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 希望の党(代表・小池百合子東京都知事)の若狭勝前衆院議員は2日午前、衆院選(10日公示、22日投開票)で擁立する同党の第1次公認候補を3日に発表すると記者団に明らかにした。若狭氏と民進党の玄葉光一郎総合選対本部長代行は国会内で会談し、第1次公認発表に向け協議。一部で調整が付かず、当初想定していた2日中の公認発表を見送ることとした。

 会談後、若狭氏は記者団に「きょうは公認発表はしない。小池氏とも確認している」と述べた。そのうえで「公認は民進(党からの合流組)も含まれてくる」と語り、希望の党の独自候補と合流する民進党前職を合わせての発表になるとの見通しを示した。

 民進党執行部は2日午前、希望の党の公認が内定した前職候補への意思確認に入った。公認発表に向けた最終準備とみられる。

 希望の党と民進党との調整では「民進党から150人、希望の党から50人」の配分で調整しているが、さらに候補者を増やしたい考えだ。

 菅義偉官房長官は2日午前の記者会見で、約210人の公認を発表していた民進党が事実上解党することについて「いきなり出馬する政党がなくなるというのは、政治家の一人として非常に残念だ」と語った。【円谷美晶、松井豊】