築地市場の移転先の豊州市場で行う安全対策工事の一部で、2度にわたって参加を希望する業者が足りず、入札が中止されたことがわかりました。2度目の募集では、条件を緩和したにもかかわらず希望の業者が1社も無く、東京都が早期の移転を目指すなか、工事完了の予定の遅れも懸念されています。

豊洲市場では、建物の地下に盛り土が無く空間ができていたことが発覚し、盛り土に代わる安全対策として、地下空間の底をコンクリートで覆うなど追加の安全対策工事を行うことが決まっています。

都は、先月関連する工事9件の入札を募集しましたが、このうち4件で参加を希望する業者の数が規定を満たさなかったため、入札が中止されました。

このため東京都外の業者も応募できるようにするなど、参加条件を緩和して再募集しましたが、4件のうち1件について、申請期限の6日までに参加を希望する業者が無く再び入札が中止されたことが、都への取材でわかりました。


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