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2017/07/16(日) 00:38:37.36ID:CAP_USER9日本放送協会：2017年7月15日 21時56分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170715/k10011060621000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170715/K10011060621_1707152213_1707152217_01_02.jpg
中国が海洋進出を強める中、東南アジア各国の海上警備当局との連携を強化する一環で日本からマレーシアに供与された海上保安庁の巡視船がマレーシア東部の港に配備され、１５日、記念の式典が行われました。
日本政府は、ことし１月、海上保安庁の巡視船２隻をマレーシアに無償で供与し、このうち、鳥取県の境海上保安部に所属していた巡視船「おき」が南シナ海に面するマレーシア東部の港町、コタキナバルに配備されました。
これを記念した式典が１５日、首都クアラルンプール郊外で開かれ、「ＫＭアラウ」という新たな船名が発表されました。
マレーシアの海上警備当局の長官は、「マレーシアが面するマラッカ海峡と南シナ海は戦略的に重要だ。海域の安全を確保するには高度な技術を用いた装備が必要だ」と述べ、配備を歓迎しました。
マレーシアは、フィリピンやベトナムと同じく南シナ海の領有権問題の当事国の一つで去年３月には、南シナ海のマレーシアの排他的経済水域で中国の漁船１００隻が航行しているのが目撃され、海上警備能力の向上が課題となっていました。
中国が海洋進出を強める中、日本政府は南シナ海の周辺国に巡視船の供与を進め、各国の海上警備当局との連携を強化しています。
式典に出席した日本の宮川眞喜雄大使は「海洋輸送ルートの安全確保は多くの国々の関心事項でありマレーシアの警備能力の向上は日本を含む多くの国々に利益をもたらすのではないか」と話していました。
