栞子「お風呂上がりに食べるアイスは最高です」
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栞子(まだ肌寒い夜の多いこの時期…)
栞子(最近私には、誰にも言えないひそかな楽しみがあります)
栞子「…よし―――」
栞子(疲れた身体を、温かいお風呂で癒して……)
栞子「今夜もいっちゃいましょう」
栞子(その後!)
ガララッ
栞子「お風呂、お先に失礼しました…」ボソッ…
栞子「ルン、ルン、ルン」
栞子(すなわち今!)
栞子「アイス♪アイス♪」ルンルン 栞子(踊り出したい気持ちを抑えて、冷蔵庫まで静かに足を運びます)ソロソロ
栞子(そうです私は三船栞子――真面目でお堅い生徒会長なんです)
栞子(けれど、いや、だからこそ、この毎夜のお楽しみはやめられません)ドキドキ
栞子(幸福感!解放感!そしてちょっぴり背徳感!)
栞子(ささやかで、贅沢な、自分へのご褒美です♡)フフフ
栞子「無事冷蔵庫にたどり着きました」フウ…
栞子(なんて、大げさに言ってみたりして――)
栞子(お風呂からこの冷蔵庫まで、十数メートルしかないんですけどね)
栞子(いいえ、距離の問題ではありません)
栞子(アイスという極上のお宝――)
栞子(そのお宝は、通い慣れた十数メートルを、ドキドキワクワクの大冒険に変えてくれます) 栞子(冒険Type A(isu)!!)
栞子(偶然だってアイスだから〜はりきってふりきって前に〜♪)
栞子(進めType A(isu)!!)
栞子(これは何のアイスだろう?〜考える前に動いてたから〜♪)
栞子(今が今がアイス〜♪)
栞子(よしもっと〜もっと〜♪)
栞子「 遊 ぼ う よ 」ガララ(冷凍庫の引き出しを開ける)
栞子「!」 栞子「…………」ジーッ
栞子「……?」ガサ…
栞子「?…?…?」ガサゴソ
栞子「????????」ガサゴソガサゴソ
栞子「………………………………………」
栞子(アイスがありません) 栞子「……?」
栞子(おかしいですね…)
栞子(ついさっき、お風呂に入る前に確認した時にはありました)
栞子(確かに、2個)
栞子(誰かが食べた?……誰が?)
栞子(…姉さん?…いやそんなハズはありません)
栞子(姉さんも両親も今日はいない…)
ガタッ!
栞子「!!?」ビクッ! 栞子(えっ――?)
ザッ ザッ ザッ…
栞子「っ!!」
「ハァーッ、ハァーッ」
栞子「…………っ」ゴクリ
栞子(だ、誰か…………っ)
???「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ」ザッザッ…
栞子(誰かが…………家の中にいる!) 栞子(誰か――誰が?)ツー…
栞子(お風呂に入ったばかりだというのに、全身の奥から奥から嫌な汗が湧いて出てきます)ダラダラ
栞子(誰か――それは私にとって都合の悪い『誰か』に決まっています)
栞子(こんな時間に勝手に人の家に上がって、あまつさえアイスを食べるような異常者)
栞子(見つかったなら、捕まったなら、)ゾクッ
栞子(一体何をされるのか―ー)
栞子「――っ!」ビクビクッ
栞子(最悪の結末を想像して、瞬間、戦慄が全身を駆け巡りました)
栞子「…ハァ……ハァ……」
栞子(…とにかく、逃げなければ……) 栞子(見つからないように…)ソロソロ…
ツルンッ
栞子「あっ」
栞子(汗で滑って――)
ドテンッ!
栞子「いっ!」
???「!!」ドタドタドタドタ
栞子「ひっ…」
栞子(気づかれた――――)ピチャン…
栞子「!」
栞子(すごい汗――まるで水たまり――これ全部私の――?)
栞子(逃げなくちゃいけないのに、身体がいうことを…)ガクガク ???「ハァーッ、ハァーッ」
栞子(もうすぐそこにいる――扉の前――)
???「ハァーッ、ハァーッ」
栞子(息が荒い――何か卑しいものを感じます)
栞子(息が荒いのは私も同じ――)ハアーッ、ハァーッ…
栞子(私は何をされるのでしょう?これからどうなるのでしょう?)ブルブル
ガタッ…
栞子(扉が開く――)
ガラララッ!
栞子(終わった―――私の人生――) せつ菜「栞子さん!?」
栞子「へっ…?」
せつ菜「栞子さんじゃないですか!!」
栞子「せ…せつ菜さん……?」
栞子「はぁ〜〜〜っ…」ヘタ〜
せつ菜「だ、大丈夫ですか!?」
栞子「もう……脅かさないでくださいよ……」ハァ〜ッ…
栞子「それにしてもどうしてせつ菜さんが……」
せつ菜「それはこちらの台詞ですよ!!」
栞子「え?」
せつ菜「なんで栞子さんが全裸で人の家にいるんですか!?」 栞子「…………………………」
栞子「…………」
栞子「いけませんか」
せつ菜「えっ?」
栞子「生徒会長が、人の家に、全裸でいてはいけませんか」
栞子「生徒会長が、人の家で、お風呂に入って、お風呂上がりに、全裸で、アイスを食べてはいけませんか」
栞子「虹ヶ咲は、そんな不自由な学校ですか」
せつ菜「そう言われると否定しづらいですが…」
せつ菜「って、え!?なんですか、この下の…汗!?」 せつ菜「びしょびしょじゃないですか!まるで水たまり――」
栞子「フフフ、やはり思うことは同じですね」
せつ菜「は?」
栞子「せつ菜さん、私たち…もっと仲良くなれると思うんです」
せつ菜「ちょっと考えさせてください…」
せつ菜「え!?これほんとに全部栞子さんの汗なんですか!?」
栞子「普段どれだけの汗が衣服に吸収されているか、ということですね」
せつ菜「にしてもこれ、あまりにも量が…」
栞子「まあ、半分は潮ですよ」
せつ菜「え?」
栞子「栞子の、潮」
せつ菜「え???」 栞子「いけませんか」
栞子「生徒会長が、人の家で、お風呂に入って、お風呂上がりに、全裸で、アイスを食べようとして」
栞子「幸福感と、解放感と、いけないことをしているという背徳感をちょっぴり感じながら、イってはいけませんか」
栞子「そんな私の大好きを、せつ菜さんは否定するのですか」
せつ菜「そう言われると否定しづらいですが…」
栞子「いけないのに、イッてはいけませんか」
せつ菜「フフッ」
栞子「いけないのに、イくのが、大好きだと、言ってはいけませんか」
せつ菜「ちょっと面白いこと言わないでください…愛さんじゃあるまいし」 栞子「!」
栞子「愛さんで思い出しましたが、アイス…」
せつ菜「それで思い出すのもどうなんですか…」
せつ菜「っていうかさっきから栞子さん言ってますけどね」
栞子「イったのは一度だけですよ」
せつ菜「(無視)で、アイスがなんですか?」
栞子「酷いですせつ菜さん」
栞子「2個もあったんですから、1個は残しておいてくれても…」
せつ菜「え?」
栞子「え?」
せつ菜「アイス…なんて、私は食べてませんよ?」 栞子「えっ……」
栞子(じゃあ誰が……)ゾクッ…
ガラララッ!
しおせつ「!!」
彼方「うわっ!?」
栞子「か、彼方さん!?」
せつ菜「なんで…」
彼方「それはこっちの台詞だよ!」
しおせつ「えっ?」
彼方「なんで栞子ちゃんとせつ菜ちゃんが全裸で彼方ちゃんのお家にいるの〜!?」 せつ菜「彼方さん!!私は全裸じゃないですよ!!」
彼方「全裸じゃん!乳首立ってんじゃん!」
せつ菜「ホラ!!靴下!!」
彼方「全裸靴下じゃん!!全裸よりえっちじゃん!!」
栞子「ムッ」
栞子「私では、イけませんか」
彼方「はぁ???」
栞子「ちゃんと、全裸の、私では、イけませんか」
せつ菜「私はイけます!!」ブッシャアアアアア
彼方「えっ、ちょっと何してんの」 せつ菜「いけませんか!?」
彼方「え?」
せつ菜「前生徒会長が、人の家で、全裸靴下で、現生徒会長の全裸で、イッてはいけませんか!?」
彼方「とりあえず最っ低な生徒会だね〜」
栞子「さイっていな生徒会は、イッてはいけませんか?」プシャアアアアア
彼方「尋きながらイくのやめな〜?誰も許可してないから」
せつ菜「私が許可します!!」プシャアアアアアアア
彼方「許可すんな!!許可しながらイくな!!」 彼方「も〜!床ビショビショじゃん…海みたいになってんじゃん」
栞子「海未は園田さんですが」
彼方「なに?栞子ちゃんはダジャレにハマってんの?」
せつ菜「海みたいって…フフッ」
彼方「え?」
せつ菜「こんなしょぼい海はないでしょう!!内浦の海しか知らないんですか!?」
彼方「Aqoursのみんなに言ったらマジで怒られるよそれ」
栞子「Aqoursのみなさんに、イってはいけませんか?」
彼方「しつけーよ!千歌ちゃんの輝き並みにしつこい!!」
せつ菜「彼方さん!そっちの方がヤバいです!!」 栞子「でも、Aqoursの皆さんは輝きを見つけたんですよね」
彼方「何がでもなんだぜ?」
せつ菜「μ'sも、伝説を残した…」
彼方「とりあえず服着てくれるかな」
栞子「え?μ'sは何も残さなかったのでは?」
彼方「オイ!全裸でめんどうな議論するな!」
せつ菜「それは上げ足とりですよ…じゃあ伝説を打ち立てた、で良いです」
彼方「伝説より先に乳首が立ってんだよ。ビンビンなんだよ」
栞子「乳首ビンビンですよせつ菜」
彼方「なに?海未ちゃん推しなの?」 >>18
>栞子(誰か――それは私にとって都合の悪い『誰か』に決まっています)
>栞子(こんな時間に勝手に人の家に上がって、あまつさえアイスを食べるような異常者)
叙述トリックというやつか
せつ菜も”人の家”としか言ってないな せつ菜「!!」
せつ菜「乳首で思い出しましたが、アイス…」
彼方「アイス???」
彼方「っていうかなんで乳首でアイス?」
栞子「乳首→ミルク→アイスですね」
せつ菜「いや、乳首→カチカチ→アイスです」
彼方「どーでもいいわ!!」
せつ菜「彼方さんがなんでって…」シュン…
栞子「彼方さん!いくら貧しいからって、2個もあるアイスを一人で食べてしまわれるなんて…」 彼方「え?」
しおせつ「え?」
彼方「彼方ちゃん…アイスなんて食べてないけど?」
ガララッ!
しおせつかな「!!」
しずく「栞子さん…せつ菜さん…彼方さん…?」
栞子「しずくさん!」
しずく「どうして栞子さんとせつ菜さんと彼方さんが全裸で彼方さんの家にいるんですか!?」
彼方「彼方ちゃんが彼方ちゃんのお家の中で全裸でいて何が悪いんだよ!!」 しずく「いや、悪いとは言ってませんけど…」
せつ菜「私は全裸じゃありませんよ!!全裸靴下です!!」
しずく「全裸よりえっちですね」
栞子「しずくさんは服を着ているのですね」
しずく「うん、普通に制服で…」
彼方「全裸よりえっちじゃん」
しずく「え?」
栞子「ですね」
せつ菜「全裸よりケツがデカいです!!」
しずく「え???」 しずく「あの、皆さん、全裸で何をしてるんですか?」
せつ菜「全裸靴下!!」
しずく「全裸靴下1人と、全裸2人で、何をしてるんですか」
栞子「いけませんか」
しずく「え?」
栞子「全裸靴下1人と、全裸2人で、オナニーをしてはいけませんか」
彼方「ちょっと!彼方ちゃんはしてないから!」
しずく「じゃあなんで全裸なんですか?」
彼方「それはおかしいよ〜!」
彼方「全裸=オナニーではないよ〜!露出オナニーはそんなに市民権得てないよ〜!」 彼方「っていうか、しずくちゃんはなんで勝手に人の家にいるの〜!?」
しずく「えっ、それ全裸で聞きます?」
彼方「自分の家で全裸でいる人と、夜中に勝手に人の家に上がってる人だったら、3:7で後者の方がおかしいでしょ〜!?」
しずく「勝手にじゃないですよ。許可はとりました」
彼方「え?」
せつ菜「私が許可しました!!」プッシャアアアアアア
彼方「癖になってんな〜、許可しながらイくの」
しずく「そしてこれからやることも、許可はとってますからね」ス…
彼方「えっ?」 しずく「彼方さんの言う通りだと思います」
しずく「全裸ばかりがオナニーの妙ではありません…」
しずく「私は断然、着衣派…制服でやるのが一番気持ちイイ派です!」クチュクチュクチュクチュ
彼方「ねえ!!オナニーするために人の家に来るのやめて!!」
しずく「自分の家でやると片づけが大変なんですよ」クチュクチュ
彼方「最っ低な後輩だね!」
栞子「さイっていな後輩は、イッてはいけませんか?」プッシャアアアアア
彼方「許可してないからさあ!!イくのが早いんだよ!!」
しずく「早いばかりがオナニーの妙ではありません…」ビシャバシャアアアアアアアアアアア
彼方「十分早いよ!!そして多いよ!!」 しずく「うわ、水量がすごい…池みたいになっちゃいました」
栞子「9割はしずくさんですよ」
せつ菜「ホラ彼方さん!『池』だって!」
せつ菜「これぐらいを海と評するのは内浦の蛙だけですよ!!」
彼方「えっ、なんかめっちゃ喧嘩売るじゃん」
栞子「イけ、イけ、イけ、イけ」
しずく「イっちゃう!」ビシャバシャアアアアアアアアアア
彼方「勝手にイくなって!しずくちゃんの一発は量が多いんだから!果南ちゃんの下の毛並みに多いんだから!」
せつ菜「ワカメどころかグレートバリアリーフです!!」 プカプカ…
彼方「どうしてくれる!!もう流れがあれば溺死できる水位だよ!?」
栞子「大丈夫です。私にいい考えがあります」
栞子「今私達が直面している問題を全て解決する神の一手…もとい」
栞子「神のイってが!」
「へ〜え!これが噂の近江潮海かぁ〜!」
彼方「!?」
ドドドドドドドドドドドド
栞子「きましたか…」
千歌「なるほどね〜!」ウンウン
千歌「美しい海を見ながらアイスを食べる……」 千歌「ああ^〜、いいっすねぇ^〜!!」
カチコーーーン!!
彼方「海が凍った!!」
千歌「年季が違うのだよ!虹ヶ咲のひよっこ諸君!!」
冒険Type B(anira aisu)!! 突然イった誰かとも
千歌「元祖ダジャレ系スクールアイドル!高海千歌!」プッシャアアアアアア
曜「同じく元祖早漏系スクールアイドル!渡辺曜!」ビュ〜!
梨子「同じく元祖露出オナ系スクールアイドル!桜内梨子!」プッシャアアアアアア
ダイヤ「『重篤な不具合』を忘れるな…」
ダイヤ「元祖全裸系スクールアイドルAqours!ここに見参ですわ!!」プッシャアアアアアア
語らって イき合って 前にっ 栞子「さて、この凍った海……この『氷』…」
栞子「私達が欲している『アレ』と同じですよね?」ニコッ
彼方「まさかっ!!」
千砂都「あいっすー!」
彼方「!」
かのん「アイスきーをーはーねーにーして〜♪」
かのん「飛べるさ」プッシャアアアアアア♪
しずく「Liella!の皆さん!」
進め Type B(anira aisu)!! これはなんかアイスだよ
穂乃果「アイスぃてるばんざーい〜♪」プッシャアアアアア
せつ菜「μ'sの皆さんまで!?」
ピンときたから雨後イッてたよね ツバサ「わっちゃどぅーわっちゃどぅー I do "Private アイス"♪」
聖良「アイスなう!アイスなう!」
悠奈「パァィス!!」
今は今はアイス
ルリカ「私達も」
アンズ「忘れてもらっちゃ」
花帆「困るよ!」
よしもっと もっと
侑「お待たせ!栞子ちゃん!」
栞子「役者はそろいましたね」
栞子「さあ…全ラ!で『アイス』を食べましょう」
遊 ぼ う よ ワーワーワーワー
絵里「ハラショー!このアイス美味しい!」
花陽「最っ高の瞬間をリングへと閉じ込めたような、濃密な味がしますっ!」
夏美「ちょっとしょっぱいんですの」
真姫「やっぱり人間には人間の身体から作られたものが一番いいのよね」
四季「そして、人間の身体は、人間の身体そのままが一番いい」
果林「衣服というものの存在意義について、私達は一度考えるべきなのでしょうね」
花丸「あれ?果南ちゃん、なんで下履いてるの?」
果南「えっ?」
ルビィ「花丸ちゃん、これズボンじゃないよ。グレートバリアリーフ」
花丸「未来ずら〜!」 ワーワーワーワー
遥(なんだか隣の部屋がうるさい…)
遥(…私が2個ともアイス食べちゃったから、お姉ちゃん怒ってるのかなあ?)
遥(……ちゃんと謝ろう…)スクッ
遥「お姉ちゃん、ごめんなさ……」ガララッ
遥「!!?」
みんな「!!」
遥「なんで!?」
彼方「遥ちゃん…」
遥「なんでしずくさんだけ服着てるの!?」
せつ菜「遥さん!!私も靴下履いてますよ!!」 しずく「普通にしているだけなのに、この場の全員からいわれなき侮蔑と欲情のまなざしを受ける私…!」ハアハア
しずく「またイっちゃう!!」ビシャバシャアアアアアアアアアアアアア
栞子「お、また原材料が供給されましたよ」
千歌「ほんっとスケベだよね〜こいつ!」
千歌「これじゃ制服じゃなくて、“性服”やろがーい!」
カチコーーーーン!
彼方「やれやれ、今夜は眠れそうにないね〜…」
彼方「ホラホラ、遥ちゃんも一緒に!」
遥「うんっ!」
みんな「アイス!おかわりー!!」
よしもっと もっと 遊ぼうよ
おしまい このSSで1個だけどうしても分からないところがあるんですけど質問いいですか? 問題が1つある
3/31に立てられて4/1に完結したこのスレのせつ菜はどっちのボイスで再生すればいいんだ?
ともりも鼓子ちゃんも譲りたくないだろうし困る ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています