山本幸三地方創生相、知人のインサイダー事件で調査に圧力か 監視委幹部を呼び出し「違法な調査だ」
http://www.sankei.com/smp/affairs/news/170710/afr1707100006-s1.html

 山本幸三地方創生担当相が平成24年5月ごろ、証券取引等監視委員会の幹部を議員会館に呼び出し、知人のインサイダー取引事件に関して「人権を軽視した違法な調査だ」などと発言していたことが9日、関係者への取材で分かった。山本氏は共同通信の取材に「(そういう事実は)ありません」と否定した。
 山本氏を巡っては、同年3月に監視委の調査を批判する国会質問をしていたことが既に判明している。
 山本氏は同年3月5日の衆院予算委員会の分科会で、知人の証券会社元執行役員(55)が強制調査を受けたと明らかにし、調査が長期化していることなどを理由に「大問題だと思っている」と批判した。
 関係者によると、山本氏は同年5月ごろ、監視委で調査を担当していた部署の幹部を議員会館の事務所に呼び出した。その場で元役員への任意聴取の回数が多く、拘束時間も長いなどとして「人権を軽視した違法な調査だ」と話し、早期に結論を出すよう求めたという。監視委関係者は「調査は通常の範囲内で、適正だった」と話している。