山本有二農林水産相は14日の閣議後会見で、日本が乱獲防止に向け提案しているサンマの漁獲枠の設定について「合意できれば、公海上の想像を絶する異常な漁獲は避けられる」と述べた。

 国内漁業関係者にも「安心感を与え、継続的に漁業に取り組む意欲にも好影響をもたらす」と期待を示した。

 日本が漁獲枠の設定を提案した北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合は13〜15日まで札幌市で開かれる。公海で漁獲量を伸ばしている台湾や中国からの反発は避けられない情勢だ。山本農水相は現在の協議状況に関して「会合の途中段階だ」として言及を避けた。水産庁は15日夜に協議結果を公表する。 

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