書いて完成しなかったSS、エタりそうなSSを載せるスレ
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ここでレスがついて続きを書くのも良し、終わらなかったSSに区切りをつけるのも良し!書いている途中でもモチベが下がっていたら掲せてみてください!!
ルール
・想定している【スレタイ】レスで「開始宣言」
・掲せる分が終了したら「終了宣言」と、今後の話の展開等(なくても良い)
・一つのSSが進行している間は、新規SSは投稿しないでください。「終了宣言」あるいは最後のレスから1時間経ったら、次のSSが投稿可能になります。
・コメントは自由、現行SSより前のSSにコメントする場合はSS最初のレスにアンカー等つけると分かりやすいです。 いいけどさここまで引き伸ばして連続投稿して完結しないはないよなんらかの形で話を終わらせてよ。別スレで立ててもいいし 一人で長々と占領してしまってごめんなさい。
ここを使う他の方々にも申し訳ないので、
完成した後、専用にスレッドを立ててやり直したいと思います。 週末までスレがあったらメモ帳の地縛霊どもを成仏させようかな タイトル:海未「好きです!私と付き合って下さい!」穂乃果「えー?」
穂乃果「いいよ」
海未「本当ですか!?」
穂乃果「うん、穂乃果も海未ちゃん好きだから」
海未「ああ、本当に…夢のようです…!」
穂乃果「でもさあ」
海未「はい?」
穂乃果「付き合うって何するの?」
海未「…え?」 海未「そ、それは…」
穂乃果「穂乃果付き合ったことないからわかんないよ?」
海未「…私もです…」
穂乃果「うーん、付き合うって何をすればいいのかなぁ?」
海未「穂乃果の持っている少女漫画というものにそういったことが詳しく書かれているのでは?」
穂乃果「えっ…?」
海未「以前ことりに少女漫画とはどういったものかを尋ねた時に、そのような答えが返ってきたと記憶しているのですが」
穂乃果「う〜ん…」
海未「違うのですか?」
穂乃果「…穂乃果の持ってるマンガって付き合ったら終わりのやつばっかりなんだよね…恋人になるまでの話ばっかりで」
海未「そうなのですか…」 穂乃果「あ、でもひとつあるよ。付き合ってからすること」
海未「それは、どういったものなのですか?」
穂乃果「…聞いても怒らない?」
海未「もちろんです。恋人同士がすることなのでしょう?だったら悪いことではないはずですので」
穂乃果「そう?じゃあ言うね」
海未「お願いします」
穂乃果「キス、とか」
海未「」
穂乃果「…海未ちゃん…?」
海未「――は」
海未「破廉恥ですっ!!!//////」
穂乃果「ほらね」 海未「まったくもう…!まったく、穂乃果はまったく…!」プンプン
穂乃果「じゃあ海未ちゃんはどういうのが恋人だと思うの?」
海未「え!?」
海未「……えっと…手を繋ぐ、とかでしょうか?」
穂乃果「え?穂乃果と海未ちゃんってけっこう手繋いでるよね?」
海未「それは…そうですね」
穂乃果「じゃあもう穂乃果たち付き合ってたの?」
海未「いえ、そういう訳では…」
穂乃果「じゃあどうしたら付き合ってることになるのさー」 海未「…仕方ありません。私達だけで話していても埒があきませんし、ここはひとつ先人達の知恵を借りることにしましょう」
穂乃果「せんじん?」
海未「先輩、ということですよ。私達よりもカップル歴の長い方達ならきっと良いアドバイスをくれると思います」
穂乃果「あーなるほど」
海未「では生徒会室へ向かいましょう!」
穂乃果「生徒会っていうと…絵里ちゃんと希ちゃん?」
海未「……この学園で一番有名なカップルであるのぞえり…誰もいない、誰もいらないふたりきりの生徒会室…内緒のロマンス…」ブツブツ
穂乃果「おーい、海未ちゃーん?」
海未「さあ、行きますよ穂乃果!花園アタックです!」
穂乃果「なにこのテンション…?」
――― 海未「――という訳なんです!」
絵里「えっと…海未どうしちゃったの?」
穂乃果「いやあ穂乃果にもわかんない」
希「…なるほどなあ」
海未「希、私はどうしたら…?」
希「…でもそれって人に教えられるものじゃあないんじゃないかな?」
海未「え…?」
希「どうすればいいとか、なにをしなくちゃいけないとか、そういうんやないと思うん」
希「海未ちゃんがどうしたいのか…穂乃果ちゃんとどうなりたいのか…その気持ちとまず向き合うことが大切やとウチは思うんよ」
海未「希…!」
希「…ふふっ」
海未「今、そういうのいらないです」キッパリ
希「はあっ?!」 海未「確かに希は今まで私達を幾度となく導いてくれました。いくら感謝してもしたりない位です」
希「う、うん…」
海未「希の言うことに間違いはない。私はそう確信しています」
希「そ、そうかなぁ…?そこまで――」
海未「ですが!」バンッ
希「!?」
海未「今、私達にに必要なのは具体的な行動なのです!そういうすぴりちゅある的なのは求めていないんですよ!分かりますか!」バンバン
希「ええー!?今の話言うほどスピリチュアルやったかなあ?!」
穂乃果「あ、絵里ちゃんほむまん食べる?」
絵里「え、ええ、いただくわ…」 海未「まったくもう…!仕方ありませんね…絵里!」
絵里「んぐっ?!」
海未「…何をしてるんですか?」
希「詰まらせちゃったみたいやね」
絵里「」ンー! ンー!
希「ほらえりち、お水」
絵里「」コクコク
絵里「――っはあ!…はぁ、はぁ…っ!死ぬかと思った…」
海未「そもそも人が話しをしている最中にお饅頭を食べていることが非常識です!反省して下さい!」
絵里「えぇ…」
希「」チラッ
穂乃果「?」モムモム
希(穂乃果ちゃんはいいんや…) 海未「改めて絵里」
絵里「な、なにかしら?」
海未「付き合ったふたりがすることといえば何でしょう?」
絵里「そうねえ…普通に考えたらキs」
海未「破廉恥はナシです」
絵里「ええっ?!」
海未「しかもそれは穂乃果がもう言いましたから二番煎じです」
絵里「そ、そんなの知らないわよ!」
海未「ハァ…絵里…」ヤレヤレ
穂乃果「ふぅ…絵里ちゃん…」モムモム
希(まだ食べてるんかーい!) 穂乃果「あ!はいはーい!穂乃果ふたりのなれそめがしりたーい!」
海未「それです!さすが穂乃果です!始まりを知ればそこから見えてくるものもあるかもしれませんしね」
希(あー…穂乃果ちゃんは全肯定なんや…)
絵里「なれそめ?」
希「…って言ったって特に何かがあったわけやないからなあ」
海未「今のように仲良くなる特別なきっかけのようなものは無かったのですか?」
希「そうやね」
絵里「え?仲良くなったきっかけってアレじゃないの?」
穂乃果「お?なにかあるの?」
希「……」 海未「絵里、教えてもらえますか?」
絵里「ここだけの話なんだけどね」
希「……」
絵里「ええと、あれは私が希の部屋に泊まった時の話だったわ」
穂乃果「おお!お泊まり!」
希「えりち?」
絵里「夜、寝るときになって」
希「えりちー?」
絵里「最近疲れが溜まってる希にゆっくり寝てもらおうと思ってね」
希「えりーち!」
絵里「なにか私に出来ることない?って聞いたのよ」
希「えりちっ!」
絵里「そしたら希ったら、寝てる間手を繋いでいて欲しいなんて言うのよ」クスクス
ほのうみ「おお〜〜!」
希「えりちかあああああ!!」 絵里「それからよね。希が少しずつ甘えてくれるようになったのは」
穂乃果「へぇ〜」
海未「意外な一面ですね」
希「ああああああああああ!!」
絵里「今思えばやっぱりアレがきっかけだったんじゃないかって思うのだけれど…どうかしら?」
希「知るかああああ!!」
希「何で言うの?!絶対に誰にも言っちゃ駄目って言ったよね?!」
絵里「お、落ち着いて希!ここだけの話だから…ね?そうよね、あなたたち」
海未「絵里…」
穂乃果「絵里ちゃん、それはダメだと思う」
絵里「ええ?!」 希「だいたいえりち!にこっちにもすぐに言ってたやろ!」
絵里「え、ええ…でも、ちゃんと口止めしておいたから…」
希「ウ チ は え り ち に 口 止 め し と い た ん や け ど な !」
絵里「でも、にこならいいかな、って…」
希「絶 対 に 、 誰 に も 、 っ て 言 っ た や ん な あ !」
絵里「は、はい…」
希「あのあとどれだけ恥ずかしい思いしたと思ってるんよ…!まったくえりちは…それ以外にも――」
海未(穂乃果)ヒソヒソ
穂乃果(なに?)ヒソヒソ
海未(離脱しますよ)
穂乃果(え?いいの?)
海未(夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますしね)
穂乃果(んー、よくわかんないけどわかった)
――― ――
穂乃果「――びっくりしたあ。希ちゃんがあんなに怒るとこ初めて見たよ」
海未「希は普段怒らない分、爆発したときは凄いですからね」
穂乃果「そうなの?」
海未「ええ、以前にこがそれで――」
穂乃果「…どうしたの?」
海未「そうか、にこ…にこまき…この学園で一番人気のあるあのケンカップルなら…!」
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「味方みたい?それとも敵?…本気を隠して惹かれ合うあの磁石のような関係性こそ至高なのでは…?」ブツブツ
穂乃果「…また聞こえてない」
海未「行きますよ穂乃果!マグネティックトゥデイです!」
穂乃果「意味わかんない!」
――― 真姫「ナニソレ?イミワカンナイ」クルクル
穂乃果「おお〜本物だ〜」
真姫「本物ってなによ!」
にこ「本場はひと味もふた味も違うものよね〜」ウンウン
真姫「もう!にこちゃんまで!」
海未「真姫、いちゃつくのは後にして質問に答えてくれませんか?」
真姫「いちゃついてなんかないわよ!」
穂乃果「あ、にこちゃんほむまん食べる?」
にこ「食べる食べるー♪」
真姫「ちょっと、音楽室でそんなもの――」
海未「そんなものとは何ですか!ほむまんは穂むらが誇る立派な――!」
真姫「あーもう!全員で変にならないでよ!私ひとりじゃこんなのどーしようもないじゃない!!」 穂乃果「――ごめんね真姫ちゃん。もう泣かないで」ヨシヨシ
真姫「……泣いてないわよ」
海未「すみません…少し冷静さを欠いてしまいました…」
真姫「…いいの、私も冷静じゃなかったから…でも、海未だけはこっち側にいて。じゃないと…」
にこ「えー?真姫ちゃんてば、海未ちゃんと浮気する気ー?」
穂乃果「え?!海未ちゃん浮気するの?!」
にこ「二股よ!二股!」
穂乃果「ふたまたよくない!」
真姫「…こんなの海未か絵里が居ないと…私ひとりじゃ捌ききれないもの」ハァ
海未「返す返すもすみません…」 真姫「それで、質問の答えなんだけど…」
海未「はい」
真姫「わからないわ」
海未「はい?」
真姫「そもそも、どうして私にそんなこと聞くのよ?」
海未「だって真姫とにこは恋人同士なのでしょう?」
真姫「は、はあ?!な、何言ってるのよ!私がにこちゃんなんかと付き合ってるわけないじゃない!」
海未「嘘でしょう?!」
にこ「ちょっと!にこ「なんか」ってどーゆーことよ!」
真姫「フン、そのままの意味よ」
にこ「あんですってぇ〜!」
海未「こんなにイチャイチャしてるのに…」
にこまき「イチャイチャしてないっ!」 真姫「いったいどこをどう見たら私とにこちゃんが付き合ってるだなんてデタラメを…」
にこ「にこだって真姫ちゃん「なんか」と心外なんですけどー?」
穂乃果「…」
真姫「なによ!」
にこ「なに?モンクあるの?」
穂乃果「…ねえ」
真姫「なに?後にしてくれない?今ちょっと――」
穂乃果「どうしてふたりはお互いを呼ぶときだけちゃん付けなの?」
にこまき「!!」
穂乃果「前からちょっと気になってたんだよね。だってふたりとも他の人は呼び捨てだよね?」
真姫「そ、それは…」
海未「…なるほど、お互い他とは違う呼び方をすることで特別感を出しているわけですか…」
にこ「ち、違うわよ!」 真姫「別に、にこ…ちゃんがそうやって呼んでくるから合わせてやってるだけよ」
にこ「ウソ!最初に呼んでたのは真姫…ちゃんじゃない!」
穂乃果「なんか急にぎこちなくなってない?」
にこ「アンタのせいでしょーが!」
穂乃果「えー」
真姫「なんか…今まで気にしてなかった事を改めて言われると気になるのよ!」
海未「…あだ名を付けるのもいいですね…ほのつん?ほのほの?…むむ、なかなか難しいです…」ブツブツ
穂乃果「海未ちゃん…?」
海未「…いや、やはり呼ばれるパターンも捨てがたいですね…うみみんとか…ふふふふふ」
穂乃果「こわっ!…なんか、怖いよ海未ちゃん!」 穂乃果「それにしても…」
真姫「そっちこそ!」
にこ「なによー!」
穂乃果「…このふたり、本当に仲が良いのかなぁ…?いっつもケンカしてる気がするんだけどな…」
海未「それがケンカップルというものですよ」ヌッ
穂乃果「うわびっくりしたあ!!…って、ケンカップル?」
海未「まあ簡単に言うと喧嘩するほど仲が良い、ということですね」
穂乃果「ふ〜ん…」
真姫「だから仲良くないってば!」
にこ「へーえ、そーゆーこと言うんだーふーん」
真姫「なに?」
にこ「べっつにー」
海未「ほらこのとおり」
真姫「どこがよ!」 穂乃果「あ!そっかそっかぁ」
海未「どうしました?」
穂乃果「ひょっとしてなんだかんだ仲が良いから夜一緒に出かけたりしてるの?」
にこまき「……は?」
海未「穂乃果?それ本当ですか?」
穂乃果「うん、なんかちょいちょい夜にふたりで外にいるらしいよ?」
海未「……まさかとは思いますが、ふたりして夜遊びなんか…」
にこ「し、してないしてない!」
真姫「ち、ちょっと穂乃果!いい加減なこと言わないで!」
穂乃果「いい加減じゃないよー!ミカが塾帰りにたまに見かけるって言ってたもん!」
真姫「ウソ…っ!ホントに見られて…?!」
海未「……見かけて…ミカだけに…ぷふふっ!」 穂乃果「穂乃果ウソついてないもん!」
真姫「く…っ!」
海未「…どうやら本当のようですね」
にこ「アンタさっき下らないこと言ってなかった…?」
海未「……いいえ?」
にこ「言い切ったわね?!」
海未「それよりも!今は貴女達の夜間外出の方が問題ですっ!」
にこ「ぐ…っ!」
海未「正直に言って下さい。まさかとは思いますが不良行為をしていたのではないですよね?」
にこ「…そんなわけないじゃない。にこたちはアイドルなのよ?」
海未「ではやはり人目を忍んで逢い引きを…?」
真姫「逢い…っ?!ち、違うわよ!」
海未「それでは何故?」
真姫「……っ!」 穂乃果「ねえねえにこちゃん」
にこ「…なによ」
穂乃果「ほむまんあげるから教えてよ」
にこ「さっき食べたからいらなーい」
穂乃果「じゃあ二個!二個あげる!にこちゃんだけに!」
海未「――!」ピクッ
にこ「いらないっつってんのになんで増えるのよ!」
穂乃果「やだなあにこちゃん♪二個あったら…」
にこ「あったら?」
穂乃果「ブラジャーに入れれる!」キリッ
にこ「アンタ喧嘩売ってんの?!」
海未「ぷぷぷ……哀れです……」
にこ「聞こえてんのよ園田ァ!!」 海未「冗談はさておき」キリッ
穂乃果「そろそろちゃんと話してくれてもいいんじゃないかな?」キリッ
にこ「な…っ!」
真姫「さっきから脱線させてるのはそっちじゃない…」
海未「では、もう脱線しませんので」ジロッ
真姫「…っ!」
海未「何をしていたのか、教えてくれますね?真姫」
真姫「それは…っ」
にこ「…っしよーがないわねー!わかったわよ、教えたげる」
穂乃果「ほんと?!」
にこ「ええ、実はね…」 にこ「真姫ちゃんにこっそり歌を教えてもらってるのよ。要するに自主練ってやつね」
真姫「にこちゃん…」
海未「何故それを私達に隠す必要が?」
にこ「恥ずかしいからよ。この宇宙No.1アイドルのにこにーが1年生に歌教えてもらってますーなんて言えるわけないじゃない」
にこ「だから私が真姫ちゃんにも口止めしてたの。みんなには黙ってて、ってね」
穂乃果「なるほど」
海未「……」
にこ「疑うんならその子に聞いてみなさいよ。見た時のにこたちの格好」
穂乃果「格好?」
にこ「そ、レッスン着で夜遊びなんかする人はいないでしょ?」
真姫「……」 海未「…わかりました。疑ってすみませんでした」
にこ「わかればいいのよ。じゃあこの話はこれでおしまいにこー♪」
真姫「…待って」
穂乃果「真姫ちゃん?」
真姫「待って…そうじゃないの。本当は――」
にこ「真姫ちゃん」
真姫「にこちゃん…いいの。言わせて?」
にこ「…」
海未「本当は…何ですか?」
真姫「…本当は違うの。逆なのよ」
穂乃果「逆って?」
真姫「私がにこちゃんに教わってたの。アイドルのこと…色々と」 穂乃果「じゃあ真姫ちゃんも自主練してたの?」
真姫「ううん、違う。私の場合は…」
にこ「真姫ちゃん、もういいから」
真姫「…私の場合は、みんなについていけない私を、にこちゃんに何とかしてもらってたの」
にこ「はぁぁ〜…別にそんなこと、言わなくても…」
真姫「だってそうしなきゃにこちゃんが…」
にこ「いいのよ。私は笑われ役で。そう言ったでしょ?」
真姫「でも私のためにそうするのは違うじゃない」
にこ「それでいいの。なにも真姫ちゃんのイメージ崩してまで…」
真姫「それじゃ私がイヤなの」
にこ「真姫ちゃん…」
真姫「にこちゃん…」 海未(穂乃果)ヒソヒソ
穂乃果(なに?)ヒソヒソ
海未(行きましょうか)
穂乃果(もういいの?)
海未(ええ、本格的にふたりの世界に入ったみたいですし…ぶっちゃけこんな二人を見ててもつまらないです)
穂乃果(そうだね)
海未(まあこれ以上の収穫はないでしょうしね)
穂乃果(そもそも何か収穫があったのかなあ?)
海未(とにかく、離脱です!)
穂乃果(おー!)
――― ――
穂乃果「あんまり参考にならなかったねー」
海未「そうですね…ケンカップルは私達に近いと思ったのですが…」
穂乃果「う〜ん…でもそもそもさあ」
海未「はい」
穂乃果「穂乃果と海未ちゃんって、いっつも穂乃果が一方的に怒られてるだけでケンカなんてしてないよね?」
海未「そう言われてみれば…」
穂乃果「それに穂乃果は海未ちゃんとあんまりケンカしたくないなぁ」
穂乃果「ねえ海未ちゃん、ずっと仲良しじゃダメかな?」
海未「!!」 海未「そうですね…私が間違っていました…やはり私達はずっと仲良し幼馴染みとして――」
穂乃果「どうしたの?」
海未「仲良し幼馴染み…そうです!いたではないですか!私達の理想とも言える幼馴染みカップルが!この学園で最も尊く、故に聖域とまで言わしめたあの二人が!」
海未「…同じ経験をしてきたから同じくらい大人に近付く…もしかしたら明日は違う道の一歩…だけどずっと一緒がいいんだ…ずっと」ブツブツ
穂乃果「またあ?…それで、次はどこにいくの?」
海未「春色です!春色バレンタインです!」
穂乃果「あ、これ存在しないやつだ」
海未「理想郷はすぐそこに!行きますよ穂乃果!」
穂乃果「本当にあるの?信じていいの?」
――― 花陽「エエッ!?ソレデココニキチャッタノォ!?」
海未「お願いします!私達に何卒御指導、御鞭撻のほどを…!」
穂乃果「」モグモグ
凛「」モグモグ
花陽「ほ、穂乃果ちゃんと凛ちゃんはどうして無言で食べてるの…?」
穂乃果(迷惑かけるねー)モムモム
凛(いいってことにゃ)モムモム
花陽「無言なのになにか会話してる…?!」 ここまでです
エタった理由は春色バレンタインが発売されたからです
というのは冗談で
もともとこのSSの各カップルのエピソードは他の自作SSのセルフパロをやろうと思っていたんですが
にこまきの長編とりんぱなの中編が書き上がる見込みが一切ないのでお蔵入りとなっていました
南無阿弥陀仏 供養します
タイトル:千歌「ええっ?!内浦でSUNNY DAY SONGライブを?!」ルビィ「デキロマ!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
千歌「?! みんな…!でもどうして…?」
曜「夢じゃないよ」
果南「千歌と、みんなで歌いたいって」
鞠莉「最後に」
ダイヤ「この場所で」
善子「約束の地で!」
花丸「待ってたずら」
ルビィ「千歌ちゃん!!」
梨子「歌おう!」
8人「一緒に!」
千歌「……」 千歌「……なんで…?」
曜「…千歌ちゃん?」
千歌「…なんでこんなところにいるの…?ねえ、なんで……」
果南「千歌…?」
千歌「っ……ごめん……!」
千歌「でも…言ったよね?わたしはもう…」
ルビィ「……」
千歌「もう、スクールアイドルはやらない、って」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――数日前――
千歌「――SUNNY DAY SONGライブ?」
ルビィ「うん!」
千歌「それってμ'sが秋葉原でやったあの?」
ルビィ「正確にはμ'sが、ってわけじゃないけど…そうだよ」
千歌「その「SUNNY DAY SONGライブ」がどうしたの?」
ルビィ「やりたい!」
千歌「え?」
ルビィ「やりたい!SUNNY DAY SONGライブ!内浦で!千歌ちゃんと一緒に!」
千歌「ええぇぇぇえええ?!?!」 千歌「SUNNY DAY SONGライブってことは全国のスクールアイドルを集めるの?!内浦に?!」
ルビィ「うん!」
千歌「それでSUNNY DAY SONGを歌うの?!みんなで?!」
ルビィ「うん!」
千歌「そ、そんなのムリに決まって――」
ルビィ「デキロマ!」
千歌「…へ?」 千歌「え?ルビィちゃん?今――」
ルビィ「千歌ちゃん!」
千歌「は、はい!」
ルビィ「一番大切なのはできるかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ!」キリッ
千歌「それわたしのセリフじゃ…」
ルビィ「大丈夫!悪いようにはしないから!みんなで歌ったら絶対キラキラするっ!間違いないっ♪」
千歌「なんかうさんくさいし!」
ルビィ「全身全霊!何にも囚われずに!自分の気持ちに従って!」
千歌「ビミョーに言い返しづらいとこ突いてくるね?!」 千歌「だいたい、SUNNY DAY SONGってμ'sの曲でしょ?勝手に使って良いわけ――」
ルビィ「違うよ?」
千歌「え?」
ルビィ「SUNNY DAY SONGは「誰の歌でもないスクールアイドルみんなの歌」だからスクールアイドルなら誰でも使えるんだよ♪」エッヘン
千歌「あ、そうなの?」
ルビィ「うん、そのおかげで曲を作れない人たちでもスクールアイドルを楽しめるし、なんならSUNNY DAY SONGで予選に出ることも出来るんだよ!」ドヤァ
千歌「へぇ〜 あ、でもわたしたちが出た予備予選にはいなかったよね?」
ルビィ「…まあ出られるってだけで、SUNNY DAY SONGで出たグループはどんなに上手でも予選を通ることはないから…」
千歌「あぁ〜…そりゃそうか…オリジナルじゃないもんね」
ルビィ「…それでも……」
千歌「?」
ルビィ「! う、ううん!なんでもない!」 ルビィ「だから、ね!千歌ちゃんどうかな?」
千歌「う〜ん…でも曲は使えても内浦で、なんてみんな納得するかな…?あれは東京だから集まったんじゃない?さすがにこんなところじゃ――」
ルビィ「それも大丈夫!だと思う!」
千歌「…なんでそう思うの?」
ルビィ「…千歌ちゃん、もともとSUNNY DAY SONGライブって、どうやって始まったか知ってる?」
千歌「もちろん!穂乃果さんが「スクールアイドルの素晴らしさをみんなに伝えたい」って企画したんだよね?」
ルビィ「うん、スクールアイドルはμ'sやA-RISEだけじゃない、みんなみんなすごいんだっていうのを知ってもらうためのライブをしようってところから始まって…」
千歌「それでその話に賛同して全国から数十組のスクールアイドルが集まったのがあのライブなんだよね!やっぱり穂乃果さんって凄いなぁ〜そんなのまさに奇跡だよ〜」 ルビィ「そうだね、でもその奇跡はそれだけじゃ終わらなかった」
千歌「えっ?」
ルビィ「実はSUNNY DAY SONGライブってその次の年も、そのまた次の年も開催されてるんだよ?」
千歌「えっ?そうなの?!」
ルビィ「ただ第二回は秋葉原じゃなくその年の「冬の優勝校」の地元で開催されたんだ。東京だけじゃなく、全国にスクールアイドルの輪を広げようってことで…」
ルビィ「そしてその翌年、第三回もそう」
千歌「へぇ〜」
ルビィ「そうしてだんだんとスクールアイドルの輪は大きくなって、それで今のラブライブがあるんだよ」
千歌「そうなんだ…」 ルビィ「だからね、ルビィたちも冬の優勝校だから、浦女かAqoursの名前でやるなら大丈夫だと思う」
千歌「まあそういうことなら…」
ルビィ「SUNNY DAY SONGを使うことも、問題はないよね?」
千歌「…うん、そうだね」
ルビィ「……あとは、千歌ちゃんだけだよ?」
千歌「!」
ルビィ「ねえ千歌ちゃん、ルビィと一緒にやってくれないかな?」
千歌「…」
ルビィ「浦女はもうなくなっちゃったけど…Aqoursのリーダーとして、ルビィと一緒にイベントやって欲しいな」
千歌「っ…わたしは……」 千歌「……ごめん」
ルビィ「……そっかぁ…」
ルビィ「ねえ、千歌ちゃん」
千歌「…なに?」
ルビィ「ほんとに…もうやらないの?スクールアイドル」
千歌「…まぁね」
ルビィ「どうして…?」
千歌「……満足しちゃったから、かな?」
ルビィ「……」
千歌「あ、でもルビィちゃんがどうしてもやりたいっていうなら絶対に応援するよ?」
千歌「Aqoursの名前ならさ、ルビィちゃんが新リーダーってことで使ってくれていいし、わたしに出来ることなら何でもするから言ってね!力になるから!」
ルビィ「…うん…ありがとう」 ―――
ルビィ「――今日はありがとう。わざわざごめんね、呼び出しちゃったりして」
千歌「いーのいーの、ルビィちゃんのためならなんのその、だよー!それにわたし、ヒマ人だし」ニシシ
千歌「梨子ちゃんはピアノ忙しいみたいだし、曜ちゃんは飛び込みの強化合宿に行ってるからね、チカはひとりでお気楽怪獣なのだー♪」
ルビィ「っ…だったら…!」
千歌「もう!その話はナシナシ!」
千歌「チカはお気楽怪獣が性にあっているのであります!」ケイレイッ!
千歌「…なんてねっ♪」
ルビィ「千歌ちゃん…」
千歌「…じゃあわたしここからバスだから!」
ルビィ「…うん、バイバイ」
千歌「バイバーイ」
――― ―――
ルビィ「ただいまー…」
花丸「おかえり、ルビィちゃん」
善子「で、どうだったのよ?」
ルビィ「」フルフル
花丸「そっかぁ…」
善子「ったく、千歌のヤツなにが不満なのよ…!」
ルビィ「千歌ちゃん「満足した」って言ってた。だから不満とかじゃないんじゃないかな…?」
善子「…満足、ねぇ…」ハァ 花丸「ってことは、ちゃんと話は出来たんだ?」
ルビィ「うん、リーダー譲るからAqoursの名前は好きに使っていいって。あと自分に出来ることなら何でも協力するって」
花丸「わぁ♪だったら一歩前進だね♪」
ルビィ「うん♪」
善子「ふぅん…だったらまだ可能性はありそうね」スッ
花丸「何かするずらか?」
善子「まぁね、プランAが駄目ならプランBを使うまでよ」スッスッ
ルビィ「プランB?」
善子「クックックッ、まあ見てなさいって♪」
――― ―――
ざざ〜ん
千歌「…」
千歌「はぁ…」
梨子「――ち〜かちゃん♪」
千歌「!? り、梨子ちゃん?!」
梨子「なに見てるの?」
千歌「えっと…海、かな」
梨子「旗、じゃなくて?」
千歌「……」 ざざ〜ん
千歌「…」
梨子「…どうしたの?そんなおセンチな千歌ちゃん、千歌ちゃんらしくないよ?」
千歌「あー!もしかしてチカのことバカにしてる?!」
梨子「してないしてない。ただ、そんな千歌ちゃん珍しいなーって思っただけだよ」
千歌「…そうかな?」
梨子「…そうだよ」 千歌「……」
梨子「……」
千歌「梨子ちゃんはどうしてここに?」
梨子「千歌ちゃんが心配で」
千歌「むー…やっぱりからかってるなー?」
梨子「ふふっ♪ちょっとだけ♪」
千歌「もう…!」 千歌「…ピアノ、今日はいいの?」
梨子「うん、ちょうど一段落ついたところだから」
千歌「ここのところずっと弾いてるもんねー」
梨子「うるさくしてごめんね」
千歌「いいよいいよ。練習?それとも作曲?」
梨子「作曲かな。完成させたい曲と、新しく作ってる曲とあって…最近ちょっと大変なの」
千歌「そう言うわりには全然大変そうに見えないね」
梨子「ふふ、やっぱり楽しいからかな?…私ね、本当にピアノが大好きなんだなって最近特に思ってるの」
梨子「そう思わせてくれた千歌ちゃんと、スクールアイドルには本当に感謝してるわ」
千歌「…それは、梨子ちゃんが凄いだけだよ…」 梨子「…ねえ千歌ちゃん」
千歌「なに?」
梨子「心配してたっていうのは本当なんだよ?」
千歌「え…?」
梨子「ここのところ千歌ちゃんがそうやって浜辺に座ってるの、よく見るから…」
千歌「…!」
梨子「なにかあったの?千歌ちゃん」
千歌「べつに、なにもないよ」 梨子「…千歌ちゃん、私ね」
千歌「うん」
梨子「千歌ちゃんにもう一度、スクールアイドルやって欲しい」
千歌「!?」
梨子「千歌ちゃんが何かに悩んでるのはわかるよ?そんなに簡単じゃないことなんだとは思う」
千歌「り、梨子ちゃん?なにを…?」
梨子「でも、千歌ちゃんが言ってくれたんだよ?ここで」
千歌「え…?」
梨子「『梨子ちゃんにとってピアノは、同じくらい大切なものだったんじゃないの?』って」
梨子「千歌ちゃんにとっても、スクールアイドルってその悩みくらい…ううん、もっと大切なものなんじゃないかな?」
梨子「その気持ちに、答えを渡してあげて欲しいな」
千歌「……」 梨子「夢を諦めそうになった私に、みんなを笑顔にするのがスクールアイドルだって」
梨子「それはとっても素敵な事だって教えてくれたのは千歌ちゃんだよ?」
梨子「…今の千歌ちゃんは、あの頃の私とおんなじ顔をしてる」
千歌「っ!!」
梨子「だからね、千歌ちゃん――」
千歌「そんなの…っ!」
梨子「千歌、ちゃん…?」
千歌「そんなの!わかってるよっ!!」ダッ!
梨子「千歌ちゃんっ!!」
千歌「〜〜!!」タッタッタッ!
梨子「……」 梨子「……」ハァ…
梨子「あ〜あ……」
梨子「」ピッ
梨子「あ、私」
梨子「うん、……うん、ごめんなさい。失敗しちゃった……」
梨子「うん、それもわからないまま……」
梨子「ごめんなさい、じゃあね」ピッ
梨子「……千歌ちゃん……」
――― ―――
善子「ええ、お疲れさま」ピッ
ルビィ「ど、どうだった?」
善子「ダメね、理由すら掴めなかったそうよ」
花丸「あれだけ自信満々だったプランBがただの人だのみで、しかも失敗してりゃ世話ないずら」
善子「うるっさいわね!こうなりゃ強硬突破よ!」
ルビィ「どうするの?」
善子「プランA(アタック)、プランB(バイプレイヤー)が駄目ならプランCを使うまでよ!」
花丸「プランCぃ〜?」
ルビィ「って…?」
善子「クックックッ……プランC、それは……!」
るびまる「それは…?」
善子「コールよ!!」スチャ
――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
梨子『――っていう事だから』
曜『ちょっ!待って待って!いきなり言われても――』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
善子『ええい!リトルデーモンマリーよ!我が召喚に応えなさい!』
鞠莉『…あー、朝からそのテンションはちょ〜っとハードかも…』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
花丸『とにかく!果南ちゃんの助けが必要ずら!』
果南『……本気、なの?』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ルビィ『だからお姉ちゃん、おねがぁい(はぁと』
ダイヤ『ぅぐっ…!だ、だから、そうしたいのは山々だけど…』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ルビィ『あぁ〜〜っ!もう!』
よしりこまるびぃ『いいから帰ってきなさい!!!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――冒頭へ戻る――
ダイヤ「―――という訳ですわ」
千歌「いや、なにがという訳なのか……」
果南「要するに、私たちみんなルビィたちに呼び戻されたんだよ」
千歌「そうなんだ…」
曜「千歌ちゃん、夢じゃないよ!」
千歌「さっきも聞いたよ?!それ!」
鞠莉「んもう!ちかっちったら!せっかくヒサシブゥリにAqoursが全員揃ったのに何をそんなにシンキングしてるの?」
千歌「だって…!」 ルビィ「――どう?千歌ちゃん」
千歌「……ルビィちゃん…」
花丸「これでわかってもらえたずら?」
千歌「諦めてなかったんだ…」
ルビィ「もちろん!」フンス
千歌「……そっか」
善子「さあ!観念しなさい千歌!」
千歌「……っ」 千歌「……」
ルビィ「…ルビィね」
千歌「?」
ルビィ「正直いうと…今のラブライブ、あんまり好きじゃないんだぁ…」
千歌「…え?」
ルビィ「確かに昔よりみんなずっとずっと上手だし、曲も本物のアイドルと変わらないくらい素敵なんだけど…」
ルビィ「でも、今の勝つことばっかりに夢中になってるラブライブって何か違うと思う」
千歌「!!」
ルビィ「だから、本当のスクールアイドルを、勝ち負けの無い本当のステージを…」
ルビィ「みんなにもう一度思い出して欲しい!そしてみんなにも見て欲しい!」
ルビィ「本当はスクールアイドルってこんなに楽しいんだよって」
ルビィ「全然勝てなくても、たとえ上手じゃなくても、オリジナル曲なんか作れなくても、こんなに楽しいことが出来るんだ!」
ルビィ「それがスクールアイドルの良さなんだ!って」
ルビィ「私はそういうライブをしたい!」 ルビィ「だから千歌ちゃん!」
千歌「は、はい!」
ルビィ「手伝って!」
千歌「そ、それはもちろん…」
ルビィ「一緒にステージに立って!」
千歌「!! そ、それは……」
ルビィ「ダメ、かな……?」
千歌「……」
ルビィ「……どうしても?」
千歌「……ごめん」 ここまでです
この後ライブの準備を進めつつ千歌の悩みを解消しつつ行き詰まったところでSaint Snowに助けてもらいつつ最終的にライブを成功させます
その際にAqours三年生+聖良の特別コラボユニットがあったり
ルビりあの限定ユニット「Candy Snow」のライブを見た善子が
「ルビィは私と『小悪魔インディヴィジュアル』を組む予定なのに!」って怒ったりといった展開を考えていたのですが
サンシャイン劇場版までに書き上げる事が出来なかったのでボツになりました
南無阿弥陀仏 投げて供養しとく
千歌「激突!百合ナンパバトル」
千歌「ナンパ…それは街中で初対面の女の子に声をかけ、仲良くなる行為…」
千歌「ナンパ…それはコミュニケーション能力を極限まで駆使するスポーツ…」
千歌「ナンパ…それはスクールアイドルにとって歌やダンスと同じくらい大切な、カリスマを鍛える試練…」
千歌「そんなナンパというステージを舞台に、今、スクールアイドル同士の仁義なき戦いが始まる…!」
千歌「その名もずばり…ひゃくごう…?」
璃奈「千歌さん、ゆり、って読むんだよ」
千歌「そうなの!?璃奈ちゃんありがとう!…オホン…では改めまして…ずばり、百合ナンパバトル!」 千歌「本日はここ、原宿を舞台にスクールアイドル達のナンパバトルが繰り広げられようとしています!」
千歌「今回の百合ナンパバトル、実況はこの私、高海千歌とぉ…」
璃奈「解説の天王寺璃奈です」
千歌「…の2人でお送りします!」
璃奈「璃奈ちゃんボード[わくわく]」
千歌「今回のイベントは、スクールアイドル各グループから1人ずつ選出された百合ナンパ師3名による、ガチンコナンパバトルとなっていますが…」
千歌「なんと!ナンパの様子は璃奈ちゃん特製のドローンが中継してくれまーす!」
璃奈「広角8Kカメラ・自動追尾機能・双方向通信機能・自律飛行機能搭載で連続72時間稼働できる、お米軍(おこめぐん)にも捕捉されないステルス性を持った超小型ドローンだよ」 千歌「ふえ〜…なんだかすごそうだねぇ…花丸ちゃんがいたら絶っ対、未来ずら〜って言ってるよ」
璃奈「えへへ、ありがとう。あ、ドローンの映像はこのモニターで確認してね」
千歌「おぉ!3人とも映ってるー!…じゃ、丁度いいから選手紹介しちゃおっか?」
璃奈「うん」
千歌「まずは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会から…果林選手!」
果林『あら?千歌ちゃんの声が…という事は、今カメラに映ってるのかしら?』
千歌「ばっちり映ってるよー!果林さん、今回のバトルの意気込みをどうぞ!」
果林『正直よくわからないけれど…ここで女の子と仲良くなってくればいいのよね?どんな勝負であろうと、負けるつもりはないわよ』
千歌「おおっ!さすが読者モデルの果林さん、すごい自信だーっ!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています