だが、不破氏が宮本降ろしは寧ろ、党近代化に資したかもしれない。

当近代化と言えば、宮本氏自身も 徳田久一などが混乱させた、党運営
を近代的組織に ある程度移行させた功労者でもあろう。

一方、不破氏の 最大の失策は 実は、「筆坂氏を苛め抜いて」離党
させたことであると思う。 二番目にはヤッパ「不破御殿」だろう。

あり得ない if ではあるが、仮に 筆坂氏が党代表になっていたら、
今頃は 野党第一党どころか、政権の一翼を担っていたかもしれない。
だが、その時は、すでに「共産党」ではないかも。

筆坂氏は 叩上げで、党の為に 前半生を捧げてきた人だから、共産党内の
理不尽で 二重基準の権威主義的なヒエラルキーと待遇の格差には生理的に
我慢できなかったのではないか?(これは想像だが。)

テレビなどで拝見すると筆坂氏は「平気で嘘が吐け、それを吐き通す」と
いう、共産党員として最も必要な、意志の力が 多少弱かったのが 致命的
だったと思う。