小野寺五典元防衛相は10日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、北朝鮮を想定したミサイル防衛について「撃つ前、撃った直後に落とせれば確実で抑止力にもなる」と述べ、敵基地攻撃能力を保有すべきだと主張した。

 小野寺氏は「北朝鮮のミサイルはここ数年で進歩しており、新たなミサイル防衛と装備が必要だ。日本の専守防衛は変わらないが、相手の攻撃の仕方が変わるなら、それに合わせなければ国を守れない」と強調。攻撃を防ぐための敵基地攻撃は合憲との認識を示した上で「相手の領土でも(ミサイルを)無力化して日本を攻撃させない効率的な能力を持つことが大事だ」と述べた。【西嶋正法】

7/11(火) 0:32配信 毎日新聞
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