稲田朋美防衛相は14日、九州北部の豪雨災害で行方不明者の捜索などに当たっている自衛隊部隊を激励するため、被災地の福岡県朝倉市を訪れた。視察後、記者団に「防衛省・自衛隊として現場主義を徹底し、被災者の方々のニーズに即した救援活動と生活支援に全力を尽くす」と述べた。

 視察の意義に関しては「多くの方々が日常を取り戻せていないことや、自衛隊に加えて警察や消防が全力で救援に取り組んでいることを自分の目で確認できた」と語った。

 稲田氏は、朝倉市役所杷木支所で「引き続き行方不明の方がいる」と述べ、捜索の継続を自衛隊幹部に指示した。河川氾濫で土砂や流木に埋もれ、不明者捜索が続く現場では、現地の指揮官から状況の説明を受けた。避難所の中学校では被災者らと意見交換し、給水や入浴の支援に当たっている隊員を激励した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000562-san-pol