2017/7/5 07:00神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010342401.shtml

任期満了に伴い来春にも予定される西宮市長選で、元衆院議員の石井登志郎(としろう)氏(46)=同市=が無所属で立候補する意向を固めたことが4日、分かった。神戸新聞社の取材に「小さな声を吸い上げ、開かれた西宮市を目指したい」と話した。

 芦屋市出身。慶応義塾大卒。神戸製鋼所に勤務した後、米ペンシルベニア大大学院を修了。元衆院議員で自治大臣などを歴任した石井一氏(82)は伯父で、養子となっている。

 2009年の衆院選で兵庫7区から民主党(現民進党)公認で初当選し、1期3年務めた。12、14年の衆院選で落選。民進党は16年5月に離党している。

 石井氏は立候補について「落選中の地域活動など身近な生活体験の中で、市の抱える課題に気付いた。政治家として向き合いたい」と説明。子育てや教育などに力を入れるとし「今は地域に出向くなどして市民の声をしっかりと聞いている段階。今後、具体的な政策を示したい」としている。

 現職今村岳司氏(44)の任期満了日は、来年5月15日。今村氏は態度を明らかにしておらず、ほかに立候補表明している人はいない。(土井秀人、前川茂之)