あなた「想像妊娠薬?」璃奈「うん」
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あなた「ごめん、ちょっとよく分からないんだけど……」
璃奈「この薬が注入されているものを口にした人は自身のお腹に特定の対象との子供が出来ていると思い込んでしまうの」
あなた「えっ……」
璃奈「もちろん、本当はそんなことありえない。無いものは無い。だけど薬を投薬されたら例え経験がなくても存在しない記憶が脳内に生まれ、子供ができていると信じてしまう」
あなた「そんな……つまりお付き合いとかしてなくても薬を飲めば問答無用で妊娠したと思い込んじゃうんだ……」
璃奈「うん」
あなた「それはちょっと……怖いなぁ……今回は流石に実験は……」
璃奈「もう部員全員に飲ませた。対象はあなたに設定した」
あなた「え?」
璃奈「璃奈ちゃんボード『抜かりはない』」ブイ あなた「な、何やってるの璃奈ちゃん……」
璃奈「あなたのことだから実験に付き合ってくれると思った」
璃奈「……だめ?」(ボードからチラリ)
あなた「う……」
あなた「し、しかたがないな~璃奈ちゃんのお願いだし」
璃奈「ありがとう。すき」ギュ
璃奈「……でも本当は私も乗り気じゃない」
璃奈「あなたは“この子”のお母さんなのに……」サスサス
あなた「…………ん?」 あなた「……璃奈ちゃん、この子って……?なんでお腹さすってるの?」
璃奈「?この子はこの子。私とあなたの赤ちゃん」
あなた「!?」
璃奈「なんでそんなに驚いてるの?」
あなた「いや驚くよ!え、なに……璃奈ちゃん自身にも薬の効果出てるの?」
璃奈「!!……もしかしてこの子が想像だって言いたいの……?」
あなた「だ、だって……」
璃奈「……ひどい」ポロポロ
あなた「!?」 璃奈「この子は……大好きなあなたとの間にできた私たちの宝物なのに……嘘だって言いたいの?」
璃奈「えっちだってたくさんしたのに、それもなかったことにしたいの……?」
璃奈「そんなの……」ポロポロ
あなた「ちょっ!だ、だからさ……その記憶も薬で生まれたものだよね?璃奈ちゃんさっき言ってたじゃん」
璃奈「違う、私は違うよ」
あなた「璃奈ちゃんも薬飲んだんだよね!?」
璃奈「うん」
あなた「じゃあやっぱりそれの影響が」
璃奈「それとこれとは話が別」
あなた(む、無茶苦茶だ……!あの璃奈ちゃんに論理性のかけらもなくなってる!)
あなた(逆に、開発者の璃奈ちゃんですらこうなってしまうほどの影響力がある……ってコト!?) スクスタ永眠してからあなたちゃんSSワラワラ生えてくるの草
気になるから続けて 璃奈「……薬の副作用かな、あなたが私とのこと忘れてるの」
あなた「えっ、そのぅ……(忘れてるも何もそもそも存在しない記憶なんだよなぁ)」
璃奈「……一度頭の中を……」ボソ
あなた「!?」ゾッ
あなた「あ!そ、そうだ!じ、実験だもんね!他の子の反応見てこないとだよね!」
あなた「あはは、そうと決まればちょっと行ってくるね!じゃ、じゃあ!」バッ
タタタ
璃奈「あ……!」
璃奈「もう……」サス…… テクテク
あなた「ひー……なんというか……自分の知らないことをさも知っているかのような反応されるのって怖いなぁ……」
あなた「でも璃奈ちゃんの記憶上は本当に私と色々やって赤ちゃんがいるってことになってるんだもんなぁ……」
愛「赤ちゃんがどうしたって?」ヌッ
あなた「うわぁ!?愛ちゃん!?」ビクッ
ステン
愛「わわっ……!君、大丈夫……?」
あなた「あ……う、うん……ごめん、ちょっとびっくりしちゃって……いてて」 スッ
愛「ほら、手ー貸して」
あなた「ありがとう……」ニギ
スク
愛「気をつけなよー?前までなら愛さんがサッと支えられたけど今はあんま激しく動けないからさ」
あなた「ん?どこか怪我したの?」
愛「いや……怪我はしてないけど……赤ちゃんがいるから運動はダメってお医者さんに言われたじゃん」
あなた「え……あ……!!(そ、そうだ!忘れてた……愛ちゃんってなんか妊娠とか縁が遠いような感じがして考えもしなかった……!)」
愛「なんでそんな驚いてるの?」
あなた「あはは、いやね。愛ちゃんが妊娠してるって思い込んでるのがすごいなーって」
愛「……思い込んでる?」
あなた「ん……?」 愛「思い込んでるって何?アタシのお腹には本当に君との赤ちゃんいるよ?君だって知ってるよね?なのになんでそういうこと言うの?愛さんダジャレは好きだけどこういう冗談は好きじゃないよ?それとも君はこれを思い込みだった、冗談だったって言いたいの?じゃあアタシと君の関係ってなんだったの?あんなことまでしておいて……子供ができたら冗談だった……?そんなの……そんなの酷いよ……アタシは、本気で嬉しかったしとっても幸せな気持ちになったよ。君と結ばれて、赤ちゃんまでできて……これでこの先ずっとアタシたちは一緒なんだって思えたから。君も同じ気持ちなんだと思ってたけど……違ったの……?君は……アタシのことどう思っていたの?アタシのカラダだけ求めてたの?アタシのこと……好きじゃなかったの?アタシは……君のこと好きだよ。好き、好き、愛してる。愛だけにとか、そんなギャグとかそういうのじゃなくて本当に君しかいないの。……なのに、なのになのになのに!!君は、アタシのことなんて見てくれていなかったんだね。本気だったのは、アタシ一人だけだったんだ……────なら、もうどうでもいいや。全部、どうでもいい。このまま、このお腹の子と一緒に……大好きな君と一緒に……行こっか?天国なら三人で誰にも邪魔されなく一緒にいられると思うんだ。君もそう思うでしょ?」
あなた「……うんっ!そうだねっ!」 RPGの台詞連打で飛ばして勢い余って選択肢間違えちゃうやつだ あなた(ってそうじゃないよ!あまりにも普段の愛ちゃんからかけ離れた言動すぎてフリーズしちゃったよ!)
あなた(こ、このままじゃ愛ちゃんと二人で……なんてことになっちゃうよ!愛ちゃんとなら天国でも楽しく暮らせそうではあるけれど……)
愛「大丈夫、絶対に君に苦しい思いはさせないから。最後くらいはアタシが……」ズイ
あなた「ちょ、ちょっと待って愛ちゃん!愛ちゃんは勘違いをしているんだ!」
愛「……勘違い?」
あなた「う、うん……(へ、下手なこと言ったらまずい……どうにかしてこの場を収めないと……)」 あなた「ほら!マタニティブルーってあるよね?」
あなた「きっと愛ちゃんは今それになってるんだよ!!だから私が言ったことを変に気にしちゃったんだと思う」
あなた「私、愛ちゃんのこと好きだよ!」
愛「えっ///」
あなた「(うん、やっぱり愛ちゃんは押せば弱い……)そんな愛ちゃんとの間に子供ができたら嬉しくないわけないよ!」
愛「でも君は……」
あなた(えっと……)
あなた「愛ちゃんみたいな可愛くてみんなの憧れの子と私なんかが……ってまるで夢みたいで……現実じゃないような、そんな気がしてさ」
あなた「実際、釣り合わないような気がして……あはは(よし、ここで顔を伏せる)」
愛「そんなことないよ!!」
愛「釣り合うとかそんなの関係ない!アタシは君が、君のことが大好きだから!誰に何と思われようと関係ないじゃん!」
愛「……でも、君がそんなこと思ってたこと……アタシ気付けなかった」 あなた(……まあ、実際そういう気持ちがないわけじゃないけど……)
愛「ね……」
ドン
あなた「!?(こ、これってか、壁ドン!?前に梨子ちゃんに教えてもらった……)」
愛「アタシは絶対君を離さないし、離れるつもりもないから」ボソ
あなた「!?」ビクッ
愛「アタシの目を見て。君しか写ってないでしょ?」ジッ
あなた「う……ん……」
愛「あは……♪君の目にも、愛さんしか写ってないね」
あなた(……これだけ密着してたらそうなると思うけど……)
愛「君の目《アイ》には愛しかいない……ってね、愛だけに」
あなた「ふふゅぴゅ……」プルプル ……
あなた(満面の笑みでどこかに行っちゃった……命の危機は免れたし良かった……けど……)
あなた「うぅ……いつの間にか主導権を完全に愛ちゃんに奪われちゃったよ……」
あなた「お芝居の練習、もっとしずくちゃんとしないとだなぁ……」
あなた「……でも愛ちゃん、本当にカッコよかったなぁ……」ポ-ッ
あなた「……はっ!?だ、だめだめ!あれは薬の影響であんなに私に迫ってきているだけなんだから……」
あなた(にしても……愛ちゃんですらああなるのかぁ……大丈夫かなぁ)
エマ「あれ?どうしたの?廊下の真ん中でうずくまっちゃって……具合悪い?」
あなた「!!!エマさん!!(そうだ!エマさんかならきっと大丈夫だ!事情を話して……)」 エマ「よしよし、大丈夫?」サスサス
あなた「あはは、ありがとう……それでエマさん、実は
エマ「そういえばさっきスイスの家族から連絡が届いたんだ~」
あなた「え……?へぇ~……なんて?妹さんたちだよね」
エマ「うん、家族が増えるってみんな喜んでたよ~」
あなた「えっ、エマさんまた妹か弟増えるの……?(エマさんのご両親、すごいなぁ……スイスに行った時会ったけどエマさんのお母さん、まだまだ産めそうだったもんなぁ……)」
エマ「?」キョトン エマ「……あ、そっかぁ。うん、確かにあの子たちからしたら妹か弟に感じるよね~」
エマ「でも不思議だよね。まだ小さいのに妹たちは叔母さん叔父さんになっちゃったんだもん」
あなた「……え?……あ」
エマ「えへへ、でも早くスイスの家族にも合わせてあげたいなぁ。みんなで一緒に遊びたいよ」
あなた「……エマさん、あの、それって……私たちの子供……のこと……だよね?」
エマ「え?」
あなた「いや、その……エマさん、嬉しい?」
エマ「もちろんだよ!わたし昔からずっと大きくなって赤ちゃん作りたいって思ってたんだぁ♪」ニパ-
あなた「う……(かわいい)」 あなた「その……エマさん」
エマ「なあに?」ニコ
あなた「その……もし、さ……そのお腹の子が本当は存在しないって言われたらどうする?」
エマ「……」
エマ「────どうしてそういうこと言うの?」(低音)
あなた「ひんっ!」
エマ「ねえ、なんで」
あなた「ぁ……ぇと……」ビクビク
あなた「も、もし!もしもだから!」
エマ「もしもでもそういう話したくないよ」
あなた「うぅ……」 あなた「ご……ごめんなさい!」バッ
エマ「…………」
あなた「その……軽い気持ちで、言っちゃった。……本当にごめんなさい」ペコリ
エマ「……」
エマ「うん。ちゃんと謝れて偉いね」ニコ
ナデナデ
あなた「あ……」ポワ-ン
エマ「……わたしね、凄く悲しい気持ちになったんだ。がんばって、がんばって生まれてくれるこの子になんでそんな酷いこと言うんだろうって」
エマ「この子は……わたしとあなたの宝物なんだから」サスサス
あなた「……」 >>32
>>大きくなって赤ちゃん作りたい
エッロ!!!!!!!! あなた「本当にごめんね」
エマ「ううん。もういいよ」ニコ
あなた(なんだろう……すごくホッとする。お腹に子供がいると思い込んでるからか、エマさんの母性のようなものが強くて……)
ムニュギュ
あなた「むがっ(あ、圧ッッッ!!)」
エマ「あなたも不安になっちゃったんだね。大丈夫だから……」ナデナデ
エマ「ふふっ、大丈夫。子供が産まれてもあなたの大好きな“ここ”はいつも通り好きにしていいからね」パフパフ
あなた「えっっ(え、エマさんの中にある存在しない記憶上の私はどんなことしてるんだろう……!?)」 あなたちゃんより他のみんなの方がえっちな事考えてるやん エマ「あっ、でも赤ちゃんが飲む分はちゃんと残してね?」
あなた「一億総ヘブン!!」
エマ「わっ!?ど、どうしたの……?」
あなた「な、なんでもないよ……!」
エマ「それで……どうしよう?いつ頃スイスに戻ろうか」
あなた「えっ」
エマ「お腹にこの子がいる中じゃ飛行機も厳しいし……かといって生まれてすぐの赤ちゃんを飛行機には乗せられないし……ん~」
あなた「え、エマさん……その、戻るというのは……一時的に……だよね?」
エマ「?ずっとだよ」
あなた「へぁ!?」 実は一億総ヘブンはクソ星のセリフであなたちゃんはそんなこと言ってないんだ あなた「だ、だって……」
エマ「わたしとあなたとこの子の三人でスイスに帰ってわたしの家族みんなと楽しく暮らそうよ」
エマ「あ!でもあなたの家族も一緒がいいよね」ニコニコ
あなた「いや……そういうことじゃなくて……」
あなた「エマさんはいいの……?せっかく日本に来たのに……夢だって……」
エマ「……みんなと一緒にスクールアイドルできなくなっちゃうのは悲しいよ」
エマ「心配事だってある。わたしがいなくなっちゃったら寮のみんな大丈夫かな、とか」
あなた「そ、そうだよ!果林さんとか絶対出席落とすよ!」 エマ「……果林ちゃんも変わりたいって言ってたんだ」
エマ「わたしがいなくても一人で何でもできるようになりたいって」
あなた(果林さんってエマさん来る前はどうやってたんだろう……?)
エマ「みんなのお世話できなくなるのは寂しいけど……」
サスサス
エマ「これからは……あなたとこの子のお世話でわたしも忙しくなるから……///」
エマ「うふふ、二人の赤ちゃんを相手するみたいで大変だね♪がんばらなきゃっ」
あなた「ママぁ……」
あなた(はっ……!?あまりの威力についバブってしまった……)
あなた(ダメだ……このままじゃ私……私……!!おかしくなっちゃう……!!) その答えは私!言っちゃう子だしなあ
その場のノリでとんでもない発言しそう エマ「それでね、結婚式は日本でしたいなって思ってるんだ」
あなた「けっ……!?」
エマ「故郷のスイスでもいいけど、ちょっと遠すぎて参加できない人が多そうだし……わたしにとってもう日本も故郷みたいなものだから」
あなた「えと……」
エマ「μ'sやAqoursのみんなも呼んで楽しい式にしたいよね。マイちゃんにも相談したんだけど色々と写真館のツテで会場用意できるんだって」
あなた「えっ!?マイさんに話したの!?」
エマ「?うん!すっごく驚いてたけどお祝いしてくれたよ~!七五三もマイちゃんが撮ってくれるって約束してくれたんだ♪」
あなた(そりゃ驚くよ……) あなた(マイさんには後で事情を話すとして……)
あなた「エマさん、結婚式のことは他にまだ話してないよね?」
エマ「?うん!でもみんなの予定とか合わせないとだから近いうちにちゃんと言わないと……歩夢ちゃんや彼方ちゃんにケーキ作ってもらおうかなぁ♪」
あなた「……まだ言わないでおかない?」
エマ「え?」
あなた「ほら……レインボーカーニバルとかあって知名度も上がってきてここのところライブも忙しいし……もうちょっと様子見ようよ」
エマ「うーん……でも……」
あなた「ね?ママ」ギュッ
エマ「ま、ママだなんて……えへへ……わたしももうママかぁ……えへへへ♡そうだよね、もうちょっとだけみんなには内緒にしてようか♪」
あなた「ふぅ……」 さすが相手を喜ばせる事言うのが得意なあなたちゃんですね あなた「はぁ……エマさんを騙すようなことして心が痛いよ……」テクテク
薫子「おーっす妹よ~!」パシン
あなた「わっ!?か、薫子さん!?こ、こんにちは……」
薫子「も~かたいなぁ~!キミも私のことお姉ちゃんって呼んでよ!それとも栞子みたいに「姉さん」?姉者でもおねーちゃんでもなんでもいいけど!」
あなた「??、な、なんの話ですか……?」
薫子「ちょっとちょっと、何言ってんのさ」キョロキョロ
薫子「栞子孕ませたんでしょ?見かけによらず肉食系だったんだねぇ~このこの!」ヒソヒソ
ツンツン
あなた「!!?!?」 あなた「はらっ……い、言い方!薫子さん先生ですよね!?」
薫子「そりゃそうだけど仕事より家族として嬉しいって気持ちのほうが強いんだよね。……望んでないものだったら私だって怒るけど栞子のあんな嬉しそうな顔見たらさ」
薫子「それに相手がキミだっていうのもあるよ。私個人としてもキミのこと気に入ってるし……子供産まれてちょっと大きくなったら今度は4人で世界を周りたいよね~」
あなた「え、えっと……あ、ありがとうございます……」
あなた「じゃなくて、え、えっと実は……」
栞子「姉さん?何を……ってあなたまで!?」
薫子「お、噂をすれば」
あなた「栞子ちゃん……」
栞子「こ、こんにちは……///」サス
薫子「くぅ~~キュンキュンするね~!」
栞子「か、からかわないでください!」カアァァァ 薫子「ていうか時期的にもしかして私も一緒だった世界の旅の途中で作ってた……ってコト……?お盛んだねぇ~」
あなた「ち、ちがっ
栞子「……///」
あなた(あっ……この反応……栞子ちゃんの中ではそういう風に記憶が改竄されてるんだ……)
薫子「にしても私ももうオバサンかぁ~いやぁ~まだまだ若いって思ってたんだけどね」
薫子「子供のお世話は任せてよ」ニコ
栞子「ね、姉さんにだけは任せられません!可愛い我が子にどんなトラウマを植え付けるかわかったものではありませんので……そうですね……頼むとしたら歩夢さんでしょうか……ふふ、私とこの方の子供ならきっと歩夢さんのこと好きになると思います」
薫子「ひどくない?…………で、栞子。いつ親には話すの」
栞子「…………」
薫子「まぁ……普通は言えないよね」
あなた(言わないで!) 薬飲んでないから姉には論理的説得が通じる可能性あるな
なお大切な妹の言葉と責任を逃れようとする屑の言い訳との説得力の差 栞子「三船財閥の跡取りとして育てていただいたのに高校生で妊娠して中退だなんて……勘当ものですよね」
あなた(お、思ったより重い……)
薫子「……そうなったら栞子はどうする?その子と子供を諦められる?」
あなた「しお
栞子「諦めるわけないです!私はこの方と……一生添い遂げると決めたのですから!駆け落ちしてでもこの方と離れる気はありません!!」
薫子「……その言葉が聞きたかった」ニッ
あなた「え」
栞子「……?」
薫子「ごめんね。最後にキミたちの覚悟を確認したかったんだ。……試すまでもなかったみたいだけど」
薫子「両親には私も一緒に説得するし……なんなら財閥の跡取りだって私が引き継いでもいい」
栞子「姉さん!?ですが……」 こいつら速攻外堀埋めてるな
いや、しっかりしてると言うべきか これ別にあなたちゃん悪くないんだよな…
責任は取れ 薫子「いいんだよ。私は散々遊び回ったし、今まで私の分まで頑張ってくれた栞子にお返ししなきゃ」
栞子「姉さん……」
薫子「だからさ、二人は幸せになってよ」
栞子「はい……!!」
あなた(あわわ……)
ギュッ
あなた「え……?」
栞子「……あなたのことは、必ず幸せにします。いえ、あなた“たち”ですね」ニコ
あなた「栞子ちゃん……」
あなた「か、薫子さん!ご両親のところ、私も連れて行ってください!」
薫子「えっ?」
あなた「(これ以上事態をややこしくするわけにはいかないよ)私もちゃんと……ご両親とお話しして納得してもらいたい……してみせます!」
栞子「!!!」 あなたちゃん「娘さんは薬で頭がおかしくなってるんです!」
やばいでしょ 右月「会長!!」
左月「話は聞かせてもらいました!!」
栞子「右月さん!?左月さん!?」
右月「私たち、会長の様子がおかしいなと思って様子を見ていたんです……そしたら……」
左月「まさか妊娠なさってるなんて……」
栞子「……失望しましたよね。生徒全員の模範であるべき生徒会長の私がこんな……」
右月「そんなことありませんよ!」
左月「私たち、会長の一ファンとしてとっても嬉しいんです!」
あなた「!?」
左月「会長のお子さんだなんて……絶対天使のような子じゃないですか!ね?右月」
右月「うん!きゃー!推したいです!」
栞子「お二人とも……」 あなたちゃんのSS嬉しいねぇ……
全員分ぜひ書いて欲しいよ 三船財閥のご令嬢に妄想と幻覚と存在しない記憶植え付ける薬を飲ませて婚約まで持っていくって時代が時代なら東京湾で魚の餌にされてそう 薫子「友達に恵まれてんね栞子」
栞子「はいっ……姉にも、恵まれてます」
薫子「っ……」ウル
あなた(なんだかすごくいい感じで迂闊に口出せない雰囲気……)
薫子「……それで、同好会の子たちにはいつ言うの?」
栞子「そうですね……活動にも大きく関わるので早い方が……」
あなた「栞子ちゃん!!」ギュッ
栞子「ひゃ……っ!?い、いきなり手を握られるのは……その……やはりまだ恥ずかしいです……///」
右月「かわいいー!」
左月「ヤルことヤッてるくせにー!」 本人以外は薬の効力無いはずなのにどんどん既成事実化されている
栞子信頼されてるんやなぁ(遠い目) 想像妊娠って妊娠してないのに生理が止まったりつわりがきたりして妊娠したって思い込むことだと思ってたんだが合ってる? リアル想像妊娠はそうだけど、このSSで飲ませた薬の効果は>>1ってことでいいんでない あなた「みんなにはまだ内緒にしておこう!ね?」
栞子「え……?ですが……」
あなた「まずはご両親に会ってからにしようよ」
栞子「しかし……せめて歩夢さんには……」
あなた「大丈夫!歩夢ちゃんなら優しいから後からでも!」
栞子「そう……でしょうか……」
栞子「ランジュにも最初に報告したかったのですが……」
ランジュ「栞子!ランジュを呼んだわね!!」
栞子「!?」
あなた「!?」
ランジュ「你好!きゃあっ!アナタもいるじゃない!探してたのよ!」
あなた「え?」
ランジュ「一緒に赤ちゃんのお洋服とかオモチャ買いに行きましょう!」 栞子「ら、ランジュ!そんな……ありがたいですがそこまでしていただくのは……」
ランジュ「?なんでよ、ランジュがしたいことなんだからいいじゃない」
栞子「……赤ちゃんの為にそこまで想って……ふふ、ランジュも成長しましたね」
ランジュ「どういうことよぉ……でも褒められてるのかしら?嬉しいわ♪」
栞子「ですがそれなら私もついて行きます」
ランジュ「?栞子も?」
栞子「はい、私もベビー用品については調べていたところなんです」
ランジュ「きゃあっ!そうなのね!ランジュの為に!?」
栞子「?いえ、そういうわけではありませんが」
ランジュ「なら三人で一緒にいきましょ!」グイグイ
あなた「ランジュちゃん!?」
栞子「ひ、引っ張らないでください!」 ブル-ムブル-ム!
ランジュ「さっ、乗りなさい」
あなた「送迎車……?」
栞子「ランジュ、こういったのは反省文ですよ」
ランジュ「ち、違うのよ!少しでも身体を労った方がお腹の赤ちゃんにいいでしょ?」
栞子「!……すみません、まさかランジュがそこまで心配を……失礼なこと言ってしまって……」
ランジュ「いいのよ、書けって言われたらまた書いてあげるわよ」
栞子「しかしそれなら……言ってもらえれば姉を使えば余計な出費も出さずに車を出してくれたのに……」
ランジュ「薫子は運転荒いからダメよ」
あなた(すごい言われよう……) 栞子「……ありがとうございます。ランジュ」
ランジュ「もう、どうしたのよ栞子」
栞子「……ランジュが幼馴染でよかったです」
ランジュ「し、栞子……」ウル
栞子「ランジュのご厚意、無駄にはしません。産まれてきた子は大切に育てます」
ランジュ「え?ランジュの子はちゃんとランジュが育てるわよ?」
栞子「……?」
ランジュ「?」キョトン
栞子「私の子供はランジュの子供ではありませんよ?いえ、子供のように接してくれるというのはありがたいですが」
ランジュ「ねぇアナタ、栞子は何を言ってるのかしら?」
あなた「エッ、エ……?」 ランジュ「ランジュとこの子の赤ちゃんよ?栞子の子供じゃないでしょ?」
栞子「………………………は?」
あなた「2…3…5……7……」ブツブツ
栞子「……怒りますよ、ランジュ」
ランジュ「!?急に何よぅ……」
栞子「この子は……私のお腹の中にいる子はこの方と私の子供です」
ランジュ「……………………ハァ?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています