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民進党のあべともこ衆議院議員が7月10日の朝、Twitterを更新し野田佳彦幹事長と蓮舫代表を厳しく批判しています(画像はTwitterより)。

あべ議員は蓮舫代表と野田幹事長の関係についてこのように発言。

あべ「野田幹事長が都議選敗北の責任を取り辞意を漏らしたとか、蓮舫を守る弁慶になるとか。何だか勘違いも著しい。選挙に敗北、ぐずぐず言って責任を取らない執行部では組織のケジメがつかない。まして蓮舫代表を守る為云々は、守られなければ勤まらないような代表なら、辞めるべき。女性蔑視も著しい。」

これは7月9日の夜、産経ニュースがこんなタイトルで報じていた記事が念頭にあるのではないかと思われます。

産経「民進・野田佳彦幹事長は「弁慶」になるのか 蓮舫代表を守る辞任論も浮上 でも「私が辞めたら彼女はもたない」 もつれる進退」

記事では野田幹事長が党内からの批判に対し「『蓮舫降ろし』の防波堤」になろうとしているとして2人の関係をまるで義経を守る弁慶、と例えています。野田幹事長は周囲に対し「私が辞めたら彼女はもたない」と語っているそうで、あべ議員はこれを「勘違い」として断じると共に蓮舫代表についても「守られなければ勤まらないような代表なら、辞めるべき」と切って捨てていることから、厳しい執行部批判として注目を集めそうです。

あべ議員はこれまでにも蓮舫代表や野田幹事長への反発を感じさせる発言を行なっていました。6月下旬には前川前事務次官の名を挙げて「前川さんに民進代表をやってほしい」と語っていた他(関連記事参照)、7月3日にも都議選で敗北したにも関わらず責任を取ろうとしない執行部について「国政の側の責任も大きいのにホッカムリ?」「(与党批判の受け皿になれなかったことについて)執行部にその自覚なし?チャンスを逃した罪は大きい」と指摘していました。

野田幹事長については周囲に辞任の意向を示しているとされている報道に対し逢坂誠二議員が「こんな情報が流れる時点でアウト」また有田芳生議員も「全く同感」と述べるなど党内から公然と批判の声が上がっていますが(関連記事参照)あべ議員の発言はこれらに続くものと言え、蓮舫・野田体制への不満の高まりを感じさせています。しかし一方で民進党にはこれまで様々な点において説明責任と責任追及を曖昧にする党、という印象が根付いているため、ここへ来て相次ぐ執行部批判を冷ややかな目で見ている人も少なくありません。