侑「セクシーアイテム淫乱ボード?」璃奈「うん」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
璃奈「コレを蒸着すると男女共にムラムラが最高潮になる」
侑「……なんでそんなのを作ったの?」
璃奈「政府の少子化対策のため」
侑「まさかの国家案件」
璃奈「このボードを付けてからしばらくすると顔面と一体化するの」
侑「コンバットスーツよりスゴイ……」
璃奈「その機能のためにムラムラの時間が数時間に縮小された」
侑「ボードを付けてエッチなことをしてたら特殊なプレイだもんね……」
璃奈「天王寺璃奈をパロったAVみたいになる」
侑「そういうことは言わないんで良いんだよ」 璃奈「侑さんには実験の一環として、同好会の誰かに蒸着させて欲しい」
侑「部活の始まる時間にムラムラしたら廃校の危機なんじゃ」
璃奈「部活の時間だからセーフ。ムラムラは運動をすれば解消できる」
侑「……もし、そのムラムラで誰かが被害に遭ったら?」
璃奈「そう。だからこそ侑さんの出番」
侑「同好会の性奴隷係はもう勘弁だよ~!?」
璃奈「そういうシチュエーションが今までにあった言い方」
侑「ないんだけどね~? おかしいなあ、ハーレムものだったら私モテモテなんだけどなぁ?」
璃奈「(鈍感と難聴設定)」 侑「つまり、ムラムラしてもすぐに押し倒さなくて、ムラムラが分かる人が良いんだね?」
璃奈「そう。常時発情している人や、保健体育に弱い人はアウト」
侑「しずくちゃんや果林さんやせつ菜ちゃんはアウトなんだね」
璃奈「(歩夢さんはアウトじゃないんだ)」
侑「愛ちゃんもアウトだね」
璃奈「気を使わなくて良い」
侑「それに……愛ちゃんで試すと愛トモ(意味深)になるし」
璃奈「廃校の危機再び」
侑「今までに廃校の危機なんかなかったよね!?」 侑「(とは言われたモノの誰に付けさせようかなあ……?)」
栞子「侑さん?」
侑「(かすみちゃんだと歩夢に殺されそうだし、彼方さん……エマさん……)」
栞子「侑さん?」
侑「(ランジュちゃんとミアちゃんは……14歳はアウトかなあ……?)」
栞子「侑さん、何か悩み事ですか!?」
侑「わぁ!? 世阿弥!?」
栞子「……あ。だ、誰が顔面にお面をかぶっている人かーい」
侑「ナイスツッコミでした」
栞子「あまり適性があるとは思えませんでしたが……」 侑「ファンからの声に応える。それも立派なスクールアイドルの適性だよ」
栞子「表情が硬いという弱点克服のため、ご苦労をおかけしてます」
侑「良いんだって、私がやりたくてやっているんだからさ」
栞子「それで……手にお持ちのモノは? 風紀違反でしょうか?」
侑「あ、コレは情報処理学科由来のモノで」
栞子「それは特権で見逃すように言われています。失礼しました」
侑「あ、そうだ……栞子ちゃん、このボードつけてみない?」
栞子「はい?」
侑「付ければ顔と合致して……しばらくすると外れる仕様なの」
栞子「大丈夫なんですかそれは」 侑「実験を学校からも頼まれててさ」
栞子「侑さんには日頃から世話になっています。恩返しをする良い機会ですね」
侑「(無垢な笑顔に罪の意識が……ああでも、国家案件……!)」
侑「万が一の可能性として身体に不調を感じた場合は……」
侑「では、蒸着プロセスをもう一度見てみようって言えば外れるから」
栞子「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう……ですね?」
侑「0.05秒で顔に付くから、あ、それと、付けるときには蒸着って叫んでね」
栞子「はあ……? 音声がコードになっているんでしょうかね?」
侑「詳しい原理はよく分からない……言われても分からないと思うけど」
栞子「同感です」 栞子「蒸着!!!!!」
侑「説明しよう! このボードは人類に一切合切の悪影響なく生存本能を呼び覚ますシステムを採用しているのだ!」
侑「って!? 口が勝手に!?」
栞子「……侑さん」
侑「し、栞子ちゃん?」
栞子「今のところ身体の変調は見受けられませんが、見た目はいかがでしょう」
侑「そうだね……? 特に変化は……」
侑「(いや、分かりにくいけど内股になってて、ブラが煩わしい感じ)」
侑「(これは……実験は成功だねトレーナーく……や、璃奈ちゃん!)」
侑「装着は完了しているみたい。私には分かるよ」
栞子「な、なるほど。何か変な……ああ、いや、気のせいですね?」 侑「栞子ちゃん?」
栞子「あ、いや、ちょっと歩きづらい感じがしまして」
侑「(顔が赤く色づいて、目が少し垂れてきている……分かりづらいけど)」
侑「手、引いてあげようか?」
栞子「い、いえ! 私はそこまで子どもではありません。手を引いて貰わずとも……」
栞子「ええ。私は自分の気持ちにも正直になれました。大人への道を一歩踏み出したのです」
侑「(性的快楽に踏み出すにはまだ一歩足りないみたいだけど)」
侑「ふふ、栞子ちゃんが大人になっていきたいなんて、薫子先生と関係あるのかな?」
栞子「ちっ! 違います! 姉さんとは関係ありません! 家にいる時間はダラダラしてばかりで!」
侑「きっと構って欲しいんだよ~、仲良しで良いな~?」
栞子「からかわ……! あひぃぁ!?」
ランジュ「栞子~!? と、侑!!!」
侑「(ランジュちゃんナイスタイミング! 駆けて来て抱きつくのは全部分かってたよ!)」 栞子「……っ♡…ふぅ……っ♡……いきなりですねランジュ」
ランジュ「留学だってイキナリだったでしょ? サプライズは嫌い?」
栞子「っ♡♡と、時と場合に……♡♡よります」
ランジュ「どうしたの? なにか熱っぽい表情をして」
栞子「いえ、私の体調は平常通りです♡♡それよりも」
ランジュ「な、なに、廊下を走ったことなら部室棟だからセーフよ!」
栞子「……♡♡ランジュ……様子がおかしくありませんか?」
ランジュ「え、アタシ? そうかしら? 侑はどう思う?」
侑「うーん、私には特に異常は……でも”幼なじみ”で”仲良し”の栞子ちゃんにはわかることもあるんじゃないかな?」
ランジュ「きゃぁ!? さすがはアタシの栞子! よく分かってるじゃない~♪」
栞子「ぎゅむ♡♡っ……だ♡♡はぁっ、抱きつくのは禁止です!」 侑「ランジュちゃん、あそこの一室はご休憩同好会の部室でね」
侑「今なら空いているから、二人で入ってみたら?」
侑「栞子ちゃん体調悪そうだし、みんなには言っておくから」
ランジュ「ご休憩同好会……? まあ、いいケド、ほら栞子~!」
栞子「では、じ」
侑「ランジュちゃん! 栞子ちゃんが体調悪そう! 有無も言わさずに連れてって!」
ランジュ「了解ラ! ほらほら栞子~、アタシとご休憩するわよ~?」
栞子「っ♡♡……っ♡♡っ♡♡」
侑「ふう、でもどれくらいの時間で外れるんだろう?」
璃奈「今からだと部活が終了する時間くらい」
侑「いたんだ」
璃奈「ボードだけに」
侑「うまくない」 侑「で、あれは実験成功なの?」
璃奈「うん、政府の少子化是正対策の一環。あまりに顔に出ると萎える」
侑「かなり目に見えて分かる気がしたけどなあ」
璃奈「それは侑さんが栞子ちゃんをよく見ているから」
璃奈「一般的には微量と言われる変化が栞子ちゃんには起こっていて、侑さんは見抜いた」
侑「自分、見抜き良いっすか?」
璃奈「褒めてるんだからボケないで」
侑「すんまそん」
璃奈「ただ、想定だと男女間だったので、同性だとどのような変化が起こるのか分からない」
璃奈「コレは観察して、同性間だとどのような反応が起こるか確認せねばならない」
侑「さすが璃奈ちゃん!」 璃奈「性行為監視委員会のご協力のもと、我々は二人を監視しています」
侑「誰に言っているの璃奈ちゃん……」
璃奈「さて、ご休憩同好会とは……解説の侑さん」
侑「うん。その通り、発情したカップルが休憩する場所だよ? お風呂にも入れます」
璃奈「もう簡易ラブホ同好会で良いんじゃないかな?」
侑「それで部活申請が通ったら、この虹ヶ咲学園は終わりだぁ!」
璃奈「性行為監視委員会も大概だと思う」
侑「怒られたら出歯亀同好会になるって……まあ、生徒会の佐藤さんたちがいるから」
璃奈「おかのした」
侑「では、二人の様子を見てみよう……まだ栞子ちゃんは耐えてるみたいだしね」 ランジュ「わぁ! すごいわねえ栞子! ご休憩同好会って!」
栞子「はい……なぜ学内に温泉施設やキングサイズのベッドがあるのかは分かりませんが」
ランジュ「そう! そうなのよ栞子! 寮に入ったらベッドのサイズが小さくって!」
栞子「ランジュの感覚の是正は……私にも任せられています。他者とのギャップも……解消していきましょう」
栞子「私と一生を添い遂げれば♡♡それもまた容易♡♡♡ですっ♡」
ランジュ「どしたの? なにか言った?」
栞子「ああ、いえ……入浴施設はジャグジーになっているようですね」
ランジュ「ご休憩同好会なんて不思議な名前だけど、アタシは毎日借りたいわ!」
栞子「どうやらご休憩同好会は二人以上の利用のみが認められているようですね」
ランジュ「え~?」
栞子「ランジュがそのつもりなら、私は毎日ご休憩しに来てもいいですよ♡♡♡」 侑「前置きが長い!」
璃奈「ボードのコンセプトとして、二人での着用を推奨すると報告」
侑「なんで?」
璃奈「片方が冷静だと効果が薄い」
璃奈「同性での交流という条件を汲みしても、両者の性欲が合致しなければ行為は難しい」
侑「ああ、どっちかがガッツリ来ても引いちゃうよねえ」
璃奈「侑さん、誰かに押し倒されたけど翻って冷静になったみたいな言い方」
侑「ただの一般論だよ!?」
璃奈「そういうことにしておく」
侑「璃奈ちゃーん!」 ランジュ「毎日休憩なんてだめだわ」
栞子「ら、ランジュ……?」
ランジュ「スクールアイドルをやりたい。アナタはそう言っていたのに休憩したいなんて」
ランジュ「たまにならともかく、毎日はいけないわ。時間は限られているのよ?」
ランジュ「同好会でスクールアイドルをやれているっていう状況に満足しているだけ、違う?」
栞子「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!!!」
ランジュ「え?」
栞子「…………ハァ、ランジュが距離を取ってくれるのに苦労をしました」
ランジュ「あっ!」
栞子「これも、幼なじみとして、友人としての適性ゆえでしょうか」
ランジュ「世阿弥!」
栞子「だ、誰が能面じゃーい!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています