<北方領土>官民調査団の根室市長不参加 外務省説明せず

 日露共同経済活動の実現に向けた官民共同調査団から北海道根室市の長谷川俊輔市長がロシア側の意向で除外された
問題で、根室市議13人が29日、外務省を訪れ抗議した。

 田塚不二男議長らは「十分な説明もなく、参加できなかったことは容認できない」などと訴えた。これに対し、毛利
忠敦ロシア課長は「調整の結果であり、詳しくは現時点で言えない」と述べ、理由を明らかにしなかった。関係者によ
ると、長谷川氏がロシアに批判的な発言をしたとロシア側が受け止めたのが排除理由の可能性があるという。

 一方、市議らは北海道東部の北方領土隣接地域が共同経済活動に関与できるよう求める決議書も提出した。【梅田啓
祐】
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