大阪市の姉妹都市・サンフランシスコ市で、従軍慰安婦像と碑文が設置されたことについて、大阪市議会では維新の会が公有地に慰安婦像を設置することへの再検討を求める決議案を提出しましたが、否決されました。

 大阪市の姉妹都市・サンフランシスコ市では9月22日に市民団体が慰安婦像と碑文の除幕式を行い、サンフランシスコ市議会では22日を「慰安婦の日」に制定する決議案が採択されています。土地は市に寄贈され、公共の公園として再整備する計画も進められています。これに対し、大阪維新の会は、サンフランシスコ市に再検討を求める決議案を大阪市議会に提出しました。

 「屈辱的な方向に誤解されたままで、はたして両市の文化交流や親善は続けられるものなのでしょうか。こんな時にこそモノを言えない友好都市とはいったい何なんでしょうか」(大阪維新の会 高見亮大阪市議)

 これに対し、自民党、公明党などは「慎重に対話を重ねるべきだ」などと反論し、否決されました。吉村市長は、サンフランシスコ市が慰安婦像を公共の公園に設置するとなれば姉妹都市関係を解消する考えを示しています。

配信09/27 19:43
MBSニュース
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