すみれ「追いかけた夢の先で生まれた希望の星に出来ること」
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代行ありがとうございます!
せっかくヤクルトスワローズが優勝したので本作と関係ない前作↓
可可「すみれのいいところで打線を組めませんデシタ」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1662780705/ すみれ「やっと私のところに来てくれた…」
すみれ「もう、遅いったら遅いのよ」グスン
すみれ「恋、可可、かのん、千砂都…みんなより遅くなったけど」
すみれ「私にも、できたわよ…」
すみれ「こんにちは、赤ちゃん」ニコッ…
夏美「しゅみれぇぇぇ~~~! よぐ頑張りまじたの~~~~!」ダキッ
すみれ「この子の名前は“すみか”すみれと夏美を合わせて澄夏よ!」 すみれ(そしてその日から5年が経つ――――)
すみれ「ほら、ちゃんとハンカチ持った? お弁当も」
澄夏「もったー」
すみれ「よし、じゃあ保育園のバス乗るわよ!」
澄夏「はーい」
…
四可「あ、澄夏ちゃんだ。おはよう」
澄夏「スークゥおねえちゃんだ! おはようー!」パアアアアア
澄夏「おねえちゃん、がっこういくの!? わたしもはやくいきたい!」
四可「澄夏ちゃんもすぐ大きくなるよ。そうしたら一緒に行こうね」
澄夏「うん! はやくおーきくなりたいなー!」
すみれ「澄夏ー? 置いてくわよー?」 すみれ(今、私と夏美は娘の澄夏と共にタワマンに住んでいる)
すみれ(もっとも私たちは3階の住人)
すみれ(つまるところ、タワマンのカースト下位にあたる)
すみれ(もちろん気にせず生きていくことも出来るけど……上位階には“アイツら”がいる)
かのん「メイと娘のメイカと、10階に住んでいます。正直生活は厳しいです…」
恋「きな子さんと娘の麗奈と、26階に住んでいます。葉月家の土地は都市計画でショッピングモールになりました」
ウィーン「娘と38階に住んでいるわ。千砂都は殆ど家には帰ってこないわ」
可可「四季と娘と最上階のペントハウスに住んでマス」フフン
すみれ(みんな優しく接してくれる。けど正直コンプレックスになってしまう)
すみれ(澄夏にはそんな思いはさせたくないんだけど…) かのん「すみれちゃん、すみれちゃん」チョイチョイ
すみれ「何よかのん、まさかまた…」
かのん「うん。可可ちゃんからランチのお誘い…」
すみれ「断ったのよね?」
かのん「それがこの前断られたから今度は絶対行きたいって…」ウルウル
すみれ「あー…」
かのん「それでね? 恋ちゃんとウィーンちゃんとすみれちゃんも一緒にって」
すみれ「はぁ!? いやいやいや無理よ!?」
すみれ「どうせ凄い高いレストランなんでしょ!? 第一私仕事あるし行けないったら行けないわよ!」
かのん「お金は可可ちゃんが自分で払うんだって…」
すみれ「…」
すみれ「あの成金め…!」 恋「すみません、仕事で遅れてしまって」
可可「いいんデスよー! 可可のお誘いを受けてくれてアリガトデス!」
可可「ずっとこの料亭に行きたいと思ってたんデス…!」キラキラキラ
かのん(こんな高そうなとこ行きたいとか夢にも思わないよ!)ガーン
すみれ(遥か彼方の世界ね…)ズーン
ウィーン「フン…」
可可「今日は誘った可可がお金を出すのでいっぱい食べていって下サイ!」
恋「そのことなのですが…」
かのん「可可ちゃん、そういうの申し訳ないし私たちも払うよ」
すみれ(払えないわよ…。ミネラルウォーターすら高い!) 可可「すみれ、今見てるメニュー表のものは注文してませんよ」
すみれ「へっ」
可可「既にコースで注文してマス」ピラッ
かのん「ひぃぃぃぃっ!? 何このお値段!」
すみれ「1人分がウチの何か月分の食費なのよー!」
恋「(白目)」
可可「今日は可可のワガママで来たんデス。払わせて下サイ」
可可「特にすみれは有給取って来てくれたんデスからね」ニコッ
かのん・恋・すみれ「ははぁー!」
ウィーン「…私は自分で払うわ」
ウィーン「貴女に借りを作りたくないもの」
可可「可愛くない後輩デスねぇ」 可可「それでデスね。うちのスークゥがまた賞を取ってしまったんデスよ~♪」クラクラ
すみれ「また始まった…」ヒソヒソ
かのん「うん。可可ちゃんの娘自慢…」ヒソヒソ
可可「可可と四季に似て頭が良くて~♪ 同級生の中でも一番なんデスよね~♪」グデングデン
恋「可可さん、お昼間から飲み過ぎですよ」
ウィーン「フン…」
可可「だから今度~♪ 誕生日には1000万円の超ハイスペックPCを買ってあげるんデスよ~♪」ヒック
恋「い、1000万円をお子さんの誕生日プレゼントに…(白目)」
かのん「私、5万円ので仕事してるんだけど…」
すみれ「…」
すみれ「私、保育園のお迎えがあるから先に帰るわね…」 ウィーン「フン…」
↑ちぃちゃんに負けて娘1人の人妻
ってかリエラに入ったんか😳 すみれ(可可に悪気がないのは分かっている)
すみれ(お酒が入ると自慢話が増えるけど、イヤミで言ってるわけではなく純粋に娘が可愛いのだ)
すみれ(実際、娘のスークゥはウチの澄夏も懐いているくらい良い子だ)
すみれ(けど…)
澄夏「すみれおかーさんただいまー」
すみれ「おかえり。あら、それは?」
澄夏「えへへー。こんどね、スークゥおねえちゃんのおたんじょうびなの!」
澄夏「だから、おりがみでつくったんだよ! おねえちゃんのパソコン!」
すみれ「そう…」
すみれ「喜んでくれるといいわね…!」 夏美「ただいまでっすのー! 今日も夏美の腰が…オニナッツですのー!」
澄夏「あははー、なつみおかーさんおもしろーい!」キャッキャ
すみれ「おかえり、夏美。ご飯にする?お風呂にする?」
夏美「…ここで『すみれにする』って言ったらしてくれますの?」ゴクリ
すみれ「澄夏もいるのにするわけないでしょ。お風呂湧いてるから行ってらっしゃい」
夏美「はいですのー!」
夏美「♪~」
すみれ「はぁ…アイツは気楽でいいわねぇ」
すみれ「…」
すみれ「パートナー、間違ったかしら…」
すみれ「可可…アイツと一緒だったら今頃私は最上階の…」
すみれ「いや、夏美はよく頑張ってるじゃない…! 誰も悪くないのよ…」 本編の進行に伴って色んな設定のss増えてきたな期待してます 夏美「いただきますのー! すみれはたくさんの種類作ってくれるから健康に良いですのー!」
澄夏「おかーさん、わたしこれきらい…」
夏美「ダーメですのよ、澄夏ー。食べないと大きくなれないですの」
夏美「スークゥちゃんみたいなお姉さんになりたいんじゃないですの?」
澄夏「うぅ…、じゃあたべる」パクッ
澄夏「…びみょう」
すみれ「微妙って何よ…」
夏美「すみれお母さんのご飯に美味しくないものなんてありませんのー! さ、もっと食べますの!」
澄夏「うん。もういっこがんばってみるね」
すみれ「…」
すみれ(そうよ…。これでいいじゃない)
すみれ(これで幸せ。それで…) 澄夏「すやぴ…」zzz
夏美「今月のお給料ですの…」
すみれ「はぁ…」
夏美「見た瞬間にため息つかないで欲しいですの」
すみれ「ゴメン…。私も大して稼げてないしお互い様よね」
すみれ「円安の影響で物価が高くなるのにこんなんじゃ生活していくのもキツいわ…」
夏美「学生の頃思ってたよりずっと仕事で稼ぐのって大変ですの」
夏美「休む暇もなく働いて、嫌な人たちと付き合いながら、責任だけ押し付けられる…」
夏美「もう一度Liella!…Ltuberだった頃に戻れたらなぁ…」
すみれ「…」
すみれ「ショウビジネスかぁ…」 すみれ「私が子どもの頃といえば…グソクムシの歌を歌ってたわね…」
すみれ「習い事をいっぱいさせられて、事務所で怒鳴られてたあの頃…」
すみれ「…」
すみれ「嫌、澄夏にあんな思いをさせるのは違う」
すみれ「やっと出来た子どもだもの…自由にしたいことをして欲しいわ」
夏美「自由に…」
夏美「けど、その自由にするのが難しいんですの…」
夏美「澄夏はスークゥちゃんに懐いてるけど、今のままじゃ同じ学校…私立のお嬢様校なんて通えませんの」
夏美「一緒に学校に行きたいって言ってるのを聞くたび…自分の稼ぎを嘆きますの…」
すみれ「…」
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