かすみ「ねぇしず子。なんでかすみんの背中に指文字で『しずく』って書いてるの?」しずく(自分の物には名札を付ける。当然だよね)
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かすみ「ねぇしず子〜。ちょっとくすぐったいんだけどぉ〜?」
しずく「ふふっ。気にしないで。こうすると、荒れ狂う大津波のような感情が一旦だけど落ち着くの」
かすみ「えぇ?何その独特な方法」
しずく「ごめんねかすみさん」
かすみ「ん〜。まぁいいよ」
しずく「ありがとね。かすみさん」
かすみ「うん。別に減るわけじゃないし……それに」
しずく「それに?」
かすみ「たったこれだけでしず子の役に立てるなら、お安い御用だよ!」ニコッ
しずく「!!」
かすみ「スクールアイドルと演劇部の掛け持ちだもん。変なストレスも溜まるだろうし、変な解消方法にもなるよね」
しずく(……。そういうところですよ。かすみさんのジゴロ……)
しずく「……」ジト… エマ「見てみてかすみちゃん。これ!」
かすみ「何ですかエマせんぱい。えっと、これは……。エマせんぱいの家族ですか?」
エマ「うん!とっても可愛いでしょ?」
かすみ「そうですねぇ。かすみん程ではありませんが、なかなかプリティです!」
エマ「だよねぇ〜。私、家族の写真を見るだけで癒されるんだ〜」
かすみ「へぇ……。ひょっとしてエマせんぱい。ちょっぴりホームシックですか?」
エマ「え?そんなこと、ないと思うけど……。今は同好会のみんながいるし」
かすみ「そうですかぁ?かすみんにはそうは思えませんでしたよ?」
エマ「そうかなぁ。私も知らないだけで、そうなのかも……」
かすみ「ふっふ〜ん♪そんなエマせんぱいに朗報ですよ!」 エマ「え、なになに!?」
かすみ「実はかすみん。最近チーズフォンデュの機械を買ったんですよ!同好会のみんなと一緒にチーズフォンデュをやって、スイス気分を一緒に味わいましょう!」
かすみ「そうすれば寂しさもどこかへ吹っ飛んじゃいますよ!」
エマ「わぁ〜!それはとっても素敵だね!」
かすみ「ワクワクしますよね!」
しずく「……」
しずく「……」シ~ズ~ク
かすみ「ぴゃぁっ!」
しずく(そういうところだよ。かすみさん……。チーズフォンデュパーティ、楽しみにしてるからね) 果林「う〜ん」
かすみ「あれ、果林せんぱい。何を悩んでるんです?」
果林「あぁ。かすみちゃん。いい所に来たわね。こっちの服とこっちの服。どっちの方が今の季節にピッタリかしら」
かすみ「果林せんぱいが着る服に悩むなんて珍しいですね。う〜ん。どっちでも季節感に合ってるから悩みますねぇ」
果林「そうなのよ。いつもならすぐ決まるんだけど……。どうかしら?」
かすみ「そうですねぇ……。こっちの方が私は可愛いと思います」
果林「そう?ちょっとこっちは子供っぽくて私には合わないと思ってたのよね。でも……」
かすみ「だめですよぉ?果林せんぱい!」 果林「え?」
かすみ「自分の可愛いには正直にならないとだめです!実はかすみん、常々思ってたんです。果林さんはカッコよくてセクシーな衣装が似合いますけど、可愛い衣装も似合うって!」
かすみ「私はもっと別の果林せんぱいが見たいです!それを着て、もっともっと可愛い果林せんぱいを見せてください!」
果林「ふふっ。ありがとう、かすみちゃん。分かったわ。こっちにするわね」ニコッ
しずく「……」
しずく「……」シ~ズ~ク
かすみ「あぴやぁっ!?」
しずく(そういうところだよ。かすみさん……。次は私の服を選んで貰うからね) 彼方「すやぴ……と見せかけてぱっちりおめめ!」
かすみ「ぎゃあっ!突然起きないでくださいよ彼方せんぱい!」
彼方「ごめんごめん」
かすみ「いつものポヤポヤ彼方せんぱいはどこへ行ったんですか」
彼方「う〜ん。それがねぇ、最近ちょっと気になることがあってねぇ」
かすみ「気になること?何ですかそれ」
彼方「えっとねぇ。彼方ちゃんって、よくすやぴになるでしょ〜?だからよく起こされるんだけどぉ〜その寝起きの表情って、ちょっとどうなのかなぁ?ってさ〜」
かすみ「あぁ〜。寝起きの表情が可愛くないかも、って話ですか」
彼方「うんうん。彼方ちゃん、一応スクールアイドルだからさぁ。寝起きのブチャイクな顔をたくさんするのってどうなのかなぁ、って思うようになったのさ〜」
かすみ「なるほど……でもそんなに気にすることないんじゃないですか?」 彼方「えぇ?彼方ちゃんってば、寝起きの表情もすやぴかいちってことぉ〜?」
かすみ「そうじゃないです」
彼方「あらら」
かすみ「私、思うんですけど、アイドルって可愛いだけじゃなくって、可愛くない部分も愛されてこそのアイドルだって思うんですよ」
かすみ「だから、下手にそこを強がり過ぎると、むしろマイナスポイントになると思うんですよね。それに……」
彼方「それに?」
かすみ「彼方せんぱいの寝起きの表情って、すでに愛されてる部分ですよ」
彼方「……。んもぉ〜嬉しいこと言ってくれるじゃ〜ん?このこの〜」
かすみ「ぬわっ!突然抱き着かないでください!それと!機敏な動きの彼方せんぱいはちょっと怖いんです!!」
しずく「……」
しずく「……」シ~ズ~ク
かすみ「ぬっふぇ!!」
しずく(そういうところだよ。かすみさん……。私はかすみさんの寝起きの表情、大好きだよ) ミア「ぬっ、ぐぬぬ……」ギリギリ
かすみ「あれ、どしたのミア子」
ミア「ぬぅ……。ふぅ、なんだ。かすみか」
かすみ「かすみんをなんだ呼ばわりとは……。ってそれ、開けられないの?」
ミア「あぁ。ボクとしたことが、ジャムの瓶一つ開けられないなんてね。Shit!」
かすみ「どれどれ……ふんぬぬぬぬ……ぬああああああ!!開かない!」
ミア「ボクにもできないのに、かすみにできるはずがないだろう?子犬ちゃんなんだから」
かすみ「かすみんは子犬じゃありません!!あ、そういえば……」ゴソゴソ
ミア「……?なにをごそごそと。ってそれ、輪ゴムかい?」 かすみ「そうだよ。フタがきつすぎる時もこうやって輪ゴムを括りつければ……えいっ!」スポーン
ミア「WOW!あの固い瓶のフタがいともたやすく!やるじゃないかかすみ」
かすみ「ふふん♪もっと褒めてくれてもいいんだよ〜?」ニヨニヨ
ミア「ふっ。Thanks。かすみ」
かすみ「……素直なミア子……珍しい」
しずく「……」
しずく「……」シ~ズ~ク
かすみ「んびゃあっ!!」
しずく(そういうところだよ。かすみさん……いや、不意打ちのミアさんもか……) 愛「どう?かすみん。愛さんが編んだこのマフラー!」
かすみ「えっ。これ愛せんぱいが編んだんですか!?」
愛「そうだよ!」
かすみ「へぇ〜。肌触りもいいですねぇこれ。愛せんぱいって意外と器用ですよね」
愛「意外とはなんだね。意外とは」
かすみ「それで、誰に送るんですか?このマフラー」
愛「お姉ちゃんに送る予定なんだ!でも……上手くできてない部分もあってさ。本当に喜んでくれるか心配になっちゃって。どうかな。かすみん」
かすみ「なるほど。あ、確かにちょっと微妙にぐねってる部分もありますね」
愛「そうなんだ〜。やっぱり一筋縄ではいかないよね。まぁ使ってるのは糸だけど」
かすみ「大丈夫ですよ!愛せんぱい!思いを込めて作った物なら、きっとお姉ちゃんも喜んでくれますよ!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています