栞子「見ると7日以内に泣く呪いのビデオ?」しずく「知ってる?」かすみ「最近よく聞くやつだよ」璃奈「ちなみに現物はここにある」
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栞子「はぁ……いくら私が世間に疎いとはいえ、そんなもの信じるほどバカではありませんよ」
しずく「栞子さん、もしかして怖いの?」
かすみ「あっれれー?しお子って案外怖がり~?」
栞子「挑発しても無駄です」
栞子「だいたいそんな非科学的なものが今の時代の流行るなんてあり得ません」
璃奈「じゃあ見て見る?」
栞子「話聞いてました?」 しずく「泣くだけ泣くだけ、死ぬわけじゃないんだし💙」
栞子「でしたら、しずくさんが見れば良いのでは?」
かすみ「そういうのは新入りがやるものなんだよ」
栞子「こういう時だけ先輩後輩持ち出すのはやめてください」
璃奈「栞子ちゃん……ダメっ?」
栞子(……っかわいい)
栞子「と、とにかく!そんなデタラメな物、私は信じませんし見ません!」
璃奈「ビデオ、見るだけだから…だめ?」
栞子「……」
栞子「分かりました」
栞子「一度だけ見てあげます」
栞子「でも一度だけ、一度だけですよ?見終わったら返しますからね?」
从[´・֊・]从
从c˘σ ֊ σ˘*
Σjミイ˶º ֊º˶リ ~三船家~
栞子「我ながら、まだまだ甘いですね……」
栞子「……ま、ビデオを見るだけなら良いでしょう」
栞子「それにしても呪いのビデオだなんて…小学生ですか、考えたのは」
栞子「……さっさと再生して終わらせましょう」
[▷再生]ポチッ
「そ…、この……本当に、本当に…!ずっっっ……夢……ていて…」
栞子「これは……何かのライブ映像?」
栞子「白黒ですし、砂嵐のようなもので見辛く音も途切れ途切れ……」
「今日、そ……夢…やっ……叶い、た…!」
「本当に嬉しいデェス…」
「…ズッ」
栞子「ん?」
「でも……それ、……みんなと、一……過ごして……に…」
「ズゥ…ズッ・・・」
栞子「なんでしょう?喋ってる人以外の声?が聞こえるような……」 ゴトンッ!!
栞子「ひっ!?!?」
栞子「あれ……?こんなところに黒いティッシュ箱?」
「皆と……るのが……凄………しくて……」
「稽古もア、フレ……全部、凄い楽……時間で…」
「ズズッゥ……」
栞子「気になりますね……この音」
「もっと……っ……と……みんな…」
「うぅっ…!!ウゥ……ズズッ!!」 翌日
栞子「璃奈さん、ビデオをお返しします」
璃奈「どうだった?」
栞子「特に…何かのイベント?で女性が話していましたね」
しずく「他には?」
栞子「他には…あっ」
栞子「話している女性以外の声?が入ってました」
栞子「声…というよりも鼻を啜るような音でしたけど」
栞子「でも…」
かすみ「でも?」
栞子「……笑いませんか?」
璃奈「大丈夫」
栞子「その啜るような音を聞いた時、何故か親しみというか聞き覚えのあるような、そんな感覚がありました」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています