道の駅 強姦魔の唯之 [無断転載禁止]©2ch.net
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◆ 2年前のある日のこと……
俺は友人の武井和正と共に飲み歩いており居酒屋で酔いつぶれていた。
そのときの話の内容は覚えていないけど楽しい時間を過ごした記憶はある。 帰り際に友人が言った。
お前もそろそろ身をかためる時期じゃないか? そう言われて俺は考えさせられた。
そうだよなぁ、いつまでも遊んでられないよなぁ〜。 結婚って考えたこと無かったんだよねぇ。でも確かに俺もいい年だしそろそろ真剣に考えるかな。
それに俺はモテるからよ?
女遊びだって好きだし。結婚したくなったらすぐにでも出来るだろう。 まぁでも俺が結婚したい女っていうのはちょっと難しいんだよなぁ。(贅沢だねw)
それからしばらく経って、ある日突然、携帯に知らない番号からの着信が入った。
出てみると女性の声が聞こえてきた。どうも警察らしい。 俺が詐欺行為を行ったとして疑われているとのこと。
身に覚えのない内容だったので否定はしたけれど相手は信じてくれなかった。
俺は無実を証明するために警察署に行ったので話を聞こうとしたのだが、 「あなたが詐欺罪を犯したという疑いがあるので任意で取り調べを行います」
と言われ、その後強制的に連行されてしまった。
まったく、酷い冤罪もあったものだ。警察に連れて行かれた先は留置場だった。 俺の容疑というのはネットで知り合った人物との金銭トラブルであり、被害総額は約500万円にも及ぶらしい。
ちなみに俺は被害者とは面識はなく、向こうが一方的に言い寄ってきたという話をしている。
またあいつ(原唯之)がやったに違いない。 原唯之と俺(原唯我)は別人なので、当然の如く、
俺は犯人ではないと主張したが警察は聞いてくれなかったので俺は泣く泣く従うことにした。
そして牢屋に閉じ込められることになったのだ。 この話はニュースにも取り上げられた。
もちろん大々的な扱いではなかった。世間は犯罪者には興味がない。
みんな自分のことで精一杯なのだから。 そもそも、なんで俺が原唯之の尻拭いをしなければならないのか理解できない。
本当に意味が分からない。
原唯之のことは知っているが俺にとっては赤の他人みたいなものである。 正直関わり合いになりたくないタイプの人間だ。
原唯之の正体を白日の下に晒さない限り、俺は一生、原唯之に怯えることになのだろうか……。
俺はそんな人生は絶対に嫌だ。 俺の人生はもっと自由であるべきだと思う。
俺は自分が好きなように生きる権利を持っている。
だからこのままではいけないと思った俺は原唯之を社会的に抹殺してやろうと考えた。 そのために俺は探偵事務所を設立することに決めたのだ。
◆
こうして今に至るわけだが、俺はこれからどんな困難に遭遇することになるか想像すらできなかった。 原唯我は探偵としての第一歩を踏み出したのである。(にこっ♪)
(続く……?)
2006/07/19(Wed) 俺は朝起きてから朝食をとる。朝食は食パンだ。昨日の残り物だけどね。(笑)
そして俺は部屋を出て事務所に向かった。
まだ事務所には誰も来ていないようだ。 とりあえず俺はコーヒーメーカーで入れたインスタントのカフェオレを飲みながら一息つくことにする。
このあと俺は外出する予定でいた。
実は先週、ある事件に巻き込まれて容疑者になってしまった俺は警察から任意同行という形で連行されて警察署まで行った。 そこで色々と話を聞かされたりしたが特にこれといった収穫は無く結局釈放された。
しかし警察の言うことを信じるのなら俺は原唯之の濡れ衣を着させられているということになるので、
このままでいいはずが無い。 だから俺は警察に頼らず自分で原唯之を見つけ出し、
奴がやった悪事を全て暴いてやるつもりでいる。
ただ俺一人では調べられることにも限界があるし何より時間も掛かる。 だから俺に協力してもらおうと思い、まずは友人達に声掛けをした。
するとみんな協力してくれることになったのでとても嬉しかったのを覚えている。
まぁ、一人は忙しいということで断られてしまったが、それでも5人ぐらいが名乗り出てくれた。 みんな俺の話を信じてくれると言ってくれた。これは嬉しいことだった。
みんな俺のことを友達だと認めてくれているんだって思うとなんだか涙が出てきたよ。(笑)
そして俺は原唯之を探すための情報を集めることに奔走する。 もちろんインターネットでも情報を集めてみたが、有力なものは得られず仕舞い。
こうなったら誰かの知恵を借りなければならないと思い至った俺は
知り合いの中で最も頼りになる人物(友達)に相談を持ちかけてみることにした。 それが探偵事務所を設立したばかりの俺の先輩にあたる人物。
つまりは俺の兄貴的な存在の人ということだ。
ちなみにその人物は、名前は田淵隆文と言い職業は刑事をしている。 刑事なんて怖い人が沢山いそうなイメージだが兄貴は優しい人なので怖くない。
だから俺は安心している。(笑)
それに、俺は原唯之を捕まえるためには何でも利用するつもりでいた。 そのため俺は探偵として活動するにあたって、協力者を雇う必要があると思っていたのだが……
俺はそのことを田淵先輩に打ち明けると、それを聞いた先輩は二つ返事で俺に協力すると言った。
だから俺としてはすごくありがたい申し出だった。感謝(にこっ!) これで俺がやるべきことは決まったな。後は行動に移すのみだ。
2006/07/20(Thu) 俺は仕事で疲れた身体を引き摺りながらも何とか家に帰った。
今日は会社の同僚から飲みに誘われたが断った。
なぜなら明日から連休に入るからだ。 明日から俺は原唯之を探しに行くつもりなのだ。だから今日のうちに体力を回復させておかないといけなかった。
俺はシャワーを浴びて寝巻きに着替えた。
その後、冷蔵庫に入っていた雪印カフェオレとツマミを持ってきて晩酌を始めることにした。 明日は早いから早めに切り上げようと思っている。
俺はテレビを見ながらカフェオレを飲む。
今日の番組はお笑い番組ばかり。つまらん。 俺はチャンネルを変える。
今度はクイズ番組だ。つまらない。また変える。
次はニュース。
もう嫌になったのでテレビを消した。 すると急に静寂が訪れる。
なんか落ち着く。
こういう時間は嫌いじゃないんだよ。
何も考えなくて済むから。 俺はしばらくボーッとしていた。
そして眠くなってきたので歯磨きをしてベッドに入り就寝した。
お休みなさい。
2006/07/21(Fri) 俺はいつも通りの時間に起床して朝食を食べていた。
今日の朝ごはんはパン一枚。
それをマックスコーヒーで流し込むようにして食べた。 そして顔を洗ったり髭を剃ったりした後、歯を磨いて身支度を整えた。
俺は玄関に向かう。
靴を履いてドアノブに手を掛けたときふと思った。 そういえば昨日、同僚が俺のことを飲み会に誘ってくれたけど断ってしまったんだっけ。
別に大したことではないんだけどちょっとだけ罪悪感があった。
まぁいいか。今更気にしても仕方がない。 そんなことよりも今日はデートがあるのだ。
俺はウキウキ気分で待ち合わせ場所である大久保公園に向かっていた。(笑)
ちなみに今日の服装は蛍光オレンジのTシャツに七分丈のマドラスチェック柄のパンツ、 足元は橙色のハイカットスニーカーだ。
これは先週、新宿に行ったときに購入したものだ。
まぁ、服なんて着られれば何でも良いのだが、やっぱりカッコイイほうがテンション上がるからね。 それにしても暑い。夏だねぇ……。
俺は額の汗を拭いながら歩いた。
目的地である大久保公園に着く。 公園の入り口には待ち合わせをする人々で溢れかえっていた。
その中には俺の彼女もいる。
俺は手を挙げて彼女に呼びかけた。 彼女は俺の姿を確認すると嬉しそうな表情を浮かべながら駆け寄ってきた。
俺も笑顔で迎える。
彼女は紺色のブラウスとロングスカートを着ており、髪型は三つ編みのお下げだった。 髪型は普段とは違うけれど、やはり彼女の容姿は飛び抜けて整っている。
特に二重瞼の大きな瞳は吸い込まれそうになるほど綺麗だ。
俺はこの瞳に見つめられるだけでドキドキしてしまう。 さすがに人前で抱きつくわけにもいかないので、俺たちは手を繋いで公園内を散歩した。
ベンチに座って話したり、自販機で飲み物を買って飲んだり、キャッチボールをしたりする親子を見て和んでみたり、とにかく色々だ。
もちろん会話の内容は他愛もない雑談。 でも俺はこの時間が好きだ。とても心地が良い。
ずっと続けば良いと思えるような楽しい時間。
しかし残念なことに時間は有限なのだ。 そして一通り公園デートを楽しんだ後、俺たちは新宿に向かった。
新宿は休日ということもあって人でごった返していた。
俺は彼女をエスコートしながら歌舞伎町を歩く。 彼女はキョロキョロと辺りを見回している。
まるで田舎から来たばかりのような仕草だ。
可愛い。(笑) 俺はニヤケ顔になりそうなのを必死に堪えた。
だって今の俺は紳士なんだからな! そして彼女が行きたいと言っていたオシャレなイタリアンレストランに入った。
俺はパスタを注文する。 すると目の前の彼女は突然、フォークを置いて両手を合わせた。
どうやら食事の前に手を合わせる文化らしい。
そして彼女は目を瞑って言った。 「いただきます」
その声は透き通っていて美しく、どこか厳かさを感じた。
彼女の言葉に合わせて俺も同じ動作をした。 その後、俺たちは食事を楽しみながら話をした。
彼女といるときは本当に楽しくてあっという間に時間が過ぎていく。
それはきっと相手が彼女だからだろう。 そして夕暮れ。
俺たちはカラオケに行くことにした。
このカラオケ店はフリータイム制なので長時間滞在することが可能なのだ。 カラオケに来て歌わない奴はいない。
俺はマイクを手に取った。
カラオケと言えばやっぱりこの曲だよなぁ。
V2の歌う背徳の瞳である。 背徳の瞳は俺の十八番であり、 カラオケでは必ずと言っていいほどこれを歌っている。
何回歌っても飽きない。むしろ歌い慣れてきたからだろうか?
より感情を込めて熱唱できるようになった気がする。 それにこの曲は聴く度に歌詞の意味が深く感じられて、 切なくて泣きそうになってしまう。
俺は今、この瞬間、最高に生きていると実感できる。
この刹那の時こそが人生の至高の時間だ。 だから俺は歌おう。
この一瞬を永遠にするために……。
カラオケを出る頃には外はすっかり暗くなっていた。
俺は彼女を家の近くまで送って別れた。 そのあと俺は新宿の街を一人彷徨っていた。
別に何か目的があるわけではない。
ただなんとなく新宿の街並みを歩きたかっただけだ。 別に何か目的があるわけではない。
ただなんとなく新宿の街並みを歩きたかっただけだ。
夜の新宿は煌びやかなネオンで彩られている。 歌舞伎町の歓楽街では風俗店の客引きが盛んに行われていた。
そんな光景を見てふと思う。
人間はなぜこうも愚かなのかと。 どうして欲望のままに他人を傷つけてしまうのかと……。
あれは確か中学3年生の頃だった。
俺には仲の良い友達がいた。 その友達とは毎日のようにバイクに乗って隣町の不良たちをシメに行っていた。
俺達は最強だった。
俺達の通った道に敵はいなかった。 俺はその時は自覚していなかったが、 調子に乗っていたんだろうな。(笑)
だからバチが当たったのかもしれない。ある日、いつも通り隣町に乗り込んだときのことだ。
俺は当時、暴走族に所属して暴れまわっていることを自慢していた。 すると相手は俺達のことを小馬鹿にした態度を取り始めた。
俺は頭に血が上って、 相手をぶん殴ってしまった。
そのあとのことは覚えていない。 目が覚めたら警察署にいた。
話を聞くと俺は喧嘩で相手の肋骨を折った挙句、バットで頭を打ち付けたらしい。
しかも頭蓋骨骨折で病院に搬送されたそうだ。 相手の頭は陥没していて脳みそが飛び出しかけていたらしい。
俺がやったことはとても重く、責任を追及されることになった。
未成年ということで刑罰は軽かったものの、結局、少年院に送られた。 そして高校進学は断念せざるを得なくなり、更生することもなく出所した。
俺は自分の過去を回想して思ったことがある。
人間なんて所詮はただのクズだと。 そして自分もその中の一人でしかないことを。
人は誰でも心に闇を抱えているものだ。
でもみんな心のどこかで自分は大丈夫だと思っている。自分は人を傷付けないと。 しかし人間の本質は醜い。
人の振り見て我が振り直せ。
人を見る目だけは曇らせてはいけない。もし君が誰かを大切に想うなら尚更である。 君はその想いを貫き通せるか?
俺はいつだって後悔はしない。
常に自分らしく、自分の信じる道を進むのみだ。 俺の人生はまだ始まったばかりだ。
これからどんな困難が訪れるかわからない。
だが俺は前を向いて歩いて行こう。 朝起きると、枕元に小さな紙切れが落ちていた。
拾い上げて見ると、そこには【唯我最強伝説】と書かれている。……最強伝説? なんのことだろう。
誰かのイタズラだろうか。 しかし、よく分からないのでとりあえず放置しておくことにした。
…………
今日は日曜日。
朝食を食べるため台所へ向かう。 冷蔵庫から食パンを取り出してトースターに入れる。
焼きあがるまで待っている間に目玉焼きを作る。
フライパンに油を引いて火をつける。 卵を落として蓋をし、少し待つと黄身が崩れ始める。
箸を使って形を整え、皿に盛りつける。
出来上がったものをテーブルに運ぶ。 俺は椅子に座ってテレビをつけた。
朝のニュースが始まる。
昨日起きた殺人事件の話をしていた。 現場検証の結果、犯人は死亡していることが分かったらしい。
警察は捜査を続けているとのことだ。
続いて天気予報が始まった。 関東地方は晴れ。最高気温は30度を超えるでしょう。
それでは皆さん良い一日をお過ごしください。……なるほどね。
食べ終わった後の食器を流し台に置き、洗い始める。 歯磨きを終えてから家を出る。
マンションを出て、自転車に跨り漕ぎ出すと風が気持ちいい。
空を見上げると快晴だ。 絶好のツーリング日和である。
いつもよりゆっくりと走りながら、目的地へと向かう。
到着して自転車から降りる。 ここは霞ヶ丘町にあるバッティングセンターだ。
……何故ここに来たのかと言うと、もちろん打つためである。
俺は子供の頃から野球が大好きなのだ。 小学生のころはリトルリーグに所属し、中学では学校の野球部ではなく地元のリトルシニアに所属していた。
ちなみにポジションはピッチャーをやっていて、右投げのスリークォーターで球速はMAX139kmくらいあった。
まぁ~、140kmの壁は超えられなかったけど、まっすぐの球質には自信があった。 変化球の球種はほとんど投げられたけど、主にカーブとカットボールとサークルチェンジと唯我ボール。
唯我ボールって言うのは俺が勝手に考えたオリジナル変化球のことである。
握りは普通のストレートと同じだけど、リリースの位置が他の人よりもかなり手前だったと思う。 指先だけで投げるような感じかな。
あとはスプリット系の変化もしていた気がする。
まぁ~、俺のピッチングスタイルはストレートで押すタイプだからあまり投げなかったけどな。 じゃあコントロールは悪いのかと聞かれるとそうでもないんだよなぁ。(笑)
なぜなら俺は小学生の頃から毎日欠かさず練習してきたからである。(にやっ!)
努力は裏切らない。(ニコッ♪) もちろん、コントロールも抜群。
バッティングの方はというと、中学3年間でホームランを打った回数は20本そこそこ。打率は8割超えといったところ。
まぁ~、俺はとにかく足が速かったので内野安打もそれなりに多かった。 もちろん、盗塁もたくさん決めていた。
でも実力差のあるチームと対戦するときは、あえて盗塁はしなかった。
なぜかって?俺が盗塁しまっくたらどうなるか?相手チームの気持ちを考えたらわかるだろ? だから俺もそこは大人なんで忖度しましたよ。
それくらい俺の足は速かったんだよね、冗談抜きで。
そして、高校生のときはスポーツ推薦で野球の名門校に入学したのだが、 そこの先輩たちが生意気だったんでボコボコにしてやったら退学になった。
先輩からの理不尽な振る舞いを受けいれてペコペコするくらいなら、自分の感情に素直であることを俺は選んだのだ。
まぁ~、それが正解かどうかはわからないが、少なくとも後悔はしていない。 そんな俺のことを周りの人たちは、バカだのモッタイナイだの言っていたが、別に気にならなかった。
仮に俺がそのまま高校を卒業して、プロ野球選手になって何十億稼ごうが、どんなに名誉ある賞を取ろうが関係ない。
金はいくらあってもいいが、それで幸せになれるとは思わないからだ。 俺にとっての人生の妙趣とは何かと問われれば、自分自身の意志を貫くことだからな。
それは金や名声なんかで計れるものではないし、誰のものでもない。
まして他人の価値観に左右されるようなものではないのだ。 人の手に操られるのではなく、自分の意思に従って行動できれば、
自由にもなれるし上に立つこともできるしな。
自分の人生を自分の思うままに生き抜くことこそが人生最大の幸福だと俺は考えている。 だから、たとえ高校野球ができなかったとしても、野球を諦めることにはならないし、
自分にとってはマイナスになることもない。
高校を中退した後、俺は家から近い定時制の高校に編入し、迷わず社会人野球のクラブチームに入った。 そこで練習をして、プロに成り上がるための努力を続けたのだが、まぁ~、
紆余曲折あって俺は新宿のヤクザの世界に入ることになった。
最初は半グレ集団の東京唯我会という半グレ集団に所属していたのだが、まぁ~、その辺の経緯は面倒臭いから話さないけどね。 俺にとって野球というのは、自分が自分らしく生きるための手段であり、道標なのだ。冗談抜きで。
だから、自分の生き方を他人に委ねたりしない。
それが結果的に間違っていたとしても構わない。 俺は自分だけの道を切り開くために、野球を通して挑戦し続けた。
そこで、俺は自分で野球のクラブチームを設立することにした。
チーム名は唯我サンファミリーフェニックス。 もちろん、目的は自分だけが満足できるような自分勝手なものではなく、ちゃんとした理由もあるのだ。
この話も長くなるから割愛するけど、要は俺と一緒にプレイしたいと思う仲間がたくさん集まってきたってわけさ。
それもこれも全ては俺自身の意志を貫き通したからだ。 まぁ~、クラブチーム設立の話しは置いとくとして、俺は色んなことをやってきた。
ん?なんの話しをてるんだ?
俺がモテモテだって話だったっけ? いやいや、違うか。(笑) そうそう、そんなわけで、バッティングセンターにやって来た俺は、マシンを相手に黙々とバットを振り続けていた。
もう1時間以上は振り続けているだろうか。
額からは汗が流れ落ちていた。 今日は特に調子が良い気がする。
まるで体が羽根のように軽く感じられた。
しかし、集中力だけは途切れることなく、どこまでも高めることができた。
まさにゾーンに入っている状態だと言えるだろう。 俺のスイングはどんどん鋭くなり、打球音はより一層大きな音を鳴らしながら飛んでいく。
ちなみに、俺は昔から夢中になるものがあると、時間を忘れて熱中してしまう癖があるのだ。
そのせいで、彼女との待ち合わせにも遅刻してしまうことが多々あった。 まぁ~、彼女は寛容な性格なので許してくれることが多かったが、それでもいつも申し訳ないと思っている。
でも、こればかりはどうしようもないんだよな。(苦笑)
それにしても、今日の俺はいつになく絶好調である。 本当に気持ち良くボールを打ち返すことができた。
今日はこれくらいにしておこうかな。
これ以上続けると、なんだか変になりそうだし。 俺はマシーンの電源を落としてから、バッティンググローブを外すと、ポケットから取り出したタオルで額の汗を拭った。
それから、ドリンクの入ったペットボトルを手に取って喉の奥へと流し込む。
冷たいスポーツ飲料が体の中を流れていく感覚が心地良い。 レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。