安倍晋三首相は8月3日にも実施する内閣改造で、19人の閣僚の半数以上を入れ替える方向で検討に入った。
政府、与党関係者が11日明らかにした。大幅改造による人心一新で、閣僚の失言などが招いた東京都議選惨敗からの局面転換を狙う。

 首相は午後に欧州歴訪から帰国。
9日には訪問先のスウェーデンで改造人事について「骨格をころころ替えるべきでない」としつつ
「安定感あるベテランや、改革突破力のある人を登用したい」と同行記者団に強調した。
麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官を留任させつつ、新たな人材起用で刷新イメージを打ち出せるかが人事の課題となる。

岸田文雄外相が改造に合わせ、閣僚を退任する意向を周囲に伝えていることも判明。
首相後継「ポスト安倍」候補として自民党三役就任を視野に入れる。岸田氏の後継外相には茂木敏充自民党政調会長を推す声がある。

http://www.sanspo.com/geino/news/20170712/pol17071205010003-n1.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/07/12/kiji/20170711s00042000527000c.html