かすみ「赤い数字」
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かすみ「………ぐぬぬっ」
璃奈「かすみちゃん…どうしたんだろう」
愛「また赤点取ったとか?」
栞子「赤点なんてちゃんと授業を受けてれば取る訳……」
かすみ「三つも赤点取っちゃったぁぁ」
栞子「まさかの赤点取ってた!!!?」
愛「流石期待を裏切らない」 かすみ「どうしよう」
愛「赤点が三つもあったら普通に留年レベルだよ?」
かすみ「り、留年…」
栞子「まあ…しっかり補習を受ければ留年はしないでしょうけど」
璃奈「ちなみにどの教科が赤点だったの?」
かすみ「数学と英語と歴史だよ。あと、物理も」
愛「四つじゃん」
栞子「なるほど。数学が苦手なのは分かりました」 かすみ「ま、まあ…でも、生きていくのに必要のない教科と言えばそれまでなんですけど…出来なくても生きてく上では困らないからね」
栞子「今まさに困ってるじゃないですか」
かすみ「まあ…それは…今はいいの」
栞子「良くないから困ってるのでしょう?」
愛「もう少し考えてから喋った方がいいよ。絶対に」
かすみ「うっ…でも、実際に生きてく上で必要ないじゃないですか。歴史なんて覚えてなんの意味があるんですか?」 高1のとき学年末で14教科中7教科赤点でも補修とか課題ナシで進級できたから余裕や 愛「そう言う事を言う人は過去の失敗を繰り返すんだよ」
栞子「私達の今があるのは過去の積み重ねです。過去を学ぶ事で未来を切り開けとると言う事もあると思いますよ」
かすみ「でも、社会に出て方程式とか使うかな?」
璃奈「使うと思う。工学系に進めば使うし、かすみちゃんが思ってるより数学は大事」
かすみ「………かすみん工学系になんて進まないし」
栞子「でも、かすみさんが万が一その道に進みたいと思った時に数学が出来ない事が足枷になるかもしれませんよ?勉強を疎かにすると言う事は自ら進路を狭める行為だと思いませんか?」
かすみ「それは……そんなマジで返されても…」
愛「ずっとマジだけど」 かすみ「でも…よく考えて下さい」
愛「よく考える必要があるのはかすみんの方だよ」
栞子「何を考えるのですか?」
かすみ「しお子はさ、今回のテストはどれくらい勉強したの?」
栞子「どれくらいと言われても」
かすみ「どうせテスト期間中は毎日勉学してたんじゃないの?」
栞子「まあ…そうですね。テスト期間に限った話じゃありませんが。毎日少しずつ勉強はしています」
かすみ「え…テスト期間以外もやってるの?」 栞子「はい」
かすみ「生き地獄だね」
栞子「生き地獄?!!」
愛「生き地獄のハードル低いね」
かすみ「愛先輩も毎日やってるんですか?」
愛「え?私は別に…」
かすみ「でしょうねでしょうね。愛先輩は勉強なんかしませんよね」 赤点4つはあかんからな
しかもかすみライフデザインとかじゃなくて普通科だし… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています