0001名無しで叶える物語(あら)
2022/07/09(土) 18:04:01.22ID:ODNTDvsxしずく「どこが分からないの? 何でも聞いてよ」
栞子「そもそもの話として、その『くもらせ』というのは何ですか?」
しずく「ああ、そっか。まずはそこからだね」
しずく「この場合、『曇る』っていうのは、絶望や心配のために心や表情が沈んだ状態になることだよ」
しずく「それで、『曇らせ』っていうのは、誰かがそうなるように仕向けることかな」
栞子「なるほど……」
しずく「分かった?」
栞子「はい、言葉の意味は理解できました」
しずく「よかった! それでね! 私の目に狂いがなければ、栞子さんには曇らせの高い適性があるの!」
しずく「だから私の同志として、一緒に愉悦同好会を作ってくれないかな?」
しずく「それで実績を積んで、ゆくゆくは愉悦部に昇格を――」
栞子「ちょっと、ちょっと待ってください!」