中学1年の女子生徒に現金を渡してわいせつな行為をしたとして警視庁に児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで摘発された
千葉県市川市の三浦一成市議(29)。知人らを取材すると、携帯電話の着信音を緊急地震速報の警報音に設定して周囲を驚かせるなど、
過去の「やんちゃ」の数々が聞こえてきた。三浦市議は逮捕後、釈放され任意捜査が続いているが、刑事処分の行方はともかく、議員としての資質に疑問があることは確かだ。(千葉総局 橘川玲奈)

パソコンから児童ポルノ

警視庁少年育成課によると三浦市議の容疑は、昨年9月、東京都内に住む当時13歳の中学1年の女子生徒と無料通信アプリ「カカオトーク」で連絡を取り、
現金3万円を渡して市川市のアパートでわいせつな行為をしたとされる。 三浦市議のパソコンからは、インターネットでダウンロードした児童ポルノとみられる画像が1万点以上見つかった。
三浦市議は「覚えていない」などと繰り返し容疑を否認しているという。

女子生徒の母親が警視庁に相談し、捜査が始まった。警視庁は今年2月、三浦市議のアパートを家宅捜索していた。
逮捕から3日後の6月29日夜、三浦市議は勾留されていた警視庁綾瀬署から釈放された。逃亡や証拠隠滅の恐れがないことが理由だ。
違法性はともかく、インターネットを通じて女性との出会いを求める、いわゆる“出会い厨”であることは間違いないようだ。

県内最年少市議への期待

三浦市議は26歳だった平成27年4月、市川市議選に立候補。定数42の中、得票順位24位で当選し、県内最年少市議として期待されていた。
「自転車で市内を回ったり、スーパーや駅前で演説したりしていた。若い力で頑張ってくれそうだった」と市内の主婦(44)は振り返る。

市議会では要職の総務委員会の副委員長を務めた。別の市議が政務活動費で切手を大量購入していた問題では、特別委員会の委員として調査にあたった。地元のライオンズクラブにも所属し、市川駅前を清掃したり、障害者と交流したりしていたという。
当選後、三浦市議と知り合ったという20代の友人の男性は「地元のお祭りや運動会にはよく顔を出していた」と話す。料理店など、どこへ行くのにも議員バッジを外さないなど「少し生意気なところはあった」とも感じていたという。

この男性は、三浦市議が逮捕される数週間前にも、「社交辞令かもしれないが」と前置きした上で「また食事に行きましょうと言われたばかりだった」と、三浦市議の社交的な一面を証言する。

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産経ニュース / 2017年7月11日 12時6分
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_prm1707110001/