http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/87461/2

和田彩花:自分に関係あることを考えないなんて私にできないし、たぶんソレを取り入れているだけ。だけど、ソレを日本でやっていくのは色々と難しいです。

--どんなところに難しさを感じますか?

和田彩花:例えば、ジェンダーギャップのランキングが発表されたんですけど、日本は121位だったんです。それで「121位」という曲を作ったんです。
でも「YouTubeで公開するならどの曲にする?」という会議をしたときに、私は「「121位」でも良いんじゃないか」と言ったら「これはいろんな人に対してトゲがあるから」という理由で却下になったんです。
私はそこで「あ、そういう曲なんだ?」と思って。だって、実際に出ている数字であり、自分たちが意識しないといけない問題じゃないですか。
しかも直接じゃなく音楽で表現するのに、でもソレを出すのにはちょっと勇気が必要で……というときに難しさをすごく感じました。
自分の日常に関わることで、生きていくのに必要なあたりまえのことなのに、それですら発信しづらいんだなって。

--でも、有無も言わさぬ凄まじい表現力で発信している方もいますからね。そういう壁にしっかりぶつかっている時点で、あやちょもそういう表現者になっていくタイプだと思いますし、これからも「121位」のような性質の歌をどんどん書いていく人だと思いますよ。

和田彩花:そうですね。ただ、書きたいと思わないと書けないです(笑)。

--それはもう芸術家ですね(笑)。