日中両政府は12日までに北京で外務省の領事当局間協議を約2年ぶりに開き、スパイ容疑などで日本人男女計12人が中国で拘束された問題などに関し協議した。北京の日本大使館が発表した。

 協議には、日本側から能化正樹外務省領事局長、中国側からは郭少春外務省領事局長らが出席した。日本側は2015年以降に拘束された12人について「前向きな対応」を要請し、中国側からは「同国の立場に基づく説明」があったという。

 日本人拘束問題については8日にドイツ・ハンブルクで開かれた安倍晋三首相と習近平国家主席との日中首脳会談で、同様のやり取りがあったばかり。協議は11日に開かれた。両国のビザ政策や出入国管理などのテーマも含めて計6時間ほど話し合ったという。

 能化氏らは協議後に表敬訪問した孔鉉佑外務次官補に対しても拘束問題に関する日本側の要請を伝えた。

7/13(木) 7:55配信 
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