歩夢「恋愛シミュレーションゲーム?」璃奈「『トキメキ! ニジガクメモリアル!』√果林!」
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歩夢「完成しちゃったんだね……」
璃奈「もちろん。ゲームマスターとして完成させるのは当然」璃奈ちゃんボード『ドヤッ』
璃奈「で、例のごとく歩夢さんにテストプレイをしてほしい」
歩夢「果林さんルートでも私なんだね」
璃奈「もちろん。このゲームの主人公は歩夢さん」
歩夢「もちろん最後まで協力させてもらうつもりだけど……今回は前みたいに盗撮されてないよね?」
璃奈「うん、今回は堂々と見てる」
歩夢「見てるんだ……まあ、ゲームしてるだけだからいいけど……」
璃奈「特にせつ菜さんと愛さんは絶対に見守るって……」
歩夢「もう……あの二人は……」 璃奈(まんざらでもなさそうに顔を赤くして照れる歩夢さん可愛い)璃奈ちゃんボード『あたたかい目』
歩夢「もう、璃奈ちゃんもそんな揶揄いたそうな顔しないで。ほら、ゲームしようよ」
璃奈「はーい。じゃあ歩夢さん。前回同様に、このPCでプレイをお願いします」璃奈ちゃんボード『ペコリ』
歩夢「その前に、ちょっとおさらいさせて」
璃奈「ん?」璃奈ちゃんボード『はてな』
歩夢「このゲームは、同好会のせつ菜ちゃん、愛ちゃん、果林さんを攻略する女性向け恋愛シミュレーションゲームゲームだよね? 果林さんルートで突然野球とか始まらないよね?」 璃奈「うん、何も変わってない。主要登場キャラクターと好感度とかを加味してランダムに発生するイベントで仲を深めていくだけ」
歩夢「よかった。あと、プレイデータは前回の引継いでる?」
璃奈「前回プレイしてもらったときに攻略した菜々さんと愛さんは攻略済みになってる。あとは果林さんだけ。追加で栞子ちゃんとランジュさんのルートも作るけど、これも二か月後とかになる」
歩夢「あ、その二人のも決定したんだ」
璃奈「うん。要望が多くて。その二人の時も、協力してくれる?」璃奈ちゃんボード『うるうる』
歩夢「乗りかかった船だもん。さっきも言ったけど最後まで協力させてもらうから大丈夫だよ。……それでね、内容なんだけど……」
璃奈「実際のデート記録みたいな方がリアリティが……」璃奈ちゃんボード『うるうる』 歩夢「……別にランジュちゃんと栞子ちゃんとは二人みたいに勘違いさせるようなこと言ってないはずだからいいけど……」
璃奈「歩夢さん、ありがとう!」璃奈ちゃんボード『ニッコリン』
歩夢「はぁ……じゃあ、始めるね」ピッ
『果林「ときめき! ニジガクメモリアル!」』
歩夢「あ、今回は果林さんだ」
璃奈「ちなみに愛さんバージョンもある」
歩夢「愛ちゃんバージョン……そう言えば聞いてないね。えっと……続きからで、前回愛ちゃんを攻略したあとのデータから引き継いで……」
『侑「よし、じゃあ行こうか、私たちの学園へ――――――」』
~OP~『虹色passions!』 ゲーム―――――――――――――
その日、私は夢を見ていた。
幼い日の夢だった。
歩夢「うう……侑ちゃん、どこにいるの……?」
人込みで幼馴染みの侑ちゃんとはぐれ、道端で泣いていると、声をかけられた。
「だいじょうぶ?」
歩夢「え?」
目の前に誰かがいる。けど、はっきりと顔は見えない。
リアル――――――――――――――
璃奈「歩夢さん、プロローグスキップしていいよ」
歩夢「ううん、少し間開いちゃったからおさらいしようかと思って」
璃奈「なるほど」 ゲーム――――――――――――――
「まいご?」
歩夢「うん」
幼い私は、素直に答えた。
泣きじゃくる私に、その子は「泣かないで」と言って、慰めようとしてくれている。
それでも、泣き止まない私。
その子は「そうだ!」と言うと、私の手を引いて走り出した。
手を引かれるままについて行き、そして、着いたのは公園の奥にある。小さな林の奥の広場。
広場の中央に真上から太陽が差し込み、周りの木の陰も相まって、まるで、そこだけがスポットライトで照らされているようだった。 「ここ、私の秘密基地なの。いつもここで歌ってるんだ。あと、近くにある学校の教会の鐘の音も聞こえてくるんだよ。なんか言い伝えがあるんだって」
そう言うと、その子は歌い始めた。たしか、その頃に流行っていたアイドルソングだったと思う。
私はその歌声を聞いて、とても上手だと思った。
そして、何より、歌っているその子がとても楽しそうで、キラキラしていて、とてもかっこいいと思った。
そして、泣いていたことも忘れ、私はその子の歌に夢中になっていた。
歌い終え、ポーズを決めたその子に、惜しみない拍手を送る。 「イエーイ! ありがとう! みんなー、大好きだよー!」
そう言って、私に手を振った後に、その子は改めて近づいてきた。
「どうだった?」
歩夢「かっこよかった! キラキラしてた!」
「そっか、よかった。私ね、普段お父さんとお母さんが厳しいから、あんまり御家とかじゃこういうことできないの。だから、あなたが最初のお客さん」
歩夢「そうなの? せっかく上手なのに」 「ありがとう。だから私、高校生になったらスクールアイドルになりたいんだ」
歩夢「すくーるあいどる?」
「うん!」
そして、女の子が勢いよく頷くと同時に、私の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
――――――侑ちゃんだ!
私は駆け出そうとしたが、立ち止まって、その子の方を見る。 「お友達、呼んでるよ? 行ってあげて」
歩夢「うん。また、御歌聞かせてね?」
私がそう言うと、その子は一瞬驚いたような表情をした後に、大きく頷いた。
「うん! また聞きに来てね!」
そして、侑ちゃんと合流し、そのまま帰宅した後に気が付いた。
歩夢「……お礼、言い忘れちゃった……」 歩夢(けど、またあそこに行けば会えるよね……)
私はこの後暫く後悔することになる。
次の日も、その次の日も、その公園に行ってもその子に会えなかった。
あの子の声は聞こえず、たまに聞こえてくる鐘の音だけが広場に響いていた。
――――――そして――――――いつまでもその子に会えなかった私はいつしかそこに通わなくなり、そのままそれを忘れてしまっていた。
「――――――て」 リアル―――――――――――――――
歩夢「うん、思い出した。思い出の相手との再会をにおわせるドキドキする王道のプロローグだったね」
璃奈「本編はこの後からスタートだけど、パラメーターやスケジュール管理は覚えてる?」璃奈ちゃんボード『はてな』
歩夢「うん。スクールアイドルとして、【ダンス】、【魅力】、【歌唱力】を上げて、学生として【学力】も上げて、それで【ストレス】をため過ぎないようにすればいいんだよね」
璃奈「流石歩夢さん。その四つのパラメーターを上手く鍛えてあげてね」
歩夢「あと、侑ちゃんとのデートと、彼方さんの占いが重要だったことは覚えてるよ」
璃奈(正確には侑さんのメインは好感度確認なんだけど……)璃奈ちゃんボード『汗』
歩夢「とりあえず、果林さんとの出会いまでスキップ……けど、せつ菜ちゃんと愛ちゃんとの出会いも見直したいし……」
璃奈「イベントスチルはスタート画面のギャラリーから見れるから後でも大丈夫」
歩夢「じゃあ、侑ちゃんを起こしてから果林さんとの出会いまでスキップしよ」ピッ ――――――声が、聞こえた――――――。
「――――――きて」
とても聞きなれた、私の大好きな声。
「――――――起きて!」
体の揺れる感覚と共に、私は目を覚ます。
まだ瞼の重い目で隣を見ると、侑ちゃんが私の顔を覗き込んでいた。 リアル――――――――――――
歩夢「そう言えば、果林さんイベントスチルもたくさんあるの?」
璃奈「もちろん。イラスト同好会の皆頑張ってくれたし、果林さんルートでしか見れないスチルもたくさんあるから、頑張って回収してね」璃奈ちゃんボード『ファイトだよ』
歩夢「せつ菜ちゃんルートも愛ちゃんルートもイベントスチル全部かっこよかったから、今回も楽しみ」
璃奈「そう言ってくれると、イラスト同好会の皆も喜んでくれる」 ゲーム――――――――――――
歩夢「寝ちゃってた? ごめんね、侑ちゃん」
侑「大丈夫。歩夢の可愛い寝顔を堪能させてもらってたYO!」
もう、と私は頬が少し熱くなるのを感じた。
侑「けど、今日見た子も可愛かったなぁ! 優木せつ菜ちゃん! スクールアイドルだって! 知らなかったね!」
歩夢「あ……うん」
侑「今も少し調べたんだけどね――――――」 その後の侑ちゃんの言葉は、正直話半分だった。
私も、優木せつ菜ちゃんを見て、胸のときめきを抑えられなかった。
そして、同時に思い出していた。
あれが、スクールアイドル。
幼い日に出会ったあの子があこがれた存在――――――。 リアル―――――――――――――――
歩夢「うん、思い出した。思い出の相手との再会をにおわせるドキドキする王道のプロローグだったね」
璃奈「本編はこの後からスタートだけど、パラメーターやスケジュール管理は覚えてる?」璃奈ちゃんボード『はてな』
歩夢「うん。スクールアイドルとして、【ダンス】、【魅力】、【歌唱力】を上げて、学生として【学力】も上げて、それで【ストレス】をため過ぎないようにすればいいんだよね」
璃奈「流石歩夢さん。その四つのパラメーターを上手く鍛えてあげてね」
歩夢「あと、侑ちゃんとのデートと、彼方さんの占いが重要だったことは覚えてるよ」 璃奈(正確には侑さんのメインは好感度確認なんだけど……)璃奈ちゃんボード『汗』
歩夢「じゃあ、果林さんとの出会いまでスキップ……って言いたいところだけど、せつ菜ちゃんと愛ちゃんとの出会いも見直したいし……」
璃奈「イベントスチルはスタート画面のギャラリーから見れるから後でも大丈夫」
歩夢「じゃあ、侑ちゃんを起こしてから果林さんとの出会いまでスキップしよ」ピッ
璃奈「ちなみに、このゲームだと侑さんは最初から音楽科だよ」 今日はここまで。
明日は書けないので、また明後日に果林さんとの出会いの再掲後に果林さんルートです。 ゲーム――――――――――――――――
今日から新学期。
なんだか昨日、いろいろあってあんまり寝れなかったなぁ。
そういえば、侑ちゃん起きれてるかな?
どうしようかな?
→【起こしに行く】
【モーニングコールをする】
※ここから各所で様々な選択肢が出てきます。あなたの選択によって、
登場人物たちの好感度が上下したり、物語で様々なイベントが起こります。
また、選択肢により、画面左上のパラメーターが上下するよ。
パラメーターは行動でも変動するから、【ストレス】をためすぎないようにしながら行動してね)
ピッ →【起こしに行く】
新学期に遅刻したら大変だから起こしに行こう。
おばさんに言って家に上げもらい、侑ちゃんを起こしに行くと、侑ちゃんは既に制服に身を包んでいた。
侑「あ、歩夢。おはよー!」
歩夢「おはよう、侑ちゃん。起きてたんだ」
侑「実はろくに寝てないんだよねー。昨日はあの後スクールアイドルの動画漁っちゃって」
歩夢「もう、侑ちゃんったら。駄目だよ、ちゃんと寝ないと!」 侑「いいじゃん。今日はどうせ学校午前中だけだよ」
侑「でさでさ! 学校でお昼ご飯食べたらさ、さっそく、部室まで行ってみない?」
歩夢「部室?」
侑「うん! スクールアイドル同好会の部室! 私も音楽科のロングホームルーム終わったらすぐに行くからさ、食堂で待ち合わせして、お昼食べよう。部活ある生徒のために今日からやってるんだって!」
侑「そしたら、スクールアイドル同好会の部室に突撃だー!」 リアル――――――――――――――――
歩夢「思い出したよ。始業式の後に侑ちゃんが音楽科の先生に呼び出されて、主人公一人で学校探索して三人に会うんだよね」
璃奈「うん。メイン三人は確実に会えるようにした。追加の二人も会いやすくして、その分各登場人物とのやり取りを楽しんでもらう予定」
歩夢「ふふ、確かにたくさんお話しできる方がうれしいもんね」
璃奈「うん。楽しんでほしい」
歩夢「幼馴染で、二人だけの秘密を共有してる大好きにまっすぐで素敵なせつ菜ちゃん。フレンドリーで真剣に主人公に向き合ってくれる初心なところが可愛い愛ちゃん、大人な果林さん……あとゲームだとどうなるかわからないけど、真面目系で純粋なところがある栞子ちゃんに、破天荒な女王様のようにみえて楽しさを共有しようとしてくれるランジュちゃん……皆個性的で、魅力的だもんね」
璃奈「歩夢さん、そういうところ……」
歩夢「え?」 ゲーム――――――――――――――
【校内 廊下】
侑「ふ―、おいしかった!」
ピッ
【スキップ】
どこに行こうかな?
→【屋上に行く】
【中庭に行く】
ピッ
→【屋上に行く】 【屋上】
中川会長と別れた私は侑ちゃんとの一方的な約束を思い出して屋上へと向かうことにした。
高いところから見渡せば。もしかしたら練習している様子が見えるかもしれない。
そして、屋上の扉を開けると、春の陽気が私を包み込んだ。
ぽかぽかしてきもちいいなぁ。
そんなことを考えながら屋上に足を踏み入れると、屋上には先客がいた。
ガラスフェンスによりかかり、スマホを見つめる女生徒が一人。
とても――――――綺麗な女性。
リボンの色で3年生ということはわかるが、同じ高校生にはとても見えないほど大人っぽかった。 ???「あら、こんにちは」
私がそのお姉さんに見蕩れていると、その視線に気付いたのか、こちらを向いた彼女に声をかけられる。
私は少し慌てて挨拶を返す。
???「すごい熱心に見られていたから、気付いちゃったわ。もしかして、私のファンかしら?」
気付かれたとは思ったけど、私は思ったよりもずっと凝視してしまっていたみたい。
恥ずかしいなぁ……。
「ごめんなさい。綺麗な方だなって……あっ」
慌てて思わず本音が出てしまった。 私が羞恥で赤くなっていると、「あら、ファンではないみたいね」とお姉さんはクスリと笑みを零した。
???「けど、綺麗って言ってもらえるとうれしいわ、ありがとう」
そう言ってゆっくりと近づいてきたお姉さんは私の頬に手を当てた。
???「あなたも……とても可愛いわよ」
そして、私の目を見つめながらもう一度、妖艶な笑みを浮かべる。
歩夢「あ、ありがとうございます」
私は緊張からぎこちなくお礼を言うと同時に、お姉さんのスマホがなった。
お姉さんはごめんなさいねと私に断って、スマホを確認する。 そして、「行かなきゃ」と呟いた。そして、
果林「私の名前は朝香果林と言うの。縁があればまた会いましょ」
そう言って、果林さんは屋上から出て行った。
リアル―――――――――――――――――
歩夢「うーん……相変わらず果林さんのスチル、綺麗だし、すごい似てるんだけど……なんかたらしっぽいね……」
璃奈「そこは……どうしてもファンに対してのイメージ的な部分もあるから」
歩夢「ふふ。じゃあ、この果林さんがどこまで崩れるのかが楽しみかも」
璃奈「私は果林さんルートのシナリオも好きだから期待して」璃奈ちゃんボード『グッ』
歩夢「ふふ、私は厳しいよ?」
璃奈「開発者としては受けて立つ所存」璃奈ちゃんボード『武者震い』
歩夢「……それ、どんなボード?」 今日はここまで。
ここまではほぼ再掲なのでこの後から本格的に果林先輩ルートに入ります。 ゲーム――――――――――――――――
【中庭】
ピッ
【スキップ】
【部室棟廊下】
ピッ
【スキップ】
【スクールアイドル同好会部室】
せつ菜「歩夢さん、今日から新しい仲間としてよろしくお願いしますッ!」
ピッ
【スキップ】
どっちと話そうかな?
→【愛ちゃんと話す】
【果林さんと話す】
→【果林さんと話す】 次は果林さんと話そう。
果林「また会ったわね。改めまして、私は朝香果林よ。名前を聞きそびれちゃってたわね」
果林先輩は妖艶な笑みの似合う大人っぽい女性。
歩夢「上原歩夢です。よろしくお願いします、朝香先輩」
果林「果林でいいわ。あまり苗字だと呼び慣れてないの。せっかくだから先輩呼びも禁止しちゃおうかしら」
歩夢「き、禁止ですか?」
果林「ええ。私たち同好会メンバーはね、仲間だけどライバルなの」 歩夢「仲間だけど……ライバル」
果林「そう。私たちは全員がソロアイドル。先輩も後輩もない、切磋琢磨し合う対等な関係。あなたももう私のライバルよ」
無理強いはしないけどね、と果林さんは悪戯っぽい笑みを浮かべた。その様子すら大人っぽい。
???「こら、果林ちゃん。あんまり後輩の子を揶揄ったらおこだよ?」
果林「あら、ごめんなさい、エマ。この子の反応がついつい可愛くて」
エマ「もう……果林ちゃんったら……」
呆れたように言う、女性。 果林さんは妖艶な雰囲気の女性ならこちらは穏やかな雰囲気の落ち着いた大人の女性。
外国人の方だ……。
私が呆然としているとその女性は私の方を見て、にっこりと微笑んで自己紹介をしてくれた。
エマ「こんにちは、わたしはエマって言うの。歩夢ちゃんだったよね。ようこそ、スクールアイドル同好会へ」
歩夢「はい。よろしくお願いします」
果林「エマは私の親友で、いろいろとお世話を焼いてくれる、同好会の皆のお母さん的存在よ。私もよく世話になっているわ。人を癒す天才だから、遠慮なく甘えなさい」 歩夢「はい、何かあったらよろしくお願いします、エマさん」
※部室で【エマさんにお願い】を選ぶと、エマさんが癒してくれるよ。
【ストレス】が少し減って、【魅力】が少し増えるから、癒されたいときは
エマさんにお願いをしてみよう。
歩夢「じゃあ、次は愛ちゃんとしゃべろう」
愛「あ、歩夢。改めて、これからよろしくね! 気軽に愛って呼んで!」
ピッ
【スキップ】
ミニゲーム『はんぺんと遊ぼうが解放されました』
※【部室】もしくは【中庭】ではんぺんにタッチするとミニゲームで遊べます。
部室ではおもちゃではんぺんと遊べ、中庭だとはんぺんを撫でまわせます。
遊ぶと【ストレス】が大幅に減少するので、疲れた時ははんぺんと遊びましょう。 リアル―――――――――――――――
歩夢「このミニゲームのはんぺんも可愛いんだよね。璃奈ちゃんSNSのヘッダーにしてるけど」
璃奈「うん。WEBに公開した歩夢さんのテスト動画でもこのミニゲームは好評だったから個別でミニゲームモード作っちゃった」璃奈ちゃんボード『にゃん』
歩夢「ミアちゃんとか?」
ピロン
歩夢「ん?」
ミア『ボクに言わせたらまだまだはんぺんの魅力は出し切れてないね……』
歩夢(……はんぺんガチ勢) も少し再掲在りました。
明日はおやすみで、次は彼方さんの占いの館です。
ありがとうございました。 リアル―――――――――――――――
歩夢「あ、お家に帰ってきて、侑ちゃんからパラメーターと好感度確認の説明受けたから、四月の第一週を終わらせて、彼方さんの占いの館行かないとだね」
璃奈「うん。彼方さんの占いの館で攻略必要ステータスを確認してもらうのは大事。ステータス足りないと攻略できない」
歩夢「今思うと、どこかで占いの館の存在は触れておくべきじゃないかな? だいぶ重要だと思う」
璃奈「うん、歩夢さんにプレイしてもらって、私も大事だと思った。だから占いの館に行ったことなければ四月第三週に彼方さんとかすみちゃんとの強制のお昼イベントが発生して、そこコッペパン屋と占いの館について知ることができるようにした」
歩夢「そうなんだね、せっかくだから、そのイベント見てみようかな……スキップしてみよう」
ピッ、ピッ ゲーム―――――――――――――――
【四月第三週 金曜日昼休み】
かすみ「あ、歩夢先輩!」
彼方「歩夢ちゃん、やっほ~」
歩夢「かすみちゃん! 彼方さん!」
廊下を歩いていると、出会ったのはスクールアイドル同好会のメンバー。
一年生のこの子は入学式直後にスクールアイドル同好会に入部した中須かすみちゃん。
もう一人は三年生の近江彼方さん。とっても頑張り屋さんな優しい先輩。
かすみ「彼方先輩とお昼一緒に食べようってなったんです。歩夢先輩もどうですか?」 →【ご一緒する】
ピッ
歩夢「うん、御一緒させてもらおうかな?」
彼方「じゃあ、学食に出発なんだぜぃ」
【学食】
歩夢「何を食べようかな?」
→【Aランチ】(サンドイッチ)
【Bランチ】(焼き魚定食)
【Cランチ】(ハンバーグ定食)
【今日はお弁当持参】
ピッ
→【今日はお弁当持参】 彼方「お、歩夢ちゃんも手作り弁当だねぇ。彼方ちゃんもなんだぁ」
かすみ「かすみんもですよ! かすみん特製コッペパンです!」
歩夢「美味しそう! ……あれ? かすみちゃんのコッペパン、どこかで見覚えが……」
かすみ「ふっふっふっ、お気づきですか? 実はこれかすみんがバイト先で作ったコッペパンなんですよ!」
歩夢「あ、よく学校近くに屋台出てるとこ?」 かすみ「はい! かすみん休日にバイトしているから、歩夢先輩! ぜひ来てくださいね?」
彼方「彼方ちゃんもバイトしてるんだよー。ショッピングモールの占いの館にいるから来てみてね?」
歩夢「はい! 是非!」
※休日に公園に行くと、かすみちゃんに会えるよ。次の休日に行ってみよう。
※休日にショッピングモールにある占いの館に行くと、彼方さんに会えるよ。次の休日に行ってみよう。 リアル――――――――――
歩夢「あ、スケジュールにショッピングモールと公園の予定が入ったね」
璃奈「うん。この二つのイベントは攻略には結構手助けになると思う。だから少し強引かもしれないけど入れた」
歩夢「彼方先輩の占いの館はもちろんだけど、愛ちゃんルートでステータス管理間違えた時にかすみちゃんのコッペパンに助けてもらったから、この二つは影響大きいし、いいと思う」
璃奈「あと、侑さんとのデートはできるけど、アイテムのおすすめされる頻度とステータスの上昇率は少し落とした」
歩夢「うーん……私は効率でやっちゃった部分もあるからなぁ……どうなんだろう?」
璃奈「そんな大幅に落としたわけじゃないから平気なはず……」璃奈ちゃんボード『目そらし』 彼方さんのところまで行けませんでした。
今日はここまで。
本日もお付き合いありがとうございました・
あと、このSSに出てないけど、桜坂後輩お誕生日おめでとうございます。 ゲーム―――――――――――――――
【四月第三週 土曜 公園】
春の公園はポカポカして気持ちいいなぁ。潮風も最高。
公園を散歩していると、どこからともなくお昼のチャイムが聞こえてきた。
小腹もすいちゃったし、何か食べようかなぁ……
???「いらっしゃいませ~! かわいいかすみんの作る、特製コッペパン! ほっぺが落ちちゃうほどおいしいですよぉ~!」
歩夢「ん?」
コッペパンかぁ、お昼ご飯にいいかも。
聞こえてきた声のほうへ振り向くとキッチンカーがあった。 中で働く三角巾を巻いた女の子と目が合う。
かすみ「あ、そこのお姉さん! かすみん特製コッペパンいかがですか? おいしいですよぉ~」
声の主には、見覚えがあった。というか、後輩のかすみちゃんだった。
このコッペパン屋さんでバイトしてるって言ってたもんね。
かすみ「あれ? 歩夢先輩じゃないですかぁ!」
歩夢「かすみちゃん、こんにちは。アルバイト?」
かすみ「はい! かすみん、看板娘として頑張ってますよ! 元々常連だから店長さんとも仲がいいので、スクールアイドルとしての宣伝もしていいって言われてるんです! ……そうだ!」 かすみちゃんはキッチンカーの中にいるらしい店長さんと話し出した。
そして、話し終わったかすみちゃんは手にコッペパンを持ってキッチンカーから降りて私の方までやってきた。
かすみ「これ、宣伝とお近づき印です! 近くに来た際はぜひ御贔屓に!」
歩夢「え、いいの?」
かすみ「はい! 因みに、かすみん印のコッペパンは栄養もばっちりです! 食べたら体の調子が良くなること間違いなしですよぉ!」
歩夢「それ、大丈夫なの?」
歩夢はスマイルコッペパン(ダンス)、ピュアコッペパン(魅力)、クールコッペパン(歌唱力)を手に入れた。
※コッペパン屋で買えるかすみん特製コッペパンはメニューの【アイテム】コマンドから
食べることができます。食べると対応ステータスを1上昇させることができ、
1周で合計15個まで食べることが可能なので、有効活用しましょう。 【ショッピングモール】
映画館や洋服屋など、たくさんのお店があって、よく侑ちゃんと遊びに来るけど、今日は一人。
いつも行く洋服屋さんでも行こうかなと思っていると、声が聞こえた。
???「あ~、歩夢ちゃんだ~」
聞き覚えがある声に振り返る。
???「やっほ~、彼方ちゃんだよ~」
歩夢「彼方さん? もしかして、ここが……」 彼方さんは黒いローブを羽織って小さな店舗スペースの前に立っていた。
歩夢「占いの館……?」
普段からこのショッピングモールには来ていたはずなのに、初めて気が付いた。ここにあったんだ。
彼方「うん、そうだよぉ。彼方ちゃんは~、ここで占いのアシスタントしてるんだよ~」
歩夢「お疲れ様です。……あれ? けど中に人がいないような……」
彼方「いや~、先生奥にいるんだけどね? 人見知りさんなんだぁ。だから人前に出てこないの。奥にはいるから、お客さんが来たら私経由で先生が占って、私経由でその結果伝えてるんだ~」
そう言ってインカムを見せる彼方さん。
歩夢「えぇ……」 それ大丈夫なのかなぁ……。
彼方「ん? はい。え、いいんですか~?」
彼方さんはインカムで数回話したのちに、私に言う。
彼方「歩夢ちゃん、よかったら占って行かないかって」
歩夢「え?」
彼方「先生が私のお友達ならお試しでだってさ~。先生の占い意外と当たるって評判なんだよ~。もちろん、私もお客さんのプライバシーは守るからさぁ」
彼方さんはそう言うと、私を店舗の中へ引っ張っていく。
私も女の子で、占いには人並みに興味があるのでおとなしく着いて行くことにした。 そのまま暗い雰囲気のカーテンで仕切られた部屋に連れて来られた。
一応カーテンから透けて人影が見えるので、彼方さんの言う通り、占い師さんは奥にいるみたい。
彼方「先生は相性占いとか、恋愛相談とか、人の縁に関わる占いが得意なんだぁ。試してみてよ」
せっかくだし、新しく友達になった同好会メンバーのことを聞いてみようかな。
私は…… →【二面性のある同級生と仲良くなりたい】
【元気なダジャレ好きの同級生のことが知りたい】
【大人っぽい先輩のファンになります】
ピッ
→【大人っぽい先輩のファンになります】
彼方「りょうかーい。では先生、お願いしま~す!」
………………………………
彼方「ふむふむ……うん、占い結果が出たよ! 先生曰く――――――」
【占い結果】
歌唱力:まだ足りないよ
魅力:まだ足りないよ 彼方「だってさー。歩夢ちゃんのこれからに期待だね。因みに今週は魅力が上がりやすいみたいだからチャンスだよ」
※占いの館に来ると、キャラクター攻略に必要なパラメーターと、攻略のための
アドバイスをくれます。同時に、効率的な練習や、おすすめのデートスポットを
教えてくれたりもするので、有効活用しましょう。
彼方「こんな感じかなぁ。満足いただけた?」
歩夢「はい、参考になりました」
彼方「よかった。前に果林ちゃんを占った時は「自分が二人で一緒にプロポーズをすると結ばれる」ってとんでもない結果が出ちゃって……」
私は乾いた笑いを浮かべた。なんだろうその結果は……。
彼方「じゃあ、近くに来たらまた寄ってよ。タイミングが合えばご飯も行きたいな。おすすめの台湾料理屋さんが入ってるんだ~」
私は是非と返事をしてその場を離れた。
【移動】 今日はここまで。
明日はおやすみで、明後日か明々後日にバイト編です。 保守ありがとうございます。
今日もお休みで、明日投下予定です。 リアル―――――――――――――――――
歩夢「えっと、そのままショッピングモール探索して、求人冊子を貰って……果林さんルートだと【モデル】のバイトだよね? モデルさんになるのってどうすればいいの?」
璃奈「見てれば判る」
ゲーム―――――――――――――――――
歩夢「バイトかぁ……果林さんかっこよかったし、【モデル】さんとか憧れるなぁ……ふふ、なんて―――――――」
???「そこの君!」
歩夢「はい?」
辺りを見渡す。
……私しかいないよね?
声のしたほうに振り返った。
そこにはスーツを身に纏った、赤メッシュの入った黒髪の女性が居ました。
???「ティンときた!」 歩夢「え?」
???「今日、ここでファッション雑誌の撮影があるんだけど、撮影に来る予定だったモデルの子が一人来れなくなっちゃって……協力してくれない? してくれるよね? ハイ決定!」
歩夢「え? え? え?」
???「大丈夫、大丈夫! 怪しくないし、ちゃんとバイト代も出すから!」
歩夢「え? えぇッ!?」
困惑している私の手を引いてその人が連れてきたのはガンダムの前。
せつ菜ちゃんのライブを最初に見た広場の前だった。 ???「果林ちゃん! 相手役スカウトしてきたよ!」
え? ‘果林’?
その人が大きく手を振りながら近付いていく相手。
やっぱり――――――
歩夢「果林さん!」
果林「あら、歩夢じゃない」
???「おや、お知り合い? 丁度良かった」 果林「歩夢が代役をしてくれるのね、よろしくね」
歩夢「え? 本当にモデルさんのお仕事なんですか?」
果林「……薫子さん……説明してないんですか……?」
薫子「いやー……モデルの仕事とは伝えたんだけどね?」
果林さんに薫子さんと呼ばれた女性はそう言って、私の方を見た。
薫子「あらためて、私は薫子。果林ちゃんのマネージャーやってるんだ。とはいっても、私もバイトなんだけどね。さっきも簡単に説明したけど、今日これから雑誌の撮影があるの。けど、果林ちゃんと一緒に撮影する予定だった子が急に来れなくなっちゃって……その代役をやってくれないかな? もちろん、バイト代ははずむよ?」
果林「本当に……何も言わずに連れてきたんですね……」 薫子「いや~、この子見た瞬間にティンと来ちゃってねぇ。で、歩夢ちゃん……でいいんだよね? どう? やってくれない?」
歩夢「私は――――――」
→【やる】
【やらない】
ピッ
→【やる】
モデルさん……果林さんと一緒なら色々教えてもらえそうだし……
歩夢「やります!」
薫子「よっし、決定!」
果林「……いいのかしら……?」 リアル―――――――――――――――――
歩夢「これで、主人公がモデルのバイトをできるようになったんだね」
璃奈「うん」
歩夢「薫子さんがマネージャーさんなんだね、びっくりしちゃった……」
璃奈「栞子ちゃんが出演するって聞いて楽しそうだから、って。栞子ちゃんルートだとポジション用意できなかったから、ほぼ果林さんルート限定だけどいいキャラクターしてくれてる」
歩夢「そのうち薫子さんルートも欲しいって要望来ちゃうかもね」
璃奈「流石にそれは難しい」璃奈ちゃんボード『汗』
歩夢「ふふ、それは少し残念かな」 短いですか、今日はここまで。
次回は果林さんとビリヤードデートです。 リアル―――――――――――――――――――
歩夢「じゃあ、早速一回目のデートだよ。かっこよさげな果林さんに合わせた【クール】な服装も買えたし、準備万端」
璃奈「一回目のデートはどこに行くの?」璃奈ちゃんボード『?』
歩夢「一回目はビリヤードをしに行くよ。愛ちゃんルートの時も話したけど、果林さんと愛ちゃんとビリヤードやダーツをしに行くことたまにあるけど、二人とも上手だし、好きみたいだし」
璃奈「うん、私も行きたい」
歩夢「ふふ、今度行こうね。他にも、果林さんにはちょこちょこお買い物付き合ってもらってるの。果林さんが選んでくれる服、本当に素敵な物ばかりなの」 璃奈「私もかすみちゃんたちと一緒にお洋服屋さん連れて行ってもらったことある。果林さん、毎回可愛いの選んでくれる」
歩夢「じゃあ、今度二人で果林さんが選んでくれた服でデートしよう。最近しずくちゃんに勧められてラーメン食べ行ったんだけど、美味しかったよ」
璃奈「ラーメン! 行きたい!」
歩夢「その後、お買い物行こうね。あ、デートの日になった」 ゲーム―――――――――――――――
【休日 アミューズメント施設前】
果林「歩夢、待たせたわね」
歩夢「果林さん、おはようございます」
果林「ええ、おはよう。早速入りましょう?」
【アミューズメント施設】
果林「さあ、遊ぶ場所たくさんあるわよ? 歩夢は何をしたい?」
→【ボウリング】
【ダーツ】
【ビリヤード】
【ゲームセンター】
ピッ
→【ビリヤード】 果林「ビリヤードね。ふふ、お姉さんに勝てるかしら?」
歩夢「お手柔らかにお願いします」
【移動】
果林「さあ、早く遊びましょう?」
→【クールでかっこいいです。】
【ルール教えてくれませんか?】
【お手玉をする】
ピッ
→【ルール教えてくれませんか?】 歩夢「ルール教えてくれませんか?」
果林「あら、歩夢は初めてなのね。いいわよ、お姉さんが手取り足取り教えてあげるわ。まずは――――――」
果林さんはその後丁寧にルールや打ち方を教えてくれた。
暫く練習した後――――――
果林「少しずつ、打てるようになってきたわね、上出来よ?」
→【優秀な先生がいるからですよ】
【打ち方がまたよくわからなくて】
【今なら果林さんにも勝てるかな?】
ピッ
→【打ち方がまだよくわからなくて】 歩夢「そんなことないですよ、まだキューがぶれちゃいますし……」
果林「そうね……そういう時は――――――」
そう言うと、果林さんは私にキューを構えるように促した。
私がキューを構えると、果林さんは私に後ろから覆いかぶさるように手を重ねる。
果林「こうして、しっかりと肘を固定してそこから下を動かすイメージで――――――」
そのまま手の動かし方を指導してくれた。
そっか、こうやって打つんだ。 果林「そうそう、うまいわよ、歩夢――――――」
至近距離で果林さんと目が合うと、バッと、果林さんが私から飛び退いた。
果林「ごめんなさいね」
少し恥ずかしそうな果林さんに私は首を傾げる。
別に重くなかったけどなぁ。
その後は、たくさんビリヤードで遊んだ。
果林「歩夢、今日は楽しかったわ! また遊びましょうね」
歩夢「はい。また明日」
果林さんと出かけた。
少し仲良くなれた気がした。 リアル―――――――――――――
歩夢「この果林さんのスチル、かっこいいね。こんなに顔が近いってなるとドキドキしちゃう」
璃奈「イラスト同好会にも果林さんガチ恋勢がいて、すごい気合入れて描いてくれた。血の涙を流しながら」璃奈ちゃんボード『目そらし』
歩夢「……元画像、今ある?」ニッコリ
璃奈「……愛さん……」
スマホ『ポン』
歩夢「グループチャットに貼られたね。…………え? こんなに近かかったっけ?//////」
璃奈「前傾姿勢の歩夢さんの背中にぴったりくっついてる果林さん。私もどきどきしちゃった」璃奈ちゃんボード『キャッ//////』
歩夢「もう、果林さんったら……」
カリンサンドウイウコトデスカ
コノトキウラヤマシカッタ
ショウガナイジャナイ、オシエルタメナンダカラ////// ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています