『梢センパイへ』
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こんにちは!
日野下花帆です。
突然のお手紙で、びっくりさせてしまったでしょうか?
でも、自分の気持ちをしっかり伝えようと思うと、
『手紙』という形が一番かな、と思って、
いま、こうして書き始めています。 一番かな、なんて思ったものの、
いざ書き始めてみると、けっこう難しいですね。
梢センパイ(カタカナで失礼します!)に伝えたいことはいっぱいあって、
いくらでも書ける! と、そう思っていたんですけど。
こうしてペンを持って紙に向かっていると、
頭の中が真っ白になっちゃうような感じがして。
うまく言葉が出てきません。 気持ちは今にもあふれちゃいそうな感じで、いっぱいあるんです。
その気持ちを、なんとか、いい感じの言葉にしたいと思っているのですが……
……諦めました!
ごめんなさい。
ちゃんとした言葉で伝えられる『手紙』が良いと思って、
自分で選んだ手段なわけですが。
体裁を整えるのは、諦めます。
思うがままに、書いていこうと思います。 梢センパイへ
すべての悲しみが消えるようにとか、
すべての心がつながるようにとか、
願うだけでは届かない想いを叶えるために
私は進もうと思っています。
新しい旅立ちは、意外に簡単なことかもしれない。
もしかしたらそれは、もう始まっているのかもしれない。
この空がつなぐ世界で
辿り着く場所は一緒だと信じています。 そういうわけで、すでに手紙としてはかなり自由な形になっちゃってますね。
ちょっとだけ、付き合ってもらえたらと思います。
そもそも、手紙という手段を選んだのは、
私が読んでいるような、いろんなお話に憧れたからでもあるのでした。
ハリーポッターでも、よくお手紙が出てきますよね。
ふくろう便が届けてくれます。かわいい。
あの素敵な感じに憧れて、私も書いてみているところですが、
やっぱり難しい! ……というのはすでに書いたので置いといて。
とても、楽しいです。 楽しくて、うれしい気持ちでいっぱいになりながら、
私はいま、このお手紙を書いています。
なぜなら、大切な人に渡すはじめてのお手紙だからです。
私がこのお手紙で梢センパイに伝えたいことは、
まず第一に、感謝! です。
いつも、ありがとうございます。
私は、梢センパイで出会えて ほ ん と う に 幸せです。 この文章を書きながら、はじめて梢センパイに出会ったあの日のことを思い出しています。
思い出してみて、少し、恥ずかしい気持ちになっています。
勝手に抱いていた理想に裏切られて、逃げていた私。
振り返ってみると、ものすごくダサい姿を一番最初に見せていたわけです。
とても恥ずかしいです。 でも、梢センパイは優しかった。
あの時、あの場所で梢センパイに出会わなければ、
私はいまここにいなかったはずです。
そのことを、ちゃんと言葉にして、残したいのです。
あの時、あの場所で梢センパイに出会えて、ほんとうに良かった。
ありがとうございます、梢センパイ。 ふと考えてみると、
いまの私は、ほとんど梢センパイのおかげで成り立っているわけです。
梢センパイがいなかったら、私はどうなっていたのか。
まったく想像できません。
梢センパイには秘密にしていたのですが、
実は転校を考えたこともあったのです。
(相談していたクラスメイトというのは、実は私自身のことだったのです。ごめんなさい!)
いまにして思えば、笑っちゃうようなお話ですね。 ……お手紙をいったん置いて、少し離して見てみました。
なんだか、『センパイ』というカタカナがすごい目立っていますね。
しょうがないです。
梢センパイと、声に出して呼ぶだけでも、私は幸せな気持ちになるのですが、
(甘いお菓子を口にしたような気持ちです。)
こうして文字に『梢センパイ』と書くのもまた、幸せな気持ちになります。
……書きながら、ちょっと笑ってしまいました。
さっきからずっと、幸せな気持ちになっちゃってますね。
でも、梢センパイのことを考えると、いつもそうなのです。
私はいつも、幸せです。 梢センパイに伝えたい一つ目は、感謝でした。
さて、もう一つはなにか、わかるでしょうか?
(もう一つと言わず、いくらでも伝えたいことはあるのですが、おっきなくくりで二つにしています。)
感謝とは別に、梢センパイに伝えたいこと。
ただ、こっちのほうは、普段から際限なく伝えちゃっているので、
今さらといえば今さらかも知れません。
梢センパイが好きです。
梢センパイのことが 大 好 き です。
梢センパイのつくる歌が好きです。
梢センパイのつくる衣装が好きです。
梢センパイのつくるダンスが好きです。
梢センパイのつくるメロディが好きです。
梢センパイのつくるセンテンスが好きです。
梢センパイのつくるアイスティーが好きです。 梢センパイの優しいところが好きです。
梢センパイの愛らしいところが好きです。
梢センパイの大人っぽいところが好きです。
梢センパイのストイックなところが好きです。
梢センパイの負けずギラいなところが好きです。
梢センパイの少し子どもっぽいところが好きです。 梢センパイの澄んだ瞳が好きです。
梢センパイの艶やかな髪が好きです。
梢センパイの凛とした背中が好きです。
梢センパイの憂いを帯びた声が好きです。
梢センパイの慎ましやかな笑顔が好きです。
梢センパイの白魚のように長い指が好きです。 あとどれだけの言葉を尽くせば、
この気持ちを正確に表すことができるのか。
きっとあなたにはわからないでしょう……なんて書くと、お話っぽいですが。
梢センパイのことですから、みんなお見通しかも知れませんね。
そうです。好きなのです。
日野下花帆は、梢センパイのことが ほ ん と う に 大 好 き なのです。
あの日、あなたに出会って、まんまとこんな具合なのです。
責任、とってくださいね。 はい、好き勝手に書いちゃいました。
最初に自由に書くと決めましたが、ここまでを読み返してみると……
……しっちゃかめっちゃかで読みづらいかもですね。ごめんなさい。
練習がんばるので、許してください! では、最後に、一番大切なことを。
お誕生日、おめでとうございます。
日野下花帆より🐰 寝間着のまま花帆ちゃんの部屋へ突撃する梢センパイの姿が >>33
それで何枚も駄目にしたから汚さないよう我慢して必死に書いたんだぞ 今日の配信でもそうだけど蓮ノ空の一年生はみんなが見てる前で告白するのが趣味ってわけよ、当然見てないとこでは告白どころかプロポーズもする ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています