首相 福島 飯舘村の老人ホーム視察 介護人材不足を支援
7月1日 12時18分
安倍総理大臣は、原発事故に伴う避難指示がことし3月末に解除された福島県飯舘村の特別養護老人ホームを視察に訪れ、介護人材の不足に対応するため、就職準備金の引き上げなどの支援に積極的に取り組む考えを示しました。
安倍総理大臣は1日午前、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示がことし3月31日に解除された福島県川俣町を視察に訪れ、地域復興の拠点として整備された商業施設の開所式に出席しました。

安倍総理大臣は「復興は1歩ずつ前に進んでいる。この場所に人々が集い、復興の原動力となることを願っている」とあいさつし、地元特産のシャモを使った親子丼を試食したり加工食品を購入したりしました。

このあと安倍総理大臣は、帰還困難区域を除いて川俣町と同じ時期に避難指示が解除された飯舘村の特別養護老人ホームを視察し、施設の関係者から避難指示が解除されても介護士や看護師が不足していて希望するお年寄りが入所できていない現状などについて説明を受けました。

これに対し安倍総理大臣は「この地域で介護の仕事に進めるよう、国などからの就職準備金を引き上げたい。また応援で介護人材を出してくれている全国の施設を支援したい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170701/k10011037191000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001