aikoってキーワードで、辛くて正視できなかったQJを改めて読み返したら、全て腑に落ちた。

まず、杏果は人より大きな扁桃腺を生まれつき持っており、それがあの独特な歌声を生んでいた。
ところが、杏果本人はれにのような透明感のある声質が好きであり、自分の声にはあまり
執着しておらず、むしろ嫌いだったんだろう。
だから人からどんなに歌を褒められても、自分の歌に納得することはできなかった。

9/16以前、天童よしみ、aikoと女子会。その会では耳鼻咽喉科等の話もしている。
10/12福岡で初めて扁桃腺が腫れるが、熱は無く身体は動いので歌無しでTAKAHASHI出演。
10/13翌日発熱で緊急入院。
10/15退院後再発したが、フォーク村に強行出演して歌唱。
10月下旬 男祭り、親子祭りのリハにはほぼ参加できず。
10/29〜11/1 あたしの音楽、男祭り、親子祭りにほぼ完全な状態で歌唱。
11月某日QJのインタビューで扁桃線手術をする決意を語る。
11月中旬〜下旬? 手術
12/2FNSで復帰後初パフォーマンス

手術をするにあたって、声が変わるリスクがデメリットとしてあることを承知していたことは
インタビューから分かる。
ここで杏果本人が自分の声が気に入ってなかったことが、ポイントになるんじゃないだろうか?
自分の今の歌声を本人が気に入って無かったら、扁桃炎にならなくなるというメリットに対して、
デメリットは極めて小さくなるはずだ。
さらに手術をしても素敵なaikoさんという成功例を身近に目にすれば、勇気が沸く。

本人の決意を聞いて周囲には、杏果の歌声の素晴らしさを本人にアピールして手術しないで
薬で散らし完治する方法はないかと提案した人はいただろう。
だが、これ以上周囲やモノノフに迷惑を掛けられないという責任感と、
「たとえ誰かが褒めてくれても自分が自分の目と耳で判断する」
という、本人の揺るぎない信念が登場して来る。

今回の件は杏果が手術させてほしいと運営に積極的に働きかけて了承されたんじゃないかと、
自分は思うようになった。
今まで持っていた誰よりも優れた個性を捨てて、1からやり直すのは、本人が思ってるより
ずっと険しい道だと思う。それでも本人にはやらないという選択肢は無かったんだろうな。

本人の人生を決めることが出来るのは最終的に本人だけであり、人生を左右する決断を
本人が決められないことほど不幸なことはこの世に無いと思う。
もう何も言わない。杏果の人生だ。杏果がんばってくれ。