ランジュ「愛!バスケで勝負しましょう!」
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愛さんは言うまでもなくうまいだろうけどランジュはどうなんだろ。フィジカルあってもテクニック重要だから面白くなりそう 愛「それじゃ、形式は1on1で、先に3回ゴールに入れたほうが勝ち……でオッケー?」
ランジュ「無問題ラ!愛からオフェンスでいいわよ」シュッ
愛「そ?じゃあ遠慮なく!」パシッダムダムッ
ランジュ「……」キュキュッ
愛「っ……」ダムダムッ
愛(やっば……ディフェンスに隙がない……舐めてたわけじゃないけど、ランジュ相当上手い……)ダムダムッ
愛(ここは一旦右に……)キュッ
ランジュ「そこっ!」ヒュッ
バシンッ
愛「あっ!」 ランジュ「やったわ!攻守交代ね!」
愛「や、やるじゃん、ランジュ……」
ランジュ「謝謝!でも愛も流石ね。抜かれちゃうかと思ったわ!」ダムダム
愛(こりゃ気合い入れ直さないと……)
ランジュ「ふふっ、愛ってば……」
愛「?」
ランジュ「隙だらけよっ!」シュッ
愛「はっ!?」
愛(スリーポイント!?てか、シュートモーションはやっ!)
ポスンッ
ランジュ「きゃあっ!やったぁ!愛から一点取ったわ!」ピョンピョンッ
愛「……」メラッ ランジュ「次は愛がオフェンスねっ!本気で来ていいわよっ!」シュッ?
愛「そ?それじゃあ……!」パシッ
ヒュォッ!
ランジュ「ラッ!」バッ
愛「っ」
ランジュ「ふふっ、簡単には通さな──」
キュキュッ!
ランジュ「なっ……!?」
ランジュ(切り返しに迷いがない……もしかして読まれてた?)
愛(完全に振り切った!このままレイアップで)
愛「一点もーらいっ!」ダンッ!
ランジュ「させないわっ!」ヒュバッ!
愛「ちょおっ、マジ!?」
愛(あそこから追いつく!?)
ランジュ(この体勢なら、叩き落とせるっ!)バッ ひょいっ
ランジュ「……え?」
ランジュ(ダブルクラッチ……!?)
パサっ
愛「ふぅ……あっぶなかったー。完全にフリーになったと思ってたよ!」
ランジュ「っ……」
ランジュ(あの一瞬で、咄嗟に判断したっていうの……?)
ランジュ「へぇ……?」メラッ 「ねぇねぇ、体育館がヤバいらしいよ?」
「なんでも、愛が1on1やってるんだって!」
「えー、それ勝負にならなくない?」
「いや、それがさ……」
ダムダムッ
愛「はぁっ……はぁっ……!」キュッキュッ
ランジュ「ふぅっ……ふぅっ……!」キュッキュッ
愛(どの位置からでもシュートを打てる上に、あの早いモーション……一瞬も気を抜けない……)
ランジュ「ぐっ……!」ダムダムッ
ランジュ(凄いディフェンスね、愛……これじゃシュートは打てそうにないわ……)
ランジュ「それならっ……!」バッ
愛(ダックインで切り込んでくる……?) 愛「させないよっ!」バッ
ランジュ「ふっ……!」キュキュッ
愛「あっ……!」
愛(バックステップ!?やばっ、打たれる!けど、ここからジャンプすればギリ防げる!)
愛「くっ……!」ダンッ
ランジュ「」ニヤッ
愛(あっ──)
ランジュ「はぁっ!」シュッ!
パスっ 「わぁーすごい!」
「愛から一点取ったわ!誰あの子!?」
「確か留学生の……」
「ほら、オープンキャンパスの日に……」
愛「はぁっ……はぁっ……!」
愛(やられた……シュートモーションをわざと遅らせて、アタシのジャンプのタイミングとずらした……)
愛(いや、それよりもその前。完全に切り込んでくる体勢だったのに、あれから後ろに下がるなんて……!)
『いやー、やっぱ愛は凄いねー』
『愛さえいれば、次の試合も楽勝だよー!』
『無理無理!私らじゃ愛には勝てないってー!』
愛「……ははっ!」 ──
ダムダムッ!
ランジュ「うっ!くっ……!」キュッキュッ
「凄い、あの子……愛の動きに余裕でついていけてる……!」
ランジュ(余裕?そんなわけないじゃない!異様に低いドリブルなのに、ボールを自在に操ってる!加えてこの運動量……ついていくのがやっとよ!)
愛(普段ならこれで抜けるんだけど、流石ランジュ……全く隙が無いや……!)
愛「それなら……!」ダムッ ランジュ(ドリブルの位置を高くした……?)
ダムッダムダムダダダダダダダッ!
ランジュ「ラァ!?」
「出たー!愛ちゃんの超高速ドリブル!」
「す、すごい……ボールがあっちこっちに……!」
「愛、めずらしく本気だ……」
ランジュ(落ち着きなさいランジュ!ボールが増えたわけじゃ無いわ!惑わされず、愛がどっちから抜くか見極めるのよっ!)ジッ
愛(ランジュ、凄い集中力だ。でもっ……)
愛「ふっ……!」ダッ
ランジュ(右っ!でも、切り返しの可能性も捨てない──)
ダムッ
ランジュ「……えっ?」クルッ
ランジュ(なんで、ボールがランジュの後ろに──) 愛「隙あり!」ダッ!バシッ!
ランジュ「しまっ──!」
「完全に振り切った!」
ランジュ「っ──さっ、せっ、ないわっ!」バッ
「えっ、はやっ!?」
「一瞬で愛の正面に回り込んだ!?」
ランジュ(この位置なら、ダブルクラッチにも対応できるっ!)
愛「っ……!」グッ
ふわっ
ランジュ「はっ……?」
ランジュ(スクープショット……!)
パサっ
わぁあああああ! 「さっすが愛!」
「いや、でもランジュちゃん、だっけ?あの子も凄かったよ!」
愛「いやー、いつの間にか人増えてきたねー。こりゃスクープになっちゃうかも!スクープショットだけにっ!」
ランジュ(……あの時、愛の動きに集中しすぎてボールから意識を逸らした瞬間、ランジュの背後にボールを放り投げた……?)
ランジュ(下手すれば簡単にボールを奪われてしまうかもしれないのに……)
『もーやだ!ランジュちゃんと遊びたく無い!』
『ランジュちゃんと遊んでもつまんないよ!なんでも出来ちゃうんだもんっ!』
『ランジュちゃんは私たちとは違う──"特別"だから──』
ランジュ「……あっははっ!愛!ランジュ今、とっても楽しいわ!」ニコッ
愛「うんっ!愛さんもめっちゃあがってきた!」 ──
ダムダムッ
ランジュ「そこっ!」バチンッ
愛「くっ……!」
「凄い……さっきから何回も攻守が入れ替わってる……」
「もう昼休み終わっちゃうよー!」
「いやでも、これ見逃すとか有り得ないでしょ!」
愛「……時間的に、このランジュの攻撃でラストプレイだね」
ランジュ「あら、いいの?愛の勝ちは無くなっちゃうけど」
愛「うん。負ける気もないから、無問題ラ♪ってね!」
ランジュ「ふふっ……♪」ダムダムッ
ランジュ(あぁ、すっごく楽しいわ。いつまでも続けていたい……)キュッキュッ
ランジュ(けれど、引き分けなんて駄目……始まった以上、勝ってみせるわ!)キュキュッ
愛(……お互い体力も限界。持てるスキルも出し尽くした。もうどんなプレイにだって対応できる──)
ランジュ「──とでも、思ってるのかしら?」
愛「っ」ゾクッ
ランジュ「不要小看我的力量(甘く見ないでちょうだい)!」 ダムッダムダムダダダダダダダッ!
愛「なっ……!」
「あれって、愛の超高速ドリブル!?」
「一回見ただけで出来るもんなの?」
「無理無理!腕が4本は必要だって!」
愛(確かにすごい……けどランジュ、愛さんだからわかるよそれ……)
ランジュ「ぐっ……!」ダムダムダムッ
愛(終盤の体力でやるのは、めっちゃきついっしょ?)キュッ
愛(奇を衒おうとしたのが裏目に出たね!距離を取って、ドライブに備えれば──)キュッ
愛「えっ……?」
愛(距離を、取って……?)
愛(あの高速ドリブルは、ディフェンスを抜くための技)
愛(けれど、ランジュの武器は──)
愛「しまっ──」
ランジュ「かかったわねっ!」キュキュッ 「スリーポイントラインから更に下がった?」
「ほぼハーフラインだよ!?まさか……」
愛(いや、ランジュはそれでも打つ!)
愛「と、どけぇええっ!」ダッ
ランジュ「ふっ!」ビュッ
「両手打ち!?でもあれならゴールまで」
愛「ああっ!」
ヂッ
「指先かすった!」
愛「よしっ!」
愛(軌道をずらせた!これで──」
ヒュオッ
愛「えっ──」
ガシャッ
「あー流石に無理かー、ボードに跳ね返って──」
ダンッ!
「ね、ねぇ、あれ!」
バシッ
ランジュ「たぁあああああああっ!」
ガシャアアアァンッ!! 「すっごおおおおい!ダンクよ!初めて見た!」
「っていうか今の一人アリウープじゃない?NBAでしか見たことないんだけど!」
「ランジュちゃんって何者!?」
ランジュ「はぁっ……はぁっ……!」
グッ!
愛「……ランジュ」
ランジュ「あ、い……」ゼェゼェ
愛「……負けたよ、まさかあんな奥の手持ってたなんて……」
ランジュ「……ほとんど、思いつき、よ……そうでもしなきゃ……勝てないって、思った、から……」ガクッ
愛「ちょっ!ランジュ、大丈夫!?」ガシッ
ランジュ「勝ち、たかったの……どうしても……」
愛「っ……」
ランジュ「本気で、戦ってくれる、愛に……勝ちたかった……」
愛「ランジュ……」
ランジュ「ふふっ、すっごく、すっごく楽しかったわ、愛!」
愛「……うん、愛さんも、めっちゃくちゃ楽しかったよ!」
ランジュ「ねぇ、また勝負してくれる?」
愛「もちろんっ!でもせっかくならさ、次はバスケじゃなくて……」
ランジュ「えぇ、そうね……」
あいらん「スクールアイドルで、勝負しよう(しましょう)!」
終わり /. ノ、i.|i 、、 ヽ
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