昨日、衆・参両院の文部科学、内閣両委員会合同の閉会中審査が行われて、前川喜平前文部科学事務次官、加戸守行元愛媛県知事、原英史国家戦略特区WG委員が参考にとして出席している。

 前川氏と政府側のやり取りで何も新しいものは出てこなかった。通常国会中の質疑と同じ構図である。

 獣医学部を熱心に誘致された加戸元愛媛県知事の発言を前川氏の様にメディアは大きく取り上げていない。

 加戸元知事が獣医学部を四国に、愛媛にと要望、要請しての加計学園誘致である。

 このことを加戸元知事は時系列的に判りやすく述べており、国民に知らせる意味はあるのではと思うのだが。

 前川氏だけに視点をあてての報道で「言った、言わない」の議論より、正しい経緯を国民により知らせることもメディアの大きな役割と思うのだが。何かスッキリしないものを感じる。

 民主主義は手続きであり、次に中身である。地方の切なる声を自民党政権でも進まず、民主党政権で初めて土俵に上がり、そして現政権になり地方重視で民主的手続きを得ての結果であった。

「何かしら興味本意の揚げ足取りの国会審議を見て、国民生活を守る質疑をするのが国会で犯人探しみたいな場でないぞ」と言った多くの人の声が寄せられた。私も頷(うなず)くのみだった。

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