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2017/07/01(土) 14:14:58.72ID:CAP_USER97/1(土) 7:55配信
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産経新聞
2日投開票の東京都議選で、過去最多となった女性候補65人に注目が集まっている。立候補した259人の4人に1人が女性で、それぞれの経験などを生かした差別化に注力している。
女性候補たちの経歴は華やかだ。区議や市議、国会議員秘書のほか、歌手やキャスターといった人前に出る仕事をしてきた人も。会社員では大手電機メーカーなど大企業出身が目立つ。子供を持つ人だけでなく妊娠中の人も2人。年齢は27〜68歳で50代が最も多い。
都民ファーストの会の新人(38)は駅頭での演説で、「子育てに悩む社会を終わりにしたい。働く母親の当事者として切実な声を都議会に届けたい」と訴えた。この候補はテレビ局記者などを経て転職支援の会社で働く2児の母。雨の中での街頭活動には「ママ友」が応援に駆けつけた。「自分の出馬で、女性や同世代が政治に興味を持つきっかけになれば」と語り、そうした人たちに向けた「母親のやさしい目線」や「生活者の目線」がキーワードだ。
複数の女性候補が火花を散らす激戦区もある。自民の現職(41)は「地域の課題を解決してきた実績と経験を訴えて差別化したい」と話す。駅頭では木造住宅密集地域の防災対策など「命を守る街づくりに取り組んできた」と訴えた。
地元選出の国会議員秘書歴が長く、さまざまな要望を聞いてきたという自負がある。「男性か女性かというよりも、社会的に弱い人たちに目配りし、心を寄せる私自身の気持ちを大事にしたい」
共産党のベテラン現職(65)は「女性の願いを実現したいと強く思うが、女性であることはあまり意識していない」と話す。小学校教員などを経て、長年都議を続けてきた。2人の息子に孫もいるが「経験がもう古い」と「母親」は打ち出さない。駅頭では、保育園の定員増や小中学校へのエアコン設置への助成などの実績を中心に演説。通行人と握手をするときは、はめていた白い手袋を素早く外すなど、こまやかな気遣いも見せた。
複数の現職や関係者は、「都議の仕事は男女関係なく結果が求められる」と口をそろえる。一方で、育児など家庭との両立も欠かせず、ある女性現職は「周囲の力を借りながら、自分の生活とバランスを取れる女性が残っていける」と指摘した。
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