侑「繚乱!仁慈我鎖鬼(にじがさき)!!」
歩夢「………」
しずく「それよりも先輩、何かお探し中だったのでは?」
侑「そうだ怪物! 菜々ちゃんに聞きに行く途中だったんだ」
しずく「菜々ちゃん……」
侑「あ、えっと生徒会長の人だよ。中川菜々ちゃん!」
しずく「あぁ生徒会長の……先輩って、生徒会長とも仲がよろしいんですね……?」
侑「うん。まあ結構お世話にもなってるしね、私が……」アハハ
しずく「へぇーそうなんですか……♪」ニコニコ
しずく「……ちょっと、妬けちゃいます」チラッ
侑「えっ!?」キュン!
しずく「ふふっ♪」ニコッ
歩夢「……侑ちゃん、早く行こう」🤏🏻クイクイッ
侑「え? えっと……」
しずく「でも、怪物についてなら、私も少し知っていますよ♪」
侑「えっ本当っ!?」
しずく「はい♪ 私の知っていることならお話しますよ♪……代わりと言っては何ですが、私も先輩に聞きたいことがあるんですが……」
侑「うん! 私が話せることならなんでも…
歩夢「ダメっ!!」
侑「え……?」 >>520 少し修正
侑「そっか、しずくちゃんの繚乱する姿……きっと素敵なんだろうなぁ……!」
しずく「……もう、先輩はまたそういうことを」フフッ♪
歩夢「………」
しずく「それよりも先輩、何かお探し中だったのでは?」
侑「そうだ怪物! 菜々ちゃんに聞きに行く途中だったんだ」
しずく「菜々ちゃん……」
侑「あ、えっと生徒会長の人だよ。中川菜々ちゃん!」
しずく「あぁ生徒会長の……先輩って、生徒会長とも仲がよろしいんですね……?」
侑「うん。まあ結構お世話にもなってるしね、私が……」アハハ
しずく「へぇーそうなんですか……♪」ニコニコ
しずく「……ちょっと、妬けちゃいます」チラッ
侑「えっ!?」キュン!
歩夢「っ!?」
しずく「ふふっ♪」ニコッ
歩夢「……侑ちゃん、早く行こう」🤏🏻クイクイッ
侑「え? えっと……」
しずく「でも、怪物についてなら、私も少し知っていますよ♪」
侑「えっ本当っ!?」
しずく「はい♪ 私の知っていることならお話しますよ♪……代わりと言っては何ですが、私も先輩に聞きたいことがあるんですが……」
侑「うん! 私が話せることならなんでも聞いてよ!」
しずく「本当ですかっ♪ でしたら、良かったら二人きりで……♡」
歩夢「っ!! ダメっ!!」
侑「え……?」 歩夢「ごめんね、私達急いでるからっ! 侑ちゃん、行こうっ!」🤝グイグイッ!
侑「わわっ、歩夢っ!?」グイッ↩︎
侑「ごめんねしずくちゃんっまたねー!」👋フリフリ
しずく「……はい、ではまた♪」👋フリフリ
しずく「……私、何か歩夢先輩の気に触ることでもしちゃったかな?」
しずく「……それとも……」
〜間〜
歩夢「………」🤝グイグイ
侑「ちょ、歩夢待ってよ! そんなに引っ張らなくても……」
侑「それになんで急に、別に急いでた訳でもないのに……」
歩夢「……侑ちゃん、あの子とはもう関わっちゃダメだからね」
侑「えぇ……? なんで……??」
歩夢「……とにかく、ダメだから……ね」🤝ギュッ…
侑「……歩夢ってたまーに、私が紹介する人に対して不機嫌になる時があるよね……何で?」
歩夢「えっ!?/// それは……その……///」
歩夢「と、とにかくダメなものはダメなのっ……!///」
歩夢「二人きりとか特にっ!/// 侑ちゃんそういう危機感とか全然持ってないんだからっ!!///」
侑「えー? しずくちゃん、いい子だと思うけど……私にかすみちゃんを紹介してくれたんだよ?」
侑「それにもう何回か学校で二人きりでもお話してるし……」
歩夢「とにかく、あの子は何か嫌な感じがするから……」
侑(うーん……なんでそんなにしずくちゃんを遠ざけようとするのかなぁ……?) ・・・
── 生徒会室📎 ──
栞子「"ニジ学の怪物"……ですか」
侑「うん、生徒会で何か知ってたりしないかな?」
栞子「……会長、どうしますか?」
菜々「残念ですが、その件についてはこちらから教える事は出来ません」
侑「え、それって何か知ってるってこと? そんなこと言わずに教えてよ〜!」
菜々「無理な物は無理です。生徒会も忙しいんです、どうかお引き取りください」
侑「その怪物を見つけられたら同好会に入ってくれるって子がいるの、だからお願いっ!」
菜々「………」
侑「菜々ちゃん……!」ジッ…!
菜々「……無理、です」
侑「……じゃあ、栞子ちゃん! 少しでもいいから教えてよっ!」
栞子「え? 会長が教える事が出来ないことを私が教える訳には……」
侑「ほら、歩夢からもお願いしてあげてよ!」
栞子「えっ、そ、そんな上原さんからのお願いだなんて……っ!」チラッ
歩夢「………」
栞子「あ、あれ……? 上原さんは……知りたい訳では無いのですか……?」
歩夢「え? うん、私はそんなにかな……」
栞子「そ、そうですか……」シュン ぽむも菜々も両方よも甘やかしてくれないのは珍しいね
そんなやばいやつなのか 侑「そんな、歩夢まで……」
菜々「第一その怪物を見つけて欲しいと頼んだ生徒は、その後どうするつもりなんですか?」
侑「え? どうするって……あれ、どうするんだっけ?」
歩夢「侑ちゃんが直ぐに生徒会に聞いて来るって走るからそこまでは聞いてないよ……」
侑「あはは……そういえばそうだった……」
菜々「……怪物は学園外でイデアを使用するんです。そんな人物を捜索するなんて、問題を起こしに行くようなものとしか考えられませんが……」
侑「え、学園外でイデアを使う……?」
菜々「……危険なんですよ。先日の裏繚乱との件みたいに、またあなた達は危険な方向へと自ら向かっているんです」
侑「………」
菜々「……忠告はしましたからね。これ以上の詮索は辞めることをおすすめします」
菜々「仲間を集めるのは結構ですが、この学園では残念ながら危険な人物も多いんです」
菜々「この忠告を聞いて、どうか考えを改めてくれることを願います」
侑「……うん、分かったよ。少し考え直す」
侑(……怪物が危険な人だって言うなら、なんで愛ちゃんがその人を探してるのかは、聞いておかないとダメだよね……) 菜々ちゃんを倒すために仲間を集めるのに、その仲間を集めるために菜々ちゃんと相談なんて侑ちゃんも相当菜々ちゃんに甘えてるね
この2人の過去はマジで知りたい
歩夢はどういうスタンスだろ ・・・
栞子「それにしても裏繚乱に続いて怪物の件まで……高咲さんは何かに巻き込まれる体質でもあるのでしょうか?」📄カキカキ
菜々「だとしたらタチが悪過ぎますよ……悪人はいない方が良いですが、いっそ誰かによる仕業の方が手の施しようがあります……」📄カキカキ
栞子「誰かによる仕業、ですか……その可能性も確かにありますね」ペラッ📄
栞子「先日の捕らえた裏繚乱の調査についてですが、会長の仰っていた通り、傷の模様の仮面を付けた人物は、会長が捕らえた段階の人物とは別人で間違いなさそうです」
菜々「……やはりそうですか」
栞子「拘束中の本人の証言や、会長のイデアによる体の外傷、仮面の焦げが無くなってる事」
栞子「それに加えて、同じく捕らえた雲と蟲の仮面は、会長のイデアの影響か未だに寒さを訴えてきてるのに対して、傷の仮面だけは平然としていますから……」
菜々「それは怪我の功名、と言うものですね。恐らく逃した犯人も怪我の回復まで数週間は掛かるはずです、その間は大人しくしてくれるといいのですが……」
栞子「ですが、それが事実なら何故犯人はわざわざ傷の仮面に扮して直接高咲さんたちを襲ったのでしょう?」
菜々「……これは私の憶測にすぎませんが、もしかしたら犯人は高咲さん達にとって意外と"身近な人物"かもしれませんね」
栞子「身近な人物……?」
菜々「犯人は裏で手を引くのではなく、表で動いていた、自らの手で高咲さん達を襲っていた」
菜々「そんな大胆な行動をする人物なら、身近な存在、もしくは既に何らかの形で接触を図っている可能性が高いという憶測です」
菜々「よっぽど高咲さんや中須さんに恨みがあるのか……それともまた別の動悸があるのかは分かりませんが……」
栞子「なるほど……確かに可能性はありそうですね……なら何故、高咲さんにそれを伝えなかったのですか?」
菜々「可能性があるとはいえ私の憶測に過ぎませんし」
菜々「何より、あの人が誰かを疑うなんて事をするとは思えませんから」
栞子「それは……困りますね……多少は猜疑心の心も持ち合わせていないとなると、少し心配になります」
菜々「そうですね……」
菜々「……本当に、困った人ですよ」📄ペラッ… ── 中庭🌳 ──
はんぺん「にゃぁ〜?」
璃奈「そっか、はんぺんも知らないってさ」
かすみ「わかるの!? って、いやいや猫ちゃんに聞いても分かるわけないでしょ!」
璃奈「……でも」
愛「やっほー! ねえねえキミ、ちょっとだけ聞きたいことあるんだけど、アタシ人を探しててさー」ヒョコッ
生徒「え? うん……」
璃奈「……私は愛さんみたいに初対面の人と上手くお話できないから……」
かすみ「まだ試してもないじゃん! ものは試しだよりな子、ほらっあそこの人に聞いてみなよ♪」ドンッ!
璃奈「え? えっと……」
通りすがりの生徒「………?」
璃奈(知らない人……なんて声掛けたらいいのか分からない……)
璃奈「………」ジッ…
通りすがり生徒「な、なに……?」
かすみ「ちょっと、無言で目の前に立たれたら怖いに決まってるじゃん!」
璃奈「で、でも何話せばいいかわからなくて……」
かすみ「かすみんと初めて会った時は普通に喋ってたのに」
璃奈「あの時は仮面で顔が隠れてたから……」
璃奈「あっそうだ顔を隠す、カバンに入ってる液晶タブレットで顔を隠せば……!」ガサゴソ📱
かすみ「え?」
璃奈「ジャーン! こんにちは!」📱
璃奈「突然なんだけど、怪物を知らない?」📱
通りすがり生徒「え、怖……今目の前にいるあなたの方がよっぽど怪物ーっ!!」ビューン!🏃💨
璃奈「………」
かすみ「……いや、そりゃタブレットで顔隠した変な人に声かけられたら逃げるでしょ普通……」 りなりー、形はどうあれ初対面の人と話せるようになっただけすごいよ 愛「あははっ、りなりーなにしてるのー?」
璃奈「愛さん……私、やっぱり表情出せないのって怖いのかな……」
愛「えー? りなりー可愛いと思うけど……」
かすみ「かすみんの方がかわいいです!」
愛「あっじゃあこうするのはどうかな? タブレットのスケッチアプリ開いて……」カキカキ
愛「ほら、笑ってる顔を書いて映したらめっちゃ可愛い!」
璃奈「……笑ってるように、見える?」📱从||>ᴗ<||从
愛「うんうん! 名付けて、璃奈ちゃんボード!」
璃奈「璃奈ちゃんボード……! にっこりん♪」📱从||⸝⸝>▿<⸝⸝||从
璃奈「流石愛さん、ありがとう……! やっぱり愛さんは凄い、私の憧れ。キラキラ」📱从||✨ᴗ✨||从
愛「えー? そんな褒められても照れるって〜♪」
璃奈「これなら行けそう、私も愛さんために頑張って声掛けてみる!」
愛「うんうん! ありがとう、りなりー♪」
かすみ「ぬぬぬぬ……それならかすみんも負けませんからね!」
かすみ「かすみんのかわいさで、通りすがりの人をきゅんきゅんのメロメロにしてみせるからっ!」ビシッ!
愛「おおっ? やる気満々! やったれかすみん〜♪」
璃奈「大丈夫かな……」
通りすがりの生徒「………」トコトコ
かすみ「やっほー☆ みなさんお待ちかね! みんなのスクールアイドル、スペシャルスクールアイドルかすみんこと、中須かすみで〜す☆」キャピ~ン☆
通りすがりの生徒「……え? は? なか、"かすかす"?」
かすみ「……あ"?」ピキッ
璃奈「あ……」||!◻︎?||
かすみ「かすかすじゃなくて……かすみんって言ってんだろうがァッ!!!」👊ッ!!
通りすがりの生徒「きゃぁぁぁっ!!?」
愛「かすみんストーーップ!!?」 ・・・
── 帰り道🌈 ──
愛「ってな感じでかすみんが大暴れしちゃってさ〜」アハハ
璃奈「私とかすみちゃんは初対面の人と相性が悪い事がわかった……」
かすみ「あ、あれは不可抗力ですから〜っ!」
侑「あはは……」
璃奈「でもやっぱり愛さんは凄い、暴れるかすみちゃんも直ぐに抑えてくれたし、今日だけで百人以上は聞き込みをしてた」
侑「ええっ百人以上っ!? 凄い……!」
璃奈「それに、私に璃奈ちゃんボードも教えてくれた」📱从||>ᴗ<||从ニッコリン
侑「なにそれ可愛い! 流石愛ちゃん!」
璃奈「愛さんは天才」
侑「愛ちゃん天才!」ニコッ
愛「えぇー! ちょっと褒めすぎだってば〜♪」
愛「そんなに褒めても、何も出な"ぁい"ぞ? "愛"だけに♪」
侑「でなあい……ぷっ、ぷひゃっ!! あっははははははっ!!!」
かすみ「えぇ……ば、爆笑してる……?」
歩夢「……侑ちゃん、笑いのレベルが赤ちゃんだから……」
愛「あはははっ! 愛さんのダジャレを笑ってくれてうれしー♪ 嬉しくてらんらん走っちゃいそう、Runだけに♪」
侑「あっはははははっ!! 愛ちゃんさいこ〜っ!♪」
璃奈「愛さんはやっぱり凄い、私も見習わないと」
かすみ「いや、そこに関しては見習う所じゃないような……」 愛さんは頭の回転が早いからすぐにだじゃれが思い浮かぶんだろうなぁ 愛「あー今日めっちゃ楽しかった〜♪ 愛さんこっちの道だから、またね!」👋
侑「ふひゅっ……ま、またねっ……ぷふっ!」👋プルプル
かすみ「いつまで笑ってるんですかっ!?」
愛「りなりーもこっちの道だよね? 途中まで一緒に帰ろー♪」
璃奈「あ、えっと……私も侑さんと同じ道……」
愛「あれ? りなりーもしかして引っ越したの?」
璃奈「ううん、そうじゃなくて今は私、侑さんの家に住んでるの」
愛「えぇー!? そうなんだ、へぇー……それって同棲、みたいな……?」
璃奈「侑さんの家は、もう第二の実家のようなもの……///」📱从||⸝⸝> ᴗ <⸝⸝||从
愛「凄いじゃんりなりー! もうアツアツみたいな感じっ!?」
璃奈「侑さんは私と家族になりたいって言ってくれた」
愛「えぇっ!? それって……///」
かすみ「違いますよぉっ!! りな子は侑先輩のい・も・う・と! 妹みたいな存在ですよねっ!!?」
侑「あはは、璃奈ちゃんみたいな妹、欲しいよね〜」
璃奈「……むぅ」
愛「あははっなんだそっかー。せっかくだから久しぶりに、りなりーの家にお泊まりしたいなーって思ってたんだけど……それならしょうがないね」
璃奈「っ! 愛さんとお泊まり、したい……! けど……あ、じゃあ侑さんも今日は私の家に止まって欲しい」
侑「璃奈ちゃんの家……! うん、私は全然いいよ!」
璃奈「やった、愛さんも良い……?」
愛「うんうん! お泊まりする人は沢山いるとより楽しくなるもん!」
かすみ「えっずるい! 侑先輩が泊まるならかすみんも泊まりたいっ!」
歩夢「わ、私も……!」
侑「あははっじゃあ今日はみんなで璃奈ちゃんちのお泊まりだ♪」
璃奈「大人数でお泊まり……! 楽しみ、だけど……どうすればいいのか分からない……」📱从|| >︿<。 ||从
愛「だいじょーぶ! 愛さんに任せてよ♪」ニコッ ・・・・・
── 璃奈ホーム📶 ──
愛「はい! 愛さん特製もんじゃをどーぞ!」
侑「わぁ〜いただきます!」
璃奈「愛さんの作るもんじゃ焼き、好き」モグモグ
かすみ「でも、なんでもんじゃ……?」
愛「愛さんの実家、もんじゃ焼き屋さんなんだよ。だから味には自信あるんだ♪」
愛「りなりーの家のホットプレートも良い奴だし、食材も合わせて買ってきたから、お店とほとんど同じ味のはずだよ!」
侑「モグモグ……うーん、美味し〜♡ これならいくらでも食べられちゃうよ!」
愛「ありがとー♪ 是非お店にも来てよ、サービスするよ♪」
侑「うん! 絶対行く行く!」
愛「ほら、沢山焼くからじゃんじゃん食べてよ!」
侑「やった! うわぁ〜どのもんじゃも美味しそう〜! 熱っ!?」
歩夢「もう、そんなにがっつくから……私が冷ましたので良かったら、食べる?」
侑「え、いいの? ありがとう、食べる食べる!」
歩夢「ほら、あーん……」
侑「あーん……モグモグ……おいひ〜♡」
歩夢「ふふっ♪」ニコニコ
璃奈「侑さん、こっちのも美味しいよ。あーん……」
侑「あーん……モグモグ……こっちもおいし〜♡」
愛「なになに〜そういう流れー?」アハハッ
愛「それなら愛さんからは、ちょうど焼きたてのもんじゃをどーぞ♪ 熱かったらふーふーして冷ましてあげるよ♡」
かすみ「ああっずるいですよっ!? かすみんも侑先輩にふーふーしてあげますぅっ!」 〜間〜
侑「はぁ〜美味かった〜♡ もんじゃって色んな味があるんだね」
愛「定番のチーズ、もち、イカ、豚とかだけじゃなくて、色んな具材に変えて楽しみるのももんじゃの魅力だからね〜愛さん的にはぬか漬けとかもオススメだよ!」
侑「そうなんだ〜愛ちゃんの作るもんじゃ焼きなら、本当に毎日でも食べたいくらい!」
愛「ありがと♪ もしかして、ゆうゆの胃袋掴んじゃった感じ?」
侑「うんっ! 掴まれちゃった!」ニコッ
かすみ「むむむっ! かすみんだって胃袋のひとつやふたつ掴めますけどっ!」
かすみ「侑先輩っそろそろ食後の甘いデザートがほしくなってきた頃じゃないですかっ!?」
侑「うん、確かに甘いものが食べたいね?」
かすみ「にししっ♪ それならお任せを! じゃーんっ」🥖🥖🥖🥖
璃奈「これは、大量のコッペパン……?」
歩夢「いい匂い〜♪」
侑「わぁ美味しそう〜! これ、かすみちゃんが作ってくれたの?」
かすみ「はい♡ そしてこれは〜侑先輩専用の、かすみんの愛情がた〜っぷり入った特製デザートコッペパンですよ〜♡」🥖💎
侑「凄い! なんかキラキラした粉が付いてる!」
璃奈(……あれ? あのキラキラどこかで……)ジーー
かすみ「えへへ♡ 他のコッペパンよりも、もっともーっとかすみんの侑先輩への想いがこもってますので♡」🥖💎
璃奈(……あ、まさか、かすみちゃんのイデア(ダイアモンド)が……っ!?)
かすみ「さあ侑先輩♡ 侑先輩のために作った特注ですよっ♡ あーん♡」🥖💎
侑「あーん……モグモグ……んっ!!?」
璃奈(だ、大丈夫かな……?)
侑「美味しぃ〜♪ ふわふわの生地にクリームと、上に乗ってるトッピングのザクザクした食感がすごく合ってる!」✨
璃奈(美味しいんだ……)ホッ
かすみ「えへへぇ〜♡ かすみんの想いが侑先輩の体の中にまで届いてる……えへへっ♡」
璃奈「……かすみちゃん、意外とそういう所あるんだ……」 ダイアモンド砕いて乗せるってお前金箔じゃないんだから……
っつか、ダイアモンドって炭素の塊だけど食って大丈夫なのか? かすみ「どうですか侑先輩っ! かすみんのコッペパンも、もちろん毎日食べたいですよねっ!?」
侑「うんうんっ! こんなに美味しコッペパンが毎日食べられたら幸せだよ〜♪」モグモグ
かすみ「うぇへへ〜そうですよねそうですよね〜♪ まだまだ沢山あるのでどんどん食べてくださいねっ!」🥖🥖🥖コンモリ
侑「うんっ! もちろん食べたい……けど……」
璃奈「モグモグ……流石にこんなには食べられない。お腹いっぱい……」📱从|| ´ ⤚`; ||从
愛「あはは、愛さんのもんじゃ食べすぎちゃったね……」
かすみ「えぇーっ! せっかく出来たてで一番美味しいのにぃ……」
歩夢「モグモグモグ……っ! そ、そうだよね……美味しいけど……私もお腹いっぱい……かも……」
侑「え? 歩夢もうお腹いっぱいなの? いつもならもっと……
歩夢「わ、わーーっ!!///」✋クチオサエ
侑「むぐっ!? ぷはっなんで止めるのっ!?」
歩夢「い、いいからっ!///」
愛「なになに〜? 歩夢の恥ずかしい話〜?」
侑「恥ずかしい話じゃないけど、歩夢いつもならもっと食べてるから……この前食べ放題ビュッフェ行った時も2時間ずっと食べ続けて……
歩夢「も、もうっそれ以上言わなくいていいからっ!///」カァァァァ
かすみ「歩夢先輩……! かすみんのコッペパン食べてくれるんですかぁ……!」パァァァ
歩夢「うっ……うん……じゃあ……美味しく、いただくね……?///」モグモグ
歩夢「………」モグモグモグモグ🥖
愛「おぉ〜! これは見事な食いっぷりだね!」
侑「沢山食べる歩夢も可愛いよ♪」ニコッ
歩夢「み、見なくていいからっ!///」モグモグ
璃奈「歩夢さん、結構食べるタイプなんだ……!」 歩夢は太ももとか太いもんね…
そりゃたくさん食べるよね ── お風呂場🛀 ──
侑「はあ〜♪ 璃奈ちゃん家のお風呂、ジャグジーまでついてるの凄いなぁ〜」🫧ブクブク
侑「流石タワーマンション……広くて丸い形のお風呂も、うちのお風呂とは大違いだ♪」アハハ
璃奈「気に入ってくれた?」チョコン
侑「うん……って璃奈ちゃんいつの間にっ!?」
璃奈「一緒に入りたくて……だめ?」
侑「う、ううん! ダメじゃない、けど……」
璃奈「よかった……♪」ギュッ♡
侑(……せっかく広いお風呂なんだからこんなに密着しなくてもいいのに……///)アハハ
璃奈「……お風呂、一緒に入るの久しぶり」
璃奈「最後に一緒に入ったのは、小学生の時。お母さんと一緒に入った記憶だから……」
侑「璃奈ちゃん……」
璃奈「あ、違うの……そうじゃなくて、侑さんにお礼が、言いたくて……」
璃奈「侑さんが私の素顔を見てくれたから、声をかけてくれたから、こうしてお家でお友達とお泊まりが出来てる」
璃奈「愛さんにも、私から声をかけて、またお話しようなんて思わなかったと思うから……」
璃奈「だから私、上手く伝わってるか分からない、けど……侑さんに……!」
侑「大丈夫だよ、ちゃんと伝わってるよ」ナデナデ
璃奈「っ! 侑、さん……」
侑「私も璃奈ちゃんにお礼が言いたいもん! 璃奈ちゃんと出会えて、ときめく日々が過ごせてるから♪」ニコッ
侑「だからこれからもよろしくね! 私も、璃奈ちゃんがときめくような毎日を過ごせるようにそばでサポートさせて貰うから♪」
璃奈「……嬉しい、ありがとう侑さん♡」ギュッ♡
侑「わわっ、あはは……璃奈ちゃん流石に今、そんなに密着するのは……///」
璃奈「………///」ジーーー
侑(璃奈ちゃん……?/// 顔が近い……///)ドキドキ ・・・
── 寝室🛌 ──
璃奈「ふわぁ……」ᐝ
愛「りなりーそろそろおねむ?」
侑「明日も平日だし、今日はもう寝よっか」
璃奈「うん……みんなのベットは別室にあるから自由に使っていいよ」
侑「うん、じゃあおやすみ。璃奈ちゃん」
🤏🏻クイッ
侑「……?」
璃奈「侑さんは……私のベットで一緒に寝よ?」🤏🏻クイッ
侑「っ!」キュン
璃奈「愛さんも一緒がいい……」チラッ
愛「りなりーっ! うんうんっ一緒に寝よ〜♪」キュンキュン
かすみ「りな子ばっかりずるい! かすみんもっ!」
璃奈「四人は流石に定員オーバーだから」
かすみ「ぬぬぬっ! じゃあ侑先輩っ! りな子じゃなくて、かすみんと一緒のベットで寝ましょうよ〜!」
かすみ「侑先輩も〜かすみんの方がいいに決まってますよねっ!」ギュッ♡
侑「え? えっと……」
璃奈「そんなことない。侑さんは私と一緒がいい、よね?」🤏🏻クイッ
侑「う、うーん……」
愛「あははっゆうゆ、めっちゃ人気者じゃん♪ じゃあここは、ゆうゆを賭けてトランプで勝負とかどお?」
かすみ「望むところです! かすみんは負けませんよ〜!」バチバチ⚡
璃奈「私も負けない。愛さんも協力して欲しい」バチバチ⚡
愛「おっけ〜愛さんに任せてよ♪」
かすみ「なっ二対一とかずるいっ! 歩夢先輩も、かすみんに協力してくださいよ〜っ!」
歩夢「え? 私も?」
かすみ「こうなったらしょうがないですっ勝った暁には歩夢先輩も入れて一緒に三人で寝ていいですからっ!」
歩夢「うーん、じゃあ……」
愛「あははっ♪ それじゃあ、ゆうゆ争奪戦の大富豪で勝負開始〜♪」
侑「え、えぇー……?」 ・・・・・
── 朝☀ ──
侑「ふわぁ〜〜……」パチリ 𓂂𓏸
璃奈「……んんぅ」💤
侑(あれ? あ、そっか。璃奈ちゃんの家に泊まってるんだった)
侑(昨日の夜は結局、愛ちゃんがトランプで全勝してて凄かったな〜)
侑(って、今5時か……早く起きすぎちゃったな……)📱
侑(? 愛ちゃんがいない……?)キョロキョロ
・・・
── リビング📶 ──
侑「愛ちゃん……? おはよう。起きるの早いね?」
愛「あれ? おはよう。もしかして起こしちゃった?」
侑「ううん、なんか目が覚めちゃって。もう着替えてるけど、どこか行くの?」
愛「うん、愛さん朝にランニングするのが日課なんだ」
侑「へー、すごいなぁ……私は朝は起きるの苦手だから考えらんないや……」アハハ
愛「そうなの? じゃあ、ゆうゆも一緒に行く?」
侑「え?」
愛「朝のランニング! 朝は空気がおいしいから走ってると、ちょー気持ちいいよ♪」ニコッ
愛「それにいつもしてないことなら尚更! 楽しいと思うからさ♪」グイグイッ
侑「え、愛ちゃんちょっと待ってーっ!?」 ・・・
── 街道🙌 ──
侑「はぁ……はぁ……あいちゃ、待ってぇ……」ゼェハァ…
愛「大丈夫? ごめんね、愛さんペース上げすぎちゃったみたいで……」
侑「はぁ……はぁ……ううん、ごめん、私ちょっと体力なくて……」ハァハァ…
愛「ちょっと休憩しよっか、ほらあっちまで歩ける?」ギュッ🤝
侑「うん……愛ちゃん、すごいね……いつもこんな量を走ってるの……?」ハァハァ…
愛「んーいつもはあと数キロは走ってるかなぁ……」
侑「え、そんなにっ!? ご、ごめんね私が止めちゃって……」
愛「いいよいいよ、強引に誘ったのは愛さんなんだし……"強引"に"Going!"なんつって♪」
侑「ごうい……ぷっ、ぷひゃっ!!! あっははははっ!!! かはっ!? い、息がぁっ……!」コヒュッー…
愛「あぁーごめんごめんっ! 息切れしてる時に笑わせるべきじゃなかったねっ!?」
〜間〜
愛「落ち着いた?」
侑「うん……ごめんね愛ちゃん……」アハハ
愛「なんで謝るの〜? 愛さんめっちゃ楽しいよ♪ 一緒に走るのもそうだし……なんか、ゆうゆと一緒にいると楽しいんだ♪」
侑「え、そう……?」
愛「うんうん、りなりーもかすみんも歩夢も、めっちゃゆうゆの事が好きじゃん? なんでかなーって思ってたんだけど理由はそれなのかな?」
愛「愛さんももっと知りたいな、ゆうゆのこと」
愛「ねえ、もっと教えてよ君のこと!」ニコッ ・・・
愛「えぇー!? 繚乱で全敗?」
侑「あはは……生徒会の記録だと確か、84戦84敗……みたいで」アハハ
愛「は、84〜!? ヤバっ! 愛さんよりも繚乱してるじゃん!」
愛「でも不思議だねー? 愛さんも結構繚乱やってるけど、そんなに繚乱してるゆうゆの噂すら聞いたことないなんて……」
侑「あーそれは確かに……弱すぎて話にもあがらないのかもね……あはは、愛ちゃんも結構繚乱やってるんだ?」
愛「うんうん、愛さんは確か……53戦くらいだったかな?」
愛「自慢じゃないけど、愛さんは全戦ぜんしょー♪」✌🏻ブイ
侑「ええっ凄い! 私とは真逆だぁ……」アハハ
愛「っていうのも、公式の繚乱ではの話なんだけどね」
侑「え? 公式……?」
愛「ほら、たまにいるじゃん? 学園外でもイデア使う悪い人。目に止まったりとか、友達が巻き込まれてるとさ、どうしても見て見ぬふりは出来なくてさ……」
愛「それで愛さん、つい申し込んじゃうんだよね。学園外で非公式の繚乱……あ、これバレたらやばいから内緒ね?」
侑「うん、それは勿論だけど……でもそんな秘密を私に教えちゃってよかったの……?」
愛「あははっなんかつい口に出しちゃった♪」ニコッ
侑「えぇっ! そんな軽いノリでいいのっ!?」
愛「うそうそ♪ なんでだろうね、キミにはつい話したくなっちゃった……」
愛「ゆうゆのことを教えてくれたからかな? うーん、やっぱり楽しかったからかも! だから、愛さんからのお返し♪」
ギュッ🤝
愛「……二人だけの、秘密だぞ♡」
侑「っ!///」ドキッ 愛「あははっゆーびきーりげーんまーん嘘ついたらハリ千本のーますっ!」🤙🏻
愛「指切った♪」ニコッ
侑「あはは、指切りなんて久しぶりにしたかも……///」
侑「そういえば、ハリセンボン飲ますって、魚のハリセンボン? それとも、針千本?」
愛「確か針千本だよ、あとは、指切りげんまんの拳万(げんまん)は、一万回殴ることらしいよ? あははっめっちゃこわいよね〜♪」
侑「へぇ〜子供の頃は知らずに言ってたけど、結構怖いこと言ってたんだね……」アハハ
愛「うんうん、あ、ノリでやっちゃったけど流石に一万回殴るのも針千本飲ますのもしないからねっ!?」
侑「あはは、流石に私もそこまでされたら死んじゃうかも……」
📱ピピピピピピピッ!
愛「あ、もうこんな時間……愛さんそろそろ行かないと、ゆうゆは先に帰ってていいよ」
侑「うん、まだ学校まで時間はあるけど……なにか予定があるの?」
愛「うん、病院に行きたくて……あ、愛さんがどこか悪いとかじゃないよ? お見舞いに行きたいの」
侑「お見舞い……そうなんだ」
愛「あ、よかったらゆうゆも来てくれる? おねーちゃんも喜ぶと思うんだ♪」
侑「え、お見舞いって愛ちゃんのお姉さんなの!?」
愛「うん、とは言っても血は繋がってないんだけどね。小さい頃からずっと遊んでもらっててさ♪」
侑「そうなんだ、愛ちゃんのお姉さん会ってみたいな……あ、お邪魔じゃなければだけど」
愛「本当っ!? じゃあ早速いこいこ〜♪ 愛さんもキミをおねーちゃんに紹介したいんだっ♪」ニコッ