かすみ「しず子、パス?」

栞子「なんですかそれは?」

璃奈「シズコパス、それは大女優的人格の持ち主を表す言葉で、妄想病質者のこと。ナマモノを人に見せたり間に入ったり、羞恥心が欠如していたりする」

かすみ「まんましず子じゃん……」

璃奈「最近心理学と機械学習の研究を他の学科と共同で……」

かすみ「???」

璃奈「要するにしずくちゃんの思考にどれだけ近いかを診断するマシンを作った」

栞子「はぁ、意味は解りました」

璃奈「マシンが導き出した答えに近いほど、シズコパスの資質がある」

かすみ「資質があっても嬉しくないんだけど……」

璃奈「さっそく一問目。マシンが出す問題だから私も答えは知らない。璃奈ちゃんボード『ドキドキ』」