せつ菜「はぁはぁ……みなさんすみません、遅れちゃいま……あれ?」ロリ侑「お、お姉さん、だれ……?」
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せつ菜「……あれ?侑さん?なんだか小さく……」
侑「なんでわたしの名前知ってるの……?」
せつ菜「……え?え??ええぇぇぇえぇえ~~~!?!?」
せつ菜「ど、どういうことですか!?侑さんが小さくなって……まるで小学生のような……それに同好会のみなさんは……?」
侑「うぅ……」ウルウル
せつ菜「なっ……!」キュンキュン どうしよう立つと思わなかった
書き溜めた分投下します せつ菜「……こほん。びっくりさせてしまってごめんなさい。私も突然のことで分からないことが多くて動揺してしまいました」
侑「……」コクン
せつ菜「あなたは……高咲侑さんですね?年はいくつですか?」
侑「10才です……」
せつ菜「……ふむ。そうなると小学4年生というわけですね。なるほど……」
せつ菜「えっと、次は……侑さんは、自分がどうしてここにいるか、わかりますか?」
侑「わかんない……気がついたらここにいたの……」
せつ菜「そうでしたか。教えてくれてありがとうございます」 せつ菜(ううむ……原因は璃奈さんの発明品といったところでしょうか?身体が小さくなってしまった、あるいは過去の侑さんが連れてこられてしまった……。どちらにせよ、直前の記憶は無い様子。そして、なにより……)
せつ菜(かわいい!!!!)
せつ菜(普段は天真爛漫で可愛らしくてみんなを笑顔にさせてくれて、それでいて聡明で思いやりがあって気遣いができて優しくてかっこよくて私より少しだけ背が高くてときどき私のことを大好きと言ってくれる侑さん……)
せつ菜(でも、今、目の前にいるのは!不安でしおらしくなって、涙で目を潤ませながらこちらを見つめている、心も身体も記憶もすべて小学生になってしまった侑さん!!)フンスフンス
せつ菜(やや中性的で整ったお顔は将来数多の女子を釘付けにするイケメンさと可愛さの黄金比を保ったまま幼くしたようであり、触れ合えそうな距離にいるときだけ意識できた身長差は見る影も無くなりもはや私よりずっと小さく、大きな魅力の一つであった本来の明朗闊達さは鳴りを潜め、助けを求めたいがどうしていいかわからず、まごつくことしかできない侑さん!!!) りなりーが愛さんの夢を叶える発明品を作ってくれたのかな? せつ菜(そんな侑さんを目の前にして、あろうことか私は、抱いたことの無い大きなトキメキで胸がいっぱいになっている!!この形容し難い感情に私もまたどうすればよいかわからず――)
侑「あ、あの!お姉さん!」
せつ菜「えっ、あっ、ハイ!」
侑「ここ、どこなの……?どうしよう、もしかしたらわたし、まい子になっちゃった、のかなぁ……?」ウルウル
せつ菜(はっ!不肖優木せつ菜、しかしいたいけな少女を泣かせてしまうわけにはいかない!)
せつ菜「侑さん、心配しないで。私が来たからには、もう大丈夫ですよ」ポンポン
侑「ふぇ……?」 せつ菜「自己紹介がまだでしたね。私の名前は、優木せつ菜、といいます。せつ菜ちゃん、って呼んでくださいね♪」
侑「……」コクンッ
せつ菜「今あなたがいるここは、お台場にある、虹ヶ咲学園です!そして私は、ここに通う生徒!高校2年、優木せつ菜です!」
侑「お台場の、ニジガク……?」
せつ菜「はい、そうですよ♪」
侑「そっかぁ……よかったぁ……!あのね、せつ菜ちゃん、わたしね、けっこう近くに住んでるんだよ!マンションにもニジガクに通ってる人いるんだぁ!そういえば、せつ菜ちゃんの制服見たことある!二人とももしかしたら知り合いなのかなぁ?」
せつ菜「うふふ、どうでしょうね。知り合いだったら、素敵ですね!」
侑「うん!」
せつ菜(良かった……笑顔になってくれた!) 一人だけなんて選べなくて常にニヤけててそれでいてスケベのゆうゆがロリに… 侑「……せつ菜ちゃん、あのね、わたし……目が覚めたらここにいたんだよ。なんでここにいるかわかんないし、なんにも覚えてないの」
せつ菜「うんうん」
侑「それでね、どうしよー!って思ってたら、いきなりだれか入ってきて、びくーっ!ってしてたら、今度はでっかい声で謝ってて、またびくーっ!ってして……とにかく、めっちゃびっくりした!」
せつ菜「あはは……さっきはすみませんでした……」
侑「いいのいいの!びっくりしたけどね、悪い人じゃなさそうだなーって思った!」 せつ菜「へへへ……果たして本当にそうでしょうか……?ぐっへっへ……」
侑「ぎゃーーはは!」
せつ菜「食べちゃうぞ~~!!こちょこちょこちょ~!!」
侑「んぎゃーーーー!!ひゃひゃひゃ!!あっひゃっひゃ!!や、やめ、はひーーーはひゃはひゃ!!」
せつ菜「あっはっはっは!ごめんなさいごめんなさい!ついノリノリになってしまいました!」
侑「ヒィ……ヒィ……あー楽しい!」
せつ菜「あはは、やはり侑さんと一緒にいると私もテンションが上がっちゃいます!!」 侑「ねぇねぇ、なんでせつ菜ちゃんは年上なのにわたしのこと『さん』付けで呼ぶの?しかも敬語だし!」
せつ菜「え?うーん……癖、みたいなものでしょうか?でも……あなたが“侑さん”じゃなかったら、さん付けも敬語も使ってなかったかもしれませんね」
侑「えー?どういうことー?」
せつ菜「ふふ、ナイショです!」
侑「気になる~!あっ!わかった!山田先生の親せきだ!山田先生はね、3組の担任の先生でね、敬語でしゃべって、みんなのことさん付けで呼ぶんだよ!」
せつ菜「あはは!残念ですが、私の親戚には山田という名字の人はいませんよ?」
侑「え~?いい線いってると思ったんだけどな~!あっ、でもよく考えたら山田先生は名前じゃなくて名字で呼んでた!」 せつ菜「ふふふ。『侑さん』って呼ばれるの、イヤですか?」
侑「ううん!別にイヤじゃないよ!でもね、『侑さん』って呼ばれたこと無いから、なんかヘンな感じ!」
せつ菜「そうですか……。それでは私が『侑さん』の初めてですね♪」
侑「やーん、うばわれちゃったー!アハハハハ!!」
せつ菜「あらあら、まったく、おませさんですねぇ……(…………)」 もう書き溜めが尽きてしまったので、続きは明日の夜にします えっめちゃ良いですけど期待!!
良いゆうせつありがとう このあとネイビープリンセスプリキュアになってせつ菜と悪の百合モンスター歩夢とバトルですね?
コスチュームは体操着純正濃紺色ブルマ黒ニーソックス姿。 侑ちゃんは奪われちゃった…なんて言わないッッッ!!! >>36
剣姫に触発されて界隈活発になってるのかな 侑「ねー、わたしせつ菜ちゃんのこともっと知りたーい!」
せつ菜「私のことですか?」
侑「そう!高校生なんでしょー?勉強大変なの?部活やってるの?生徒会長って先生よりエライの?上下関係ってきびしいの?制服って絶対着なきゃダメなの?」
せつ菜「ふふっ、半分くらい私個人への質問ではなくなっちゃってますよ?」
侑「えー、だって気になるじゃん!」
せつ菜「まぁでも、小学生か……。たしかにどれも気になることばかりでしょうね……」
侑「でしょでしよ?」
せつ菜「で・す・が!残念ながら、私はほとんどの質問に答えることはできないのです!」
侑「なんでー!?ケチだ!ケチケチ!」 せつ菜「まぁまぁ……。別に、イジワルして侑さんだけに教えないってわけじゃないんですよ?私の本当のことを知っているのは、限られたごく一部の人のみ……」
侑「なんでそんなに秘密にしてるのー!?」
せつ菜「誰にもひとつやふたつ、知られたくないことがあるものです。心ひとつ取ってもそう……。侑さん。あなたにも、本当の意味でわかる時が、いつかきっと来るはずです」
侑「わたしにもあるよ!昨日ね、こっそりお母さんの分のプリン食べちゃった!今日の夜見つかって怒られるかも!」
せつ菜「あはは!意外といたずらっ子なんですね!」 侑「昨日はすっごくお腹空いてただけ!いつもはそんなことしないよ、ほんとほんと!」
せつ菜「本当ですか?でもどうしようかなぁ、侑さんに私のことを教えたら、みんなに言いふらされちゃわないか、心配だなぁ~?」
侑「そんなー!もうお母さんのプリン勝手に食べないしせつ菜ちゃんのことみんなに言ったりもしないよ!約束するから!」
せつ菜「信じてもいいんですか?」
侑「うん!わたしの目を見て!」
せつ菜「…………」
侑「……ね?ウソつかないって書いてあったでしょ?」
せつ菜「……ふふ。そうですね……あなたの目を見ていると……どんな言葉も、不思議と信じられてしまう……」 侑「やったー!でもね、せつ菜ちゃんもおめめキラキラでかわいい!」
せつ菜「えへ、ありがとうございます♪侑さんは褒め上手ですね!」
侑「そうなの?でも本当のこと言っただけだよ?」
せつ菜「そういうところですよ?言いたいことを……自分の気持ちを、そのまま真っすぐ言葉にできる人は、意外と多くはないんです」
侑「そうなのかなぁ?カンタンなのにね!せつ菜ちゃんも得意そう!」
せつ菜「私は……“そう思わせたら勝ち”だと思ってますかね!」
侑「……?」 せつ菜「さて、まずは私が約束を果たしましょうか!」
侑「ついにきたー!」
せつ菜「侑さんは、『スクールアイドル』をご存知ですか?」
侑「すくーるあいどる?知らなーい!」
せつ菜「簡単に説明すると……スクールアイドルとは、主に部活動としてアイドル活動をしている人たちのことを指します。そして何を隠そう、この私は、ここ虹ヶ咲学園のスクールアイドルなのです!!」
侑「えー!?せつ菜ちゃん、アイドルなの!?すごーい!!」
せつ菜「私が所属する虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会では、たくさんの仲間たちと一緒に、あるときは仲間として、またあるときはライバルとして、共に切磋琢磨しながら、今しか得られない最高の体験を分かち合っているのです!」
侑「そうなんだ!部活ってことは、大会とかもあるんでしょ?」
せつ菜「はい!全国のスクールアイドルたちが、一度はそのステージに立つことを夢見る……。厳しい予選を勝ち抜いた実力者たちだけが立つことを許される、スクールアイドルの祭典……それが、『ラブライブ!』です!!」 侑「おお~!じゃあさ、せつ菜ちゃんもそのラブライブ!に出たことあるの!?」
せつ菜「……いいえ、ありませんよ。そして、これからも。」
侑「えっ、え!?なんで!?」
せつ菜「少し話は長くなるのですが……かつては私もラブライブ!に出場しようと努力していました。自分の『大好き』をみんなに伝えたい。みんなの『大好き』を受け取って、『大好き』が溢れる世界にしたい。そのためにラブライブ!に出て、よりたくさんの人に知ってもらう。そう考えていました」
せつ菜「……でも、私にはできなかった。みんなの『大好き』を尊重し、応援するようなスクールアイドルになるはずが、同じグループメンバーの『大好き』を否定し、傷付けてしまった……。そんな私に、スクールアイドルを続ける資格はありませんでした」
侑「……」 せつ菜「私はスクールアイドルを辞めようとしました。……でも、そんなとき、とある人が私の前に現れたのです」
せつ菜「その人は、私にスクールアイドルを続けるように説得してきました。『ラブライブ!に出なくてもいい。スクールアイドルがいて、それを応援するファンがいる。それでいいんだ』、と。その人の言葉は『大好き』に溢れていて……私の世界を繋ぎ止め、大きく広げてくれるものでした。私の在り方を肯定してくれる、とても優しい言葉でした。……私の恩人であり、大好きな人です」
侑「……そうなんだ。せつ菜ちゃん、その人と出会えてよかったね!」
せつ菜「はい!その人がどう思っているかはわかりませんが……少なくとも私にとっては、特別でかけがえのない人です!」
侑「きっとその人もそう思ってるよ!だって『大好き』を伝えてくれたんでしょ?それならせつ菜ちゃんのこと大切に思ってるに決まってるよ!絶対!!」
せつ菜「うふふ。あなたがそう言うなら……そうなのかもしれませんね!」
侑「うんうん!元気出た?」
せつ菜「はい!そりゃあもう、とびっきり!!」
侑「よかったぁ~!」 せつ菜「……元気をくれたお礼に、いいものを見せてあげます!」
侑「いいもの?」
せつ菜「きっと喜んでもらえると思います!……さて侑さん、ひとつ質問です。私はスクールアイドルですが、アイドルといえば、どんなことをすると思いますか?」
侑「歌って踊る!……えっ、まさか……!」
せつ菜「察しがいいですね!私はラブライブ!には出られませんでしたが……だからといって、ソロの実力で誰かに負けるつもりはありませんよ?」 せつ菜(嗚呼……私は今、みんなに『大好き』を届けるスクールアイドルとしては、あってはならない……邪な感情に支配されている……!歌った結果として大好きになってもらうのではなく、大好きになってもらうために歌おうとしている!!)
せつ菜(侑さん……私は、あなたが欲しい!!それがたとえ、小さなあなただったとしても……!!あなたの心を手に入れようと私の中で熱く燃え盛る炎を、もう抑えていられない!!)
せつ菜「……侑さん、ちゃんと見ていてくださいね?小学生だからといって、手を抜くつもりはありませんから!!」
侑「……え!?せつ菜ちゃんの服が変わって……!?」
せつ菜「『CHASE!』」 走り出した 想いは強くするよ
悩んだら 君の手を握ろう
~~♪
(あのとき芽生えた、この気持ち)
(これ以上胸にとどめておくことなんてできないから)
(私の想い全部ぶつけて)
(私のことしか考えられなくしてみせる!!)
侑「……わあ……すごい……!!」 (もっと!もっと!!まだまだ足りない!!)
(私の想いも!!侑さんの想いも!!)
(もっと熱くなれる!!心を通わせられる!!)
侑「……せつ菜ちゃん……!」
せつ菜「ほら!!もっと声出してッ!!」
侑「!!」
侑「……せつ菜ちゃーーん!!がんばれーーっ!!!」
(!! そうこなくては!!) (侑さんの想いを、感じる……!!)
(私たちの気持ちが、ひとつに……!!)
(なんて心地良いのでしょう……!!!)
せつ菜「夢はいつか ほら 輝きだすんだ!!」
~~♪
せつ菜「……!」ビシッ
侑「……」
せつ菜「はぁ……はぁ……。虹ヶ咲学園のスクールアイドル、優木せつ菜でした!!」
侑「…………す、す、……」
侑「すっっっごーーーーい!!!」
侑「すごいすごーい!!カッコいい!!!かわいい!!!!」 侑「なんかねなんかね、せつ菜ちゃんの周りを炎がブワーッてなってて、頭の中に歌がドーンって入ってきて、体の中がバーって熱くなって、せつ菜ちゃんがたくさんいて、わたしも手をつないだり飛んだりして、なんかもうとにかくすごかったの!!こんなの初めて!!!」
せつ菜「ふぅ……。私の想い、ちゃんと届きましたか?」
侑「届いたよ!!ときめいちゃった!!せつ菜ちゃん、だーーいすき!!!」ギューッ
せつ菜「わぁっ!……えへへ、私も大好きですよ!」ナデナデ せつ菜「…………」ナデナデ
侑「えへへ~……」スリスリ
せつ菜(はぁ……ずっとこうしていたい……けれど)
せつ菜「……さて、侑さん。名残惜しいですが……そろそろお別れの時間になってしまいました」 侑「…………え?ええ!?なんで!?待ってよなんで!?」
せつ菜「残念ながら、私にはやらなければならないことがあるのです。……私のためにも、あなたのためにも」
侑「じゃあ私もついてく!!」
せつ菜「……。ごめんなさい。私は……侑さんを連れて行くことはできないんです」
侑「やだやだ!連れてって!わたしまた一人になっちゃうよ!」
せつ菜「そこは大丈夫です。私の代わりに、私の良き友人が来てくれることになっています」
侑「やだ!せつ菜ちゃんじゃないとやだ!!」 せつ菜「……侑さん」
侑「……やだ」ウルウル
せつ菜「…………」ギュッ
侑「……」
せつ菜「侑さん。私と一緒に居たいと言ってくれて、ありがとうございます。その気持ちは、しっかりと私の胸に届きました。本当は私もずっと侑さんと一緒に居たいのですが……侑さんのためにも、私は行かなければなりません」
侑「……」グスッ せつ菜「侑さん、こっちを見て……?」
侑「うぅ……」グスグス
せつ菜「大丈夫。きっとまた会えます。そのときまで……私のことを、覚えていてくれますか?」
侑「……うんっ」
せつ菜「ふふっ。……ありがとう」ギュッ
せつ菜「それじゃ……友人にも伝えておきますから……彼女が来るまで、ここで待っていてくださいね?……約束ですよ?」
侑「……うん!」 せつ菜「では――」
侑「せつ菜ちゃん!!」
せつ菜「!」
侑「……ありがとー!」
せつ菜「……!!」
せつ菜「……こちらこそ、ありがとうございました♪」
……バタン
せつ菜(ああ……私はなんてズルい女なんだろう。私だけのためだというのに、侑さんのためでもあると、平然と嘘をついて……。ごめんなさい、侑さん……。) シーン……
侑「……ぐすん」
侑「せつ菜ちゃん……」
(――大丈夫。きっとまた会えます――)
侑「うぅ……」
侑「さみしい……」 コンコンッ
侑「わっ!」ビクッ
侑「……!」ゴシゴシ
ガラガラ……
??「初めまして、高咲侑さん。……優木せつ菜さんから、よく聞いてますよ」
侑「……えっ?」 菜々「……中川菜々と申します。よろしくお願いいたしますね」
侑「も、もしかして……せつ菜ちゃん?」
菜々「おや……私がせつ菜さんだと思いましたか?……でも、ごめんなさい。優木せつ菜さんは私の友人……私の名前は中川菜々です」
侑「で、でも、すっごく似てる!」
菜々「そうでしょうか?侑さんには感じ取れる、私とせつ菜さんのどこか似ているところがあるのかもしれませんね」
侑「髪と目の色と……呼び方と敬語!」
菜々「……はて。言われてみればそうかもしれませんね。似た者同士、仲が良い、ということでしょうか?」 侑「ね、ねぇ。本当にせつ菜ちゃんじゃないの?」
菜々「でも、せつ菜さんは友人が来てくれると言っていたのでしょう?」
侑「う、うん……。でも……」
菜々「ごめんなさい。私はせつ菜さんではないけれど……彼女に代わって、侑さんを守りたいと思っています。すぐには信用できなくても、少しずつ、心を開いていただけたら嬉しいです」
侑「……うん。えっと……菜々、ちゃん?」
菜々「はい♪」
侑「せつ菜ちゃんの友だちなら、絶対いい人だよ。よろしくお願いします!」
菜々「ふふっ。ありがとうございます♪」 菜々「さて、侑さん。まずはお互いのことを知るために、ちょっとしたアイスブレイクを行いましょうか」
侑「アイスブレイク?かき氷?」
菜々「ふふふ、違いますよ。アイスブレイクとは、緊張をほぐして仲を深めるためのコミュニケーションのことを指します。緊張した様子を氷に例えて、それをコミュニケーションを通じて壊していくことから、アイスブレイクと名付けられたのですよ」
侑「へ~、そうなんだ~。物知りだね!」
菜々「アイスブレイクが終わる頃には、私のことをたくさん知ってもらえていたら嬉しいです」
侑「うん!」 菜々「それでは……まずは、ハグをしてみましょう」
侑「ハグ?」
菜々「はい。ハグをすることは様々なメリットをもたらします。ある研究によれば、ハグによって副交感神経が優位になったり、オキシトシンなどのホルモンが分泌されて幸福感や安心感が得られ――」
侑「わーい!わたし、ハグ大好きー!」
ぎゅーっ!
菜々「あぁっ……!!」
侑「ハグっていいよねー!菜々ちゃんの言うとおり、幸せになれる感じがするの!さっきせつ菜ちゃんとハグしたときも、すっごく幸せになった!」
菜々「はい……私も、幸せです……!」 小学生相手に難しいことを言うなよwww
中川はさぁ… 侑「菜々ちゃんいいにおーい」スリスリ
菜々「ンフ……くすぐったい……」
菜々(いつもとは違う、子ども特有の暖かな香り……。これもクセになりそうです……!)スンスンスン 侑「菜々ちゃん菜々ちゃん」
菜々「はい、なんでしょうか?」スンッ
侑「菜々ちゃんってさー、スクールアイドルやってるの?」
菜々「そうですね……私はスクールアイドルではないんです」
侑「なんだー。菜々ちゃんもスクールアイドルだと思ったんだけどな~」
菜々「どうしてそう思ったんですか?」
侑「だってさー、せつ菜ちゃんの友達だし、菜々ちゃんもかわいいから!」ギュー
菜々「ありがとうございます♪」ナデナデ 侑「じゃあさー、普段は何やってるのー?」
菜々「普段ですか……。放課後は勉強したり色々なことをしてますが――」
侑「色んなこと!?なになに!?」
菜々「まぁまぁ。誰にもひとつやふたつ、言いたくないこともあるものですよ」
侑「それせつ菜ちゃんも言ってた!」
菜々「だったら、侑さんなら分かってくれますよね?」
侑「はーーい」
菜々「……ふむ。そうですね……今はもう代わってしまいましたが、少し前までこの学校の生徒会長を務めていました」
侑「えー!?生徒会長!?すごーーい!!」
菜々「集会で壇上に立って話したり、生徒会室で会議を行なったりと、様々なことをしていましたね」
侑「大変そう!」
菜々「たしかに大変でしたが、生徒の代表として活動することは、楽しくてやり甲斐もたくさんありました」 侑「すごいな~。菜々ちゃん絶対頭いいでしょ!」
菜々「頭が良いかと訊かれると回答に困りますが……普段からちゃーんと勉強しているので、成績は良いですよ?」
侑「家に帰ってからも?」
菜々「はい、もちろん。勉強は学生の本分ですから」
侑「え~~。わたしは宿題終わらせたらそれ以上やらない!だって遊びたいもん!」
菜々「遊ぶのも必要なことですからね。遊び過ぎも遊ばな過ぎも、後悔しないようにするんですよ?」
侑「はーい!じゃあわたし菜々ちゃんともっと遊ぶ~!」ギュー
菜々「うふふ。まったく……」ナデナデナデナデ 菜々「……さて、と。アイスブレイクはここら辺で終了ですね」
侑「そういえばそんなこと言ってたねー!かき氷!なんかよく分かんなかったー!」
菜々「そうですか?でも……ほら!」
もっぎゅ~
菜々「仲良くなったでしょう?」
侑「うん!ハグは仲良しで幸せにするんだもんねー!」ギュー!
菜々「そうですね……仲良しで、幸せです♪」 菜々「侑さんは、私のことも好きになってくれましたか?」
侑「うん!菜々ちゃんはー、ハグが大好きで頭が良い人!」
菜々「ま、まぁ、それでもいいんですが……」
侑「あと、せつ菜ちゃんの友だち!」
菜々「あ、あはは……」 菜々「……ねぇ、侑さん」
侑「なぁに?」
菜々「……せつ菜さんと私――――いえ、せつ菜さんのことは、どれくらい好きですか?」
侑「せつ菜ちゃん?だ~~~い好き!!」
菜々「じゃあ……私のことは?」
侑「菜々ちゃん?もちろん好き!」
菜々「……あはは!ごめんなさい、意地悪な質問をしてしまいましたね!」
侑「そうなの?わたしは菜々ちゃんのことも好きだよ?」
菜々「ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです!」 菜々ちゃん…まぁせつ菜ちゃんはインパクトがあったからしょうがないか 菜々「……っと。もうこんな時間ですか。……侑さん、そろそろおうちに帰りたくはありませんか?」
侑「えー!?もうそんな時間!?もっと菜々ちゃんと遊びたいよ~!」
菜々「私も同じ気持ちですが……いつまでも学校にいるわけにはいきませんから。それに親御さんも心配してしまいます」
侑「ん~~、そっか~……」
菜々「そんなにしょんぼりしないでください。……ここでお別れだなんて、一言も言ってませんよ?」
侑「……え!?それって……!!」
菜々「ふふ。私に良い案があるんです。少し待っていてもらえますか?」
侑「え~~!お泊り!?ほんと?ほんと!?」
菜々「まだ決まったわけでもありませんよ。ただ、少しアテがあるんです。今から訊いてみますね」
侑「うん!!わくわく、わくわく……!!」 タイトルから考えないクオリティ
菜々ちゃんは割とずるいな ~~♪
ピッ
菜々「…………もしもし、璃奈さん?」
菜々「……はい。……ええ、まぁ。」
菜々「……あぁ、やっぱりそうだったんですね。それなら……少し手伝っていただくことはできますか?」
菜々「……はい。……はい、ありがとうございます。それと……はい、それもお願いします」
侑「だれと話してるんだろ……?」 菜々「……はい、それでは……」
ピッ
侑「ど、どうだったの……?」
菜々「うふふ……。お泊まり、オッケーです!」
侑「ほんとー!?やったーー!!お泊まりお泊まり~~!!」ギュー
菜々「もう、こんなに喜んじゃって……」ナデナデ
菜々「……では!」 1. 侑ちゃんの家に行く
2. 菜々の家に連れこむ
どちらのルートに進むかアンケートを採りたいと思います
どれくらい読んでる人がいるかわからないので、時間はけっこう長めに、6日の24時締め切りとします 1も面白いけどこれは戻った後にしよう
今回は2で!
これは明日まで集計? よしならば、2だな
だよなというかそうだよなというか、やっぱりりなりーの仕業だったな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています