7月11日 5時11分

NHKの世論調査で、安倍総理大臣が憲法改正をめぐって2020年の施行を目指し、秋の臨時国会に自民党としての改正案を提出したいという考えを示したことについて、評価するか聞いたところ、「評価しない」が「評価する」を上回りました。

NHKは今月7日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2253人で、55%にあたる1233人から回答を得ました。

安倍総理大臣が、憲法改正をめぐって、2020年の施行を目指し、秋の臨時国会で自民党としての改正案を衆参両院の憲法審査会に提出したいという考えを示したことについて、評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が8%、「ある程度評価する」が28%でした。一方、「あまり評価しない」が31%、「まったく評価しない」が20%でした。

安倍総理大臣が憲法改正の具体的な項目として挙げた、憲法9条の1項と2項を維持したうえで、自衛隊の存在を明記することへの賛否を聞いたところ、「賛成」が33%、「反対」が25%、「どちらとも言えない」が32%でした。

今月2日に行われた東京都議会議員選挙で、都民ファーストの会が第1党となり、小池知事を支持する勢力が過半数の議席を獲得し、自民党は、選挙前の議席から半分以上減らして大敗しました。この結果をよかったと思うか聞いたところ、「よかった」が46%、「よくなかった」が12%、「どちらとも言えない」が36%でした。

内閣府の研究会が、今の景気はバブル期を超えて戦後3番目の息の長い回復を続けているという見解を示したことをめぐり、景気が回復していると感じるか聞いたところ、「感じる」が9%、「感じない」が56%、「どちらとも言えない」が27%でした。

URL先に動画があります
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170711/k10011053161000.html