梢「こんな学校だもの。溜まるものは溜まる、ということで暗黙の了解となっている部屋」

花帆「はあ…?」

梢「不用意にその部屋の扉を開けてはダメよ、花帆さん。聞き耳を立てるのも禁止。使用中の札がかかってないか必ず確認すること」

花帆「すごく気になるんですけど…使用中じゃなければ入っていいんですか?」

梢「まあ、そうね。部屋の使用権は早い者勝ちよ」

花帆「じゃあ次に空いてたら一緒に入りましょう!どんな部屋か楽しみだなあ〜!」

梢「…ええ」ニコッ

梢「約束よ。絶対にわたくし以外の人とは入らないでね。絶対に」

花帆「え?はい、分かりました!」