励を力に変え、「非自民・非共産」の新たな塊を作って、もう一度、政権交代可能な二大政党制にチャレンジしたいと思います。」

有田「前原さん お疲れ様です。前原さんはいまも民進党の代表でいらっしゃいます。私たちはいつから「非自民・非共産」を党の方針としたのでしょうか。ご自身のお考えということは、この間よくわかりました。しかし代表がこうした発言をなさるのは、昨夏の参議院選挙をも否定することになりませんか。」

前原代表は民進党代表選においても共産党と距離を置く姿勢を示してはいましたが、「非共産」に不快感を示した有田議員の発言が注目を集めるのは、衆院選後の動向への関心とも無関係ではなさそうです。

有田議員は過去に共産党から除籍処分を受けていましたが、最近ではこんな発言もしているためです。これは7月30日のツイート。

有田「「有田さんたちが出した『日本共産党への手紙』、いまでも本棚にありますよ。これで党も変わるのかなと思いました」。穀田20年の会である共産党幹部から言われた。出版は1990年のことで、それが査問、除籍の理由だった。30年近く必要としたが、歴史がゆっくり前に進んできたことを実感する。」

有田議員は衆院選で「応援計画を立てている」として、共産党候補の応援も明言しています。

有田「総選挙の応援計画を立てている。北海道から九州まで回る予定だ。東京ではこれまでも応援してきた東京10区、11区ももちろん行く予定で、そこに隣接している12区にも入り、ヘイトスピーチの現場でご一緒し、人種差別撤廃議連のメンバーでもある共産党の池内さおりさんを「勝手連」として応援する。」

今回の「前原批判」に対しては「本人に何故直接言わないのか」「内輪揉めは外に見せるべきではない」といった声も複数寄せられていますが、外部に対しての考え方の表明という性格も強いのではないかなどとも見られているようです。