少女「えーん!えーん!」璃奈(あ、あそこで子供が泣いてる)
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周りの大人〔スタスタ、テクテク〕
少女「ひぐっ、えーん!」
璃奈(可哀想...なんとかしなきゃ!)
璃奈「...っ」タッ‼︎
璃奈「大丈夫、お父さんかお母さんは?」
少女「グスッ...ッ!」
少女「うえーーーん!怖いよー!」
璃奈「──え」ズキッ
璃奈「こ、怖くないよ..」
少女「えーん!ママー!ママーー!!」
母親「少女!」
少女「ッ!ママー!!」ダキッ
母親「あれだけ逸れないようにって言ったでしょ!」ギューッ
母親「──ッ!」ギロッ
璃奈「ッ」ビクッ
母親「うちの子を怖がらせないで頂戴!」
璃奈「っ、ご、ごめんなさい...」
母親「...さっ、もう手を離しちゃダメよ?」
少女「うん!」ギュッ
璃奈「........」
テクテク
みたいな日常を愛さんと出会う以前までは過ごしていたと思うと
書いてて心が痛くなる。 実の母親「あの子何考えてるかわからなくて気持ち悪いわ」 璃奈「えーん!えーん!」愛(あ、あそこで子供が泣いている) ガチャッ
璃奈「ただいま」
シーン...
璃奈(誰もいないのに、なんで挨拶してるんだろう)スタスタ
璃奈「...」
【璃奈へ 今日も遅くなります。
いつも寂しい思いをさせてごめんなさい。
料理は冷蔵庫の中に入れておきます。温めて食べてね】
璃奈「....」ガチャッ
璃奈「....」ヂヂヂ(電子レンジ)
璃奈(今のうちにお風呂入ろう) りなりー1000円置かれるだけじゃないとか愛されてるな ここから故郷にバスターコールされるとかは無いから大丈夫だ ワシャワシャ
璃奈「っ!」
私は風呂で頭を洗う時、身体を洗い時目を閉じる。
別に目にシャンプーが入るのが怖いとかじゃない。
もっと単純に鏡が苦手だから...
違う..鏡が嫌いなんじゃない、鏡に映る私、私の顔が私は嫌い...
シャーーー
少女『えーん!怖いよーー!!』
璃奈「っ...」
シャワーを顔に当てる...
そうすればきっと哀しくない。
だって、私の顔は哀しがっていないんだから 璃奈「...」ポカポカ
璃奈(うん、もう食べられる。)
パクッ
温まったご飯はとても美味しい。美味しいはずなのに2、3口食べればもう十分になる。
食欲が全然出ない...
璃奈(明日の3食は今日の残りで良いかな)
【お母さんへ
夜ご飯ありがとう。美味しかった
明日は今日の分で大丈夫】
璃奈「...」
一度書いて考える、こんなこと書いたらお母さんは哀しんじゃう...と思う
【お母さんへ
夜ご飯ありがとう。美味しかった
明日は友達の家でお泊まりするから大丈夫^^】
これで、大丈夫だよね... テレビは好き。
色んなアニメやドラマを楽しめる。
見ていてハラハラしたり、ドキドキしたり、そして面白かったって思える。
「見て!貴方の魔法でみんなが笑顔になったよ!」
「あなたの魔法はみんなを幸せにできる!」
ブチンッ
璃奈「...」
でも、電源のついてないテレビは嫌い...
私の顔が良く見える 眠る時間はすごく好き。
目を閉じて、身体がとても休まる..
嫌なことがあってもこの時間は本当に心が安らぐ。
璃奈(眠れば今日のことなんて全部忘れられられるよ...)
だから、今日はもうおやすみ... 目覚めると枕が濡れていた。
高校生なのによだれを垂らして眠っていたなんて考えると恥ずかしい。
朝は嫌い
歯を磨いて、顔を洗う時に嫌でも顔を見ちゃうから。
朝ごはんに昨日残りを食べて、昼ごはんの弁当にも詰め込む。
夜ご飯用の残りをバレないように冷凍庫の中に入れる。
小さい小皿に移して大皿は洗えるようにしておかないと。
朝にやり残したことはないか確認して扉を開ける。
璃奈「行ってきます」
シーン
璃奈「...」
ガチャン 「ジョリポリス新作アトラクション稼働中!」
「クーポン配布中!」
通学路を歩いていると、台場で有名なアミューズメントパークのクーポンが配布されていた。
璃奈「...」スッ
なんとなく、1枚クーポンを手に取る。
別に特別行きたいと思ったわけじゃない。
ただ、家で何もしないよりかは時間潰しになるかもって、そう思ったんだ
璃奈(...そんなことより、学校行かないと)テクテク
--------------- 授業の時間は好き。
私が知らないことが学べるし、先生も授業中褒めてくれる。
でも、楽しい時間はすぐに終わって、50分が直ぐに過ぎちゃう。
休みの時間は嫌い。
周りは他の人と集まって雑談する声が聞こえる
「うーん、休み時間だー!」
「授業って退屈ー」
「休み時間ってなんで短いんだろうー」
うっすらとそんな会話が聞こえた。
私は授業が好きで休み時間が嫌い。
でも周りは授業が嫌いで休み時間が好き。
そんなことを考えてると、私はみんなと考え方が違うんだなッと思って少し暗い気持ちになっちゃう... ----------
放課後になった、周りはドンドン教室から出ていく
私も家に帰ろうと帰りの支度をしてると声が聞こえた
「ねぇねぇ、帰りどっか寄ってかない?」
「あ、じゃあ私ゲーセン行きたい!」
「え、ゲーセン?」
「欲しいぬいぐるみあるんだよ〜」
「あはは、良いね行こう!」
「やった♪」
璃奈(ゲーセン...)
ポケットに入ってるジョリポのクーポン券に目を移す...
璃奈「...っ」ガタッ
璃奈「あ、あの...っ」
「「「?」」」
璃奈「ぁ....っ」
3人は私をみてる、今話せばもしかしたら....
クルッ
璃奈「なんでもない」テクテク 駄目だった...
ゲームである【はなす】コマンドが使用できないみたいに話ができない...
『うえーーーん!怖いよー!』
『うちの子を怖がらせないで頂戴!』
...
窓に私の顔が映る...
無表情で、暗い表情だ。
こんな顔で話しかけられたら子供も泣いちゃうよ...
璃奈(こんな風に笑顔になれれば)キュッ...
窓ガラスに映る口元に【 ᴗ 】と書いてみる 璃奈「...」シュンッ...
自分で描いて嫌になる。
璃奈(私の気持ちを、思いを伝えられたらクラスの人とも...)
そんなことを思いながら、あの時見せられなかったジョリポのクーポン券を持って、1人で落ち込む。
「どーしたのっ?」
振り返るとそこにいたのは─────── 授業の時間は好き。
私が知らないことが学べるし、先生も授業中褒めてくれる。
でも、楽しい時間はすぐに終わって、50分が直ぐに過ぎちゃう。
休みの時間も好き。
今日子ちゃん、色葉ちゃん、浅希ちゃんと休み時間他の人と一緒にいることが多くなった。
今日子「璃奈ちゃん!来週のライブ頑張ってね♪」
浅希「応援絶対に行くから」
色葉「応援気合い入れるね!」
璃奈「本当!すごく嬉しい♪」【˶> ▽ <˵】
キンコンカンコーン
璃奈「あ、時間だね」
休み時間ってこんなに短いものだったんだ あの日、愛さんが私の手を引っ張ってくれたおかげで世界に色がついたみたいになった。
嫌いと思ってたことが今は好きだって言える。
鏡だって今では私の日課に欠かせないマイアイテム!
お父さんとお母さんは今でも忙しい。
だけど、私を思ってくれているのはすごく伝わってくるよ。 今でも表情で相手に思いを伝えるのは難しい。
だけど───
少女「ひぐっ!えーん!!」
璃奈「...ガサガサ」
キュッ キュッ
私は今の私の思いをボードに載せる。
相手に伝わるように、だけど不安にさせないように...
少女「うえーん!あーん!」
怖がらせないように、しゃがんでボードを装着して!
璃奈「どうしたの、大丈夫?」【˶•︠﹏•︡˵】
END デデーン!
天王寺 タイキック
執行 高坂雪穂(CV.東山奈央) よきよき
从[´・?・]从ちゃんには幸せになって欲しい 自分が子供だったら絵を描いたスケブで顔を隠した奴に話しかけられたらバリ怖いと思うけどな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています