○○○はサンタクロース
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るびぃ「ねー、おかーさーん」
母「なんですか、ルビィさん?」
るびぃ「どうしてうちには、さんたさんきてくれないの?」
母「家に煙突がないですからね…」
母「サンタさんが入ってこられないのですよ」アタマナデナデ
るびぃ「うゅ…」 ~間~
るびぃ「よいしょ、よいしょ」カミオリ
だいや「るびぃ、なにをしていますの?」
るびぃ「えんとつつくるの!」
だいや「えんとつ?どうしてですの?」
るびぃ「さんたさんがはいってこれるように!」
だいや「サンタさん…」
るびぃ「うん!」 だいや「………」
だいや「るびぃ、サンタさんにお手紙を書きましょう」
るびぃ「おてがみ?」
だいや「はい。お願いをお手紙に書いておけば、サンタさんが来てくれますよ」
るびぃ「ほんと!」
だいや「はい。クリスマスの日にサンタさんに届くように、手紙を窓に置いておきましょう」
るびぃ「うん!」 ~時は流れ~
果南「そろそろクリスマスだね」
ダイヤ「そうですわね」
果南「ダイヤはクリスマスどうするの?」
ダイヤ「家は年末年始の準備で大変忙しいですから…」
ダイヤ「昔からクリスマスは特に何も」
果南「あ~そうだったね」 ダイヤ「和を重んじる家柄ですので」
果南「名前」
ダイヤ「なにか?」
果南「いや…何でも無いです」
果南「でもそれだとルビィちゃん可哀想だね」
ダイヤ「そうですわね。…まあ、ですけれど日頃ケーキもチキンもよく食べていますし」
果南「いやいや、クリスマスに食べる事に意味があるんじゃん」
ダイヤ「昔からですので」
果南「ふ~ん」 果南「じゃあルビィちゃんはサンタ信じてないんだ?」
ダイヤ「………いえ、プレゼントは」
果南「貰えるんだ」
ダイヤ「…そうですわね…まあ…なんと言いますか…」
果南「ん?」
ダイヤ「……」
ダイヤ「…わたくしが」
果南「ダイヤが?」 ダイヤ「小さいときに色々有りまして」
果南「へ~ダイヤがプレゼントあげるんだ」
果南「ルビィちゃんに欲しい物とか聞いて?」
ダイヤ「いえ、サンタさんにお願いを書いたお手紙を…」
果南「出すの?」
ダイヤ「クリスマスの日に部屋の窓に置いて…」 果南「ダイヤが読んでプレゼントするんだ」
ダイヤ「できる範囲でですが」
果南「でも、プレゼント用意するの大変でしょ」
ダイヤ「お菓子とかスクールアイドルグッツばかりでしたので、なんとかなりましたわ」
ダイヤ「日頃見てますと、なんとなく予想できましたし」 果南「………今年も?」
ダイヤ「そうですわね」
果南「………私も手伝いたい」
ダイヤ「は?」
果南「感動した!」
果南「本格的にやろう!」
ダイヤ「は?」
ダイヤ「本格的?」
ダイヤ「は?」 ~当日浜辺~
ダイヤ「…どうしてこんな場所に。なんですのその格好は」
トナカイ(果南)「用意してきたんだよ!」
ダイヤ「トナカイの着ぐるみにサンタコスチューム…」
トナカイ(果南)「サンタコスはダイヤ用だよ!」
ダイヤ「なぜこんなにミニスカート…」
トナカイ(果南)「ドンキで買ったからね!」
ダイヤ「…はー」 ~間~
サンタ(ダイヤ)「寒いですわ…」
トナカイ(果南)「はい、カイロ」
サンタ(ダイヤ)「…ありがとうございます」
トナカイ(果南)「よし。乗って」
サンタ(ダイヤ)「…なんですか、このソリ」
トナカイ(果南)「サンタと言えば?」
サンタ(ダイヤ)「」 サンタ(ダイヤ)「…どうやって動きますのこれ」
トナカイ(果南)「トナカイ」👍
サンタ(ダイヤ)「」
サンタ(ダイヤ)「いやいや無理ですわ!」
トナカイ(果南)「大丈夫!助っ人もいる!」ピィー
タタタタッ
トナカイ(しいたけ)「わん!」
サンタ(ダイヤ)「」 ~黒澤家~
……タタタタッザァー
サンタ(ダイヤ)「ハァハァハァ…ほぼ浮いていましたわ…」
トナカイ(果南)「よーしよしよし」ナデナデ
トナカイ(しいたけ)「わふ!」
トナカイ(果南)「もう部屋の明かり消えてるね」
サンタ(ダイヤ)「夜10時には寝ますので」
サンタ(ダイヤ)「ですけれど慎重に、静かに入りましょう」
トナカイ(果南)「うん(小声)」
トナカイ(しいたけ)「わん(小声)」 サンタ(ダイヤ)「ルビィの部屋の手紙を回収して、わたくしの部屋に行きましょう」
サンタ(ダイヤ)「プレゼントを何個か用意してありますので」
トナカイ(果南)「わかった(小声)」
トナカイ(しいたけ)「わふ(小声)」 ~ルビィの部屋階段~
サンタ(ダイヤ)「…」ソーット
トナカイ(果南)「…」ソーット
トナカイ(しいたけ)「…」ペタペタ
トナカイ(果南)「…なんでこの石ちょっと光ってるの?(小声)」
サンタ(ダイヤ)「…気にしないでください(小声)」
サンタ(ダイヤ)「…ありましたわ(小声)」💌 トナカイ(果南)「…ルビィちゃんよく眠ってるね。かわいい(小声)」ナデナデ
トナカイ(しいたけ)「わん(小声)」ペロペロ
サンタ(ダイヤ)「ちょっと!起きますわよ!(小声)」
ルビィ「zzz…ぅゅ…zzz…ポネイチャ…zzz」
サンタ(ダイヤ)「(かわいい)」
トナカイ(果南)「(かわいい)」
トナカイ(しいたけ)「(かわいい)」 ~ダイヤの部屋~
ダイヤ「なんとか無事に手紙を回収できましたわ…」
果南「緊張したね~」
ダイヤ「それでしたら、もっと慎重に行動してください」
ダイヤ「まったく…」
果南「ごめんごめん、かわいかったから」
ダイヤ「お茶ですわ」つ🍵
果南「ありがと」ゴクゴク
トナカイ(しいたけ)「わふ」ゴクゴク 果南「それで欲しい物はなんだろ!」
ダイヤ「ちょっと待ってくださいね」
ダイヤ「サンタさんへ。ルビィは、浦の星に入学してお姉ちゃんと…」
ダイヤ「…………………」
果南「ダイヤ?」
ダイヤ「…………………」
ダイヤ「…すみません」
ダイヤ「願いでしたわ…」
ダイヤ「物ではない」
ダイヤ「願いでした…」 果南「?」
ダイヤ「果南さん。すみません」
ダイヤ「これは…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「がんばります」
果南「?」
果南「わかんないけど、ダイヤなら叶えられるよ!きっと!」
ダイヤ「…」 ダイヤ「今日は、ありとうございました」
ダイヤ「夜も遅いので、泊まっていってください」
果南「泊まっていきたいんだけど、送り届けないと」チカニオコラレル
トナカイ(しいたけ)「わん!」
ダイヤ「ありとうございました。わんちゃん」ナデナデ ~時は過ぎ~
果南「クリスマスにそんなことあったよね」
ダイヤ「ええ」
鞠莉「いいなぁ~」
鞠莉「私も誘ってよぉ!」
ダイヤ「去年の話ですので」
鞠莉「去年!」
鞠莉「もぉ~。今年はAqours全員で大騒ぎしましょうね!」 鞠莉「それで、ルビィのお願いって何だったの?叶えられたのかしら?」
ダイヤ「…ええ」
ダイヤ「叶えられました」
果南「叶ったんだ!」
ダイヤ「鞠莉さん…千歌さん…みなさんのおかげで」
果南「?」
鞠莉「?」
果南「よくわかんないけど良かった!」
ダイヤ「ええ、ほんとうに良かったです!」 ~ルビィの部屋~
善子「あんた達ってサンタ信じてそうよね~」
花丸「まるは生クリームが…」
ルビィ「うん!サンタさんはいるよ」
ルビィ「ルビィだけの!」
おしまい スレ立てしてくれた方、見ていただいた方ありがとうございました
メリー・クリスマス SSスレと分かりづらいのがもったいないくらいの短編でとてもほっこりした いい話だった
でも光る石って普通に考えたら放射性物質であのデカさだとヤバいよね… ドラマCDっていうからトチ狂ったものが来るかと思ったらめちゃいい話しじゃねーか… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています