https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000070-jij-pol

 自民党の西川公也元農林水産相は12日、国会軽視とも受け取れる自らの発言について「一般の方にも分かりやすい資料を作ってほしいという意味で言った。国会議員は勉強しながら質問するが、一般の方はそういうわけにはいかない」と釈明した。

 神奈川県箱根町で記者団に語った。

 西川氏は「ちょっと言葉が足りなかった面もある」としながらも、「国会軽視でも何でもない」と強調。発言自体は撤回しなかった。

 西川氏の発言について、民進党の山井和則国対委員長は12日、国会内で記者団に「安倍政権の隠蔽(いんぺい)体質を象徴する暴言だ。追及されるとまずいから、わざと分かりにくい資料を出しているのではないか」と非難した。

 西川氏は11日の自民党本部の会合で、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の大枠合意に関する政府作成資料について「具体的に(関係者に)分かってもらうための資料じゃなければ話にならない。国会だったら分からないための資料でも結構だが」と述べていた。