東京都の築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題で、豊洲に整備予定の観光・商業拠点「千客万来施設」の運営会社が、
小池百合子知事が発表した築地の跡地を再開発する基本方針に懸念を示していることが11日、分かった。

都に基本方針について詳細な説明を求めている。築地が同様の観光拠点として再開発されれば、採算が取れなくなる恐れがあり、撤退を検討せざるを得ないとの意向も示しているという。
 
運営会社は万葉倶楽部(神奈川県小田原市)。2018年8月に飲食店や物販店、19年8月に温泉やホテルを開業する計画だったが、移転延期に伴い、今年1月に予定していた着工が先送りされている。
同社は「基本方針だけでは何も分からない。具体的に説明してほしい」と話している。(2017/07/11-18:29)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071101004&;g=pol