かのん「実は高校のとき好きな人がいたんだよね〜」夏美「へぇ」
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かのん「えっ反応薄っ」
夏美「いや、普通に興味ないですの」
かのん「スクールアイドル部の人なんだけどね〜?」
夏美「この人勝手に話し始めましたの…」
かのん「向こうも私のこと好きだったんじゃないかなぁ」
みたいなね クマの格好で襲うことによる吊り橋効果を狙ったんだよね かのん「夏美ちゃんからも何か質問してよ〜」
夏美「そう言われても思い浮かばないですの」
かのん「なんでもいいからさ、ねっ?」
夏美「……じゃあ、どうして告白しなかったんですの?」
かのん「え、もうそこまで聞いちゃう?」
夏美「加減が分からないですの」
かのん「まあなんでもいいんだけどねw」
夏美「はぁ」
みたいなね かのん「そうだなぁ、良いタイミングがなかったのもあるし、部内恋愛もどうかなって思ったのもあるし、他にもいろいろかな」
夏美「つまりヘタレだった、と」
かのん「うん」
夏美「かのん先輩らしいですの」
かのん「おっ?夏美ちゃん?」
夏美「なんですの?」
かのん「いや、多少はリスペクトをね?」
夏美「え?」 かのん「『え?』ってなに?『え?』って?」
夏美「今更リスペクトも何もないですの」
かのん「……」
夏美「……」
かのん「ま、それもそうかー……」
夏美「それに……」
かのん「ん?」
夏美「かのん先輩はこういう掛け合いの方が好きかと思いまして」
かのん「う〜ん……」
かのん「まぁwそんなことないこともないかなw」 かのん「てか夏美ちゃんもヘタレだったんでしょ〜?」
夏美「ヘタレというか、私の場合は、」
かのん「なんか結構ノリノリになってない?」
夏美「は?」
かのん「ご、ごめんってw」
夏美「はぁ……前言撤回ですの」
夏美「かのん先輩がそうさせてるんですの」
かのん「えっ?」
夏美「いやまぁ別にいいですの……」
かのん「あ、うん」 夏美「ていうか私、もう言わなくていいですの?」
かのん「え、なんで?」
夏美「茶化されたのがウザかったので……」
かのん「ごめんなさい」
夏美「許すかわりに、この店はかのん先輩の奢りで」
かのん「う、うん」
夏美「……」
かのん「……」
夏美「にゃは〜wマニーが浮きましたの〜w」
夏美「高いお酒頼んでいいですの?頼んじゃいますのw店員さーん!w」
かのん「……」 夏美「ここらへんで許してやるですのw」
かのん「うう……私のお財布が……」
夏美「お酌してあげますの〜w」
かのん「意外にお酒強いよね〜夏美ちゃんって」
夏美「そんなことないと思いますけど」
かのん「だって潰れてるの見たことないし」
夏美「潰れるまで飲まないだけですの」
かのん「出たw強い人ってみんなそう言うよね〜w」 夏美「かのん先輩はすぐ顔赤くなりますの」
かのん「え〜、最近はそこそこ強くなったよ?」
夏美「それはまぁ、たしかに」
かのん「夏美ちゃんのせいで」
夏美「人のせいにしないでほしいですの」
かのん「だって事実だから」
夏美「今日も誘ってきたのはかのん先輩ですの」
かのん「……そうだっけw?」
夏美「とぼけてもウザいだけですの」 かのん「あ、それで答えの続きは?」
夏美「話逸らすんですの?」
かのん「え?なんのこと?」
かのん「夏美ちゃんの方も逸らしてない?」
夏美「……はぁ、わかりましたの」
かのん「うんうん。わかればいいんだよw」
夏美「水飲んだ方がいいですの」
かのん「あっまた逸らしたw」
夏美「いや、ただの善意ですの」 夏美「じゃあ、言いますけど」
夏美「私が告白しなかったのは、単純に無理だなって思ったからですの」
かのん「えっ?」
夏美「成功する、しないではなくて……私みたいなのがそういう関わり方をしていい人じゃないなって」
かのん「ごめんどういうこと?」
夏美「かのん先輩にはわからないと思いますの」
かのん「……わからないけど、でも、簡単に諦めるなんて夏美ちゃんらしくないじゃん」
夏美「まぁいい大人になった今となっては、そのときの私に多少は思うこともありますの」
かのん「う、うん」 夏美「でも私はかのん先輩みたいに引きずってないですし、あれで正解だったんですの」
かのん「いやいや、私も引きずってないから」
夏美「そうなんですの?」
かのん「うん」
夏美「……ま、かのん先輩の話はいいとして」
かのん「信じてないでしょ」
夏美「高校を卒業した後のことを考えると、たとえるならSNSの相互とか、ソシャゲのフレンドとか、それくらいの立ち位置でも充分だって思ったんですの」
かのん「信じてないでしょ!?」
夏美「一回黙っててもらえますの?」 かのん「てかソシャゲのフレンドって私たちじゃん」
夏美「あぁはい」
かのん「最近ガチャ渋いんだよね〜」
夏美「あぁはい」
かのん「あ、日付変わったからログボ回収しなきゃ」
夏美「あぁはい」
かのん「夏美ちゃんって卑屈なとこあるよね〜w」
夏美「さっきから適当に喋るのやめてほしいですの」
かのん「酔っててさぁ。夏美ちゃんが飲ませるから♡」
夏美「あぁもう帰りましょうか」 かのん「え〜、まだ話終わってないじゃんw」
かのん「私の好きだった人が誰か聞きたくないの?」
夏美「別に聞かなくていいですの」
かのん「えー、どうして?」
夏美「だから最初から言ってますの、興味ないって」
かのん「そっかー」
夏美「はい」
かのん「本当に?」
夏美「嘘つく意味がないですの」
かのん「わかった。じゃあ、帰ろっか」
かのん「すみませんお会計──」 かのん「美味しかったね〜あのお店」
夏美「ゴチになりましたのw」
かのん「リピートしちゃうかも」
夏美「それもありですの」
かのん「あ、ちょっとつかまっていい?ふらふらするからw」
夏美「どうぞ」
かのん「うん」
夏美「……」
かのん「……」 夏美「……」
かのん「……」
夏美「……」
かのん「ね、ねぇ今日はナシの日?」
夏美「はい?」
かのん「えっと、今日は行かないのかな〜って」
夏美「どこにですの?」
かのん「んー……休憩?」
夏美「休憩?」 かのん「わ、わかるでしょ?」
夏美「あぁ」
かのん「『あぁ』ってなに!?どっち!?」
夏美「耳元でうるさいですの」
かのん「ごめん」
夏美「ちゃんと言えたら行ってあげてもいいですの」
かのん「え、ちゃんと……って」
夏美「ちゃんとはちゃんとですの」
かのん「えー……」
かのん「……」
かのん「ら、ラブホ」 夏美「……に?」
かのん「ラブホに……」
かのん「ラブホに、行って……私と、セックスしよ?」
夏美「ぷっw」
かのん「えっ」
夏美「めっちゃ必死でウケますのwやっぱりかのん先輩には威厳も何もないですの〜w」
かのん「だ、だって仕方ないじゃん!夏美ちゃんと飲みに行くといっつもこの流れだったじゃん!」
夏美「そうでしたっけ?」
かのん「そうだよ!」
夏美「じゃ、じゃあwお望みの通りに行ってあげますのw」
かのん「いや絶対夏美ちゃんもノリノリじゃん!」
夏美「そんなことないこともないですのw」
かのん「も〜!なにそれ〜!!!」 このあとサックス中にめちゃめちゃ好き好き言い合っててほしい 一緒に休憩したくて頑張るかのんちゃんかわいくて草
てか初めて行った時の流れ気になる 初めて行ったときたとえ経験済みでもすごい緊張してそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています