公明党の山口那津男代表が、築地市場から豊洲新市場への移転問題で、東京都の小池百合子知事に“最終警告”した。16日放送のラジオ日本番組で、移転の可否をめぐる判断時期について「7月(2日投開票)の都議選前に方向性を出し、結論を出すのが望ましい」と語ったのだ。

注目の番組は、12日に収録された。

豊洲問題では、都の市場問題プロジェクトチームの小島敏郎座長らが、築地市場を再整備、存続させ、豊洲新市場の施設を解体、用地を高層マンションなどの業者に売却する「私案」を公表。市場関係者や地元自治体から「事前の調整もない」「空論だ」などと批判が殺到している。

公明党は都議選で、小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」との選挙協力を締結しているだけに、影響はありそうだ。

山口氏は同時に「消費者の信頼を確保していかないといけない。小池氏が全責任を負っている」と指摘し、小池氏の責任問題にも言及した。

http://www.zakzak.co.jp/smp/society/politics/news/20170418/plt1704181530004-s1.htm