ミア「ストリートバスケ?ふーん……」
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歩夢「今日のバスケ部の試合、すごかったね!」
せつ菜「はい!思わずアツくなってしまいました!」
璃奈「最後のシュート、入るかどうかドキドキした」
彼方「ハラハラして彼方ちゃん思わずすやぴしそうだったよ〜」
かすみ「それ、絶対ハラハラしてませんよね?」
エマ「私たちもあんな風にお客さんにドキドキしてもらえるようなライブ、届けなきゃだね〜」
果林「ふふっ、そうね」
ランジュ「全部このランジュに任せておきなさい!今のランジュは、心までアツく燃え上がってるんだから!ねっ、ミア?」
ミア「……」 〜公園〜
ミア「ふぅ……」
タン!タン!タン!
ミア「ほっ!」
パシュッ!
コテン!コロコロ…
ミア「はぁ、また失敗か……」
ミア(……バスケットは、ステイツにいたころにたくさん遊んだ)
ミア(いわゆるストリートバスケってヤツ。近場の子たちが集まって、ボール一つで盛り上がる。ちなみに一時期はランジュも一緒だった)
ミア「……」
タン!タン!
ミア(バスケは………正直、苦手だ。背も低いし体格も恵まれなかったし、音楽の勉強に時間を取られることが多かったから)
ミア(だから正直言うと、憧れてたんだ。ランジュみたいに『魅せる』ことができるプレイヤーに。ボクだっていつか、さっき見たニジガクのあの子たちみたいに、誰かの心を震わせられるような、そんなプレイヤーに))
愛「あれ、ミアちじゃん。何してんの?こんなところで」
ミア「愛……」 愛「もしかしてバスケ?」
ミア「えっ?ま、まあ……」パシュッ!
ガシン!!
愛「入ってないじゃん」
ミア「……」
愛「にししっ、ちょっと貸してみ」ヒョイッ
ミア「あっ!ちょっと!?」
愛「ほいっ!」パシュッ!
ガコン!!
愛「やりぃ!ふふーん、愛さんシュートうま〜い!」
ミア「はぁ……」 愛「ま、愛さんはたまーに助っ人やってるからね!バスケットだけに!」
ミア「……たまたまだろ。ボクだって入るときは入るさ」
愛「それじゃダメなんだよ〜。ここぞって時に入れてこそのヒーローだもん」
ミア「……」
愛「それにさ、練習でできないことって本番ではぜぇ〜ったいに出来っこないってよく言うじゃん。こういうのこそ、日々の練習の賜物
ヤンキーA「……何してんだ?」 ヤンキーA「どけよチビ。そこ、俺たちのコートなんだけど」パシッ!
ガン!!!
ミア「いたっ!」
愛「ミアち!?ちょっと!!何すんのさ!!」
ヤンキーA「はぁ?誰だ、お前」
愛「それはこっちのセリフなんですけど!!急になんなの!?後から現れて暴力とか!!」
ヤンキーA「っせえな。他人のコート勝手に使ってんのが悪いんだろ。おらっ」
パシッ!!
ミア「っ!?」
愛「ちょ、ちょっと!!やめてよ!!ミアちに酷いことしないで
ミア「愛。ボクは大丈夫だから」
愛「ミアち……」
ミア「はぁ……」
パンパン
ミア「……で、誰だ。お前」ギロリ ヤンキーA「誰って、ここのコートの所有者だが」
ミア「はぁ?」
愛「ここ、公園なんですけどー!公園はみんなのものなんですけどー!愛さんそういう考え、好きになれないなー!」
ヤンキーA「っせえないちいち……とにかく、チビにバスケなんてやる資格ねーんだよ。いいからどけ」
愛「資格とか関係ないし!いいじゃんミアちがバスケやったって!」
ヤンキーA「あーはいはいいちいち説教垂れんな消えろパツ金派手女。ほれ、チビ助も」シッシッ
ミア「チビじゃない。テイラー家の娘、ミア・テイラーだ」ギロッ
ヤンキーA「あぁ?」
ミア「それと、ボクとしては今時他人を見た目で判断する低能さの方に呆れるよ」
ヤンキーA「はぁ?知らねえよ、んなもん。弱ぇヤツは弱ぇだけだろ」
ミア「だったらボクは弱くない。弱いのは強い言葉でしか自分を飾れないアンタの方さ」
ヤンキーA「っ!?はぁ、言ってくれるじゃねえか、チビ助ぇ!」 ミア「そもそも公園のコートはみんなのものさ。キミに資格をどうこう言われる筋合いはない」
ヤンキーA「下手くそがバスケしてるとこ見てるとイライラすんだよ。いいからさっさと失せろチビ」
ミア「はぁ?下手くそって
ヤンキーA「さっき二本シュート外してたろ?連続で」
ミア「……」
ヤンキーA「へっ!これのどこが下手くそじゃないってんだ!」
ミア「下手くそじゃない。ボクはボク、ミア・テイラーさ。単細胞低能gangsterクン?」ギロリ
愛「ちょっとミアち!?」
ミア「それと、そんなにボクをヘタクソって言いたいんだったら、いっそ勝負でもしてみるかい?」
ヤンキーA「あぁん?勝負?」 ミア「ああ。さっきお前に殴られた痛み、ここできっちり返させてもらわないと気が済まないのさ」ヒリヒリ
ヤンキーA「ちっ、てめーが弱ぇのが悪いんだろうが」
ミア「ボクが勝ったら、今後二度とこの公園で誰にも迷惑をかけないと誓ってもらう。ボクが負けたら……そうだな、ジャパニーズ・ドゲザで負けを潔く認めてあげるよ。この条件でどう?」
ヤンキーA「くはっ、土下座ねぇ!いいねぇ、面白れぇ!」
ヤンキーA「いいぜ!挑戦的なヤツは嫌いじゃねぇ!面白れぇじゃねえか!!」
ミア「言っとくけど、容赦なんてしないから。本気でいくよ」ギロッ
愛「ミ、ミアち、そんなに大見得切っちゃって大丈夫なの?」ヒソヒソ
ミア「Of cause、問題ないさ。ボクとボクの友達をバカにしたこと、アイツにわからせてやらないと」
愛「う、うん……」
ミア「……」ギロリ ヤンキーA「ストリートらしく勝負はバスケで、形式は5on5。タイムキープとかはめんどくせぇから、単純に20点先に取った方が勝ち。これでいいよな?」
ミア「ああ、問題ないさ。そっちこそ、チームメイト
ヤンキーA「問題ねぇ。チビ助はそこにいるひ弱そうなガキどもとせいぜい友達ごっこしてるんだな」
スタスタ
ミア「えっ?」
クルッ
かすみ「ちょっとミア子〜っ!!」
ミア「わっ!?」
ボフッ!
かすみ「もうっ!大丈夫?」
菜々「何やら揉めていたように見えましたが……」
ミア「あ、ああ。No problem………って来てたんだ、みんな」
歩夢「うん。みんないるよ」
彼方「彼方ちゃんたち、みーんなミアちゃんの保護者だもんね〜」
ミア「Thanks……って子供扱いするなぁ!」 * * *
栞子「バスケットで勝負をすることになった!?」
かすみ「あ、あの屈強そうなお兄さんたちとですか!?」
ミア「ああ。売られた喧嘩は買わないと」
果林「勝算はあるの?」
ミア「あるさ。ランジュ」
ランジュ「きゃぁっ!満を持してランジュの登場ね!」
ミア「ああ。お願い、力を貸して」
ランジュ「いいわ!このランジュがぜーんぶ纏めてボコボコにしてあげる!」
ミア「オッケー。そして愛」
愛「うんっ!愛さんだってミアちに酷いことされてあったまきてるもん!絶対勝って見返してやるっ!」
ミア「ありがと。そしてあとは……」 しずく「バスケットの試合って、確か五人でやるんだよね?」
ミア「うん。だから、ボクを含めてあと二人……」
せつ菜「はいっ!優木せつ菜、準備オッケーです!」シュタッ!
ミア「じゃあせつ菜、お願い。最後は……」
ミア「戦力バランスを考えると、身長の高いメンバーが欲しいんだけど……」
果林「あら、生憎だけど私、バレーとバスケは出来ないわよ」
エマ「私も、バスケットボールはちょっと……」
彼方「彼方ちゃんも、運動は……」
ミア「となると……」 スーパーヒーローのはずの愛さんが腕力任せに雄に犯されてわんわん泣いちゃう話だと思ったのに
腕力だけにわんわん泣いちゃう話だと…… しずく「わ、私、球技は……」
璃奈「バスケは無理。璃奈ちゃんボード『ブッブーですわ』」
栞子「すみません。私もバスケットは苦手なんです」
かすみ「か、かすみん、ちょっと調子が〜……」
ミア「じゃあ……」
歩夢「じゃあ……?」
ミア「……」
歩夢「……えっ?」
ミア「ふむ……」
ジーッ
歩夢「えっ?えぇぇ〜っ!!?」 * * *
果林「一応確認しておくけど、20点先取・人数は5対5でいいのよね?」
ヤンキーA「ああ」
ミア「オーケー。問題ないよ」
ヤンキーA「ってことで行くぞ、お前ら」
ヤンキーB「うーっす」
ヤンキーC「やるしかないっしょー」
ヤンキーD「本気で行くでやんすよ」
ヤンキーE「頼りにしてるっすよ、キャプテン!」
ミア「絶対負けない。必ず勝つよ」
ランジュ「あったりまえじゃない。全てランジュに任せなさい!」
愛「負けない!ミアちの仇、絶対とるんだから!」
せつ菜「はいっ!!」
歩夢「……」
歩夢(うぅぅ、大丈夫かなぁ……)
歩夢(とりあえずみんなの足は引っ張らないようにしなくちゃ、だよね……) エマ「それじゃあ、ジャンプボールいっくよ〜!」
ポンポン
エマ「それっ!」
愛「っ!!」タッ
ヤンキーA「もらったぁ!!」バシィィン!!
愛「んなっ!?」 ヤンキーA「速攻!」パシッ!
ヤンキーB「うっす!」シュパッ!
パシュッ!!
ヤンキB「っしゃぁ!!」
【0-2】
ヤンキーA「ふっ、気ぃ抜いてると終わっちまう
ミア「ランジュ!!」ポンッ!
ランジュ「サンキュー、ミア!絶対決めるわ!」
パシュッ!!
ランジュ「きゃあっ!さっすがランジュね!」
【2-2】
ミア「気を抜いてると……なんだって?」ギロッ
ヤンキーA「……ちっ、ちったぁやるじゃねえか。チビ助」 ミア(その後も)
ランジュ「それっ!」
ヤンキーD「っぁ!?」
パシュン!!
【4-2】
ランジュ「ていっ!」
ヤンキーE「はぁぁ!?その位置からかよ!?」
パシュン!!
【6-2】
ランジュ「当然!ランジュにかかれば無問題ラ!」
ヤンキーE「くっそ……!」
ミア(ランジュを軸に、ボクたちは大量の得点を決めていった)
ミア(それもそのはず。ボクとランジュは向こうでも何回かバスケをやったことがある仲だ。考えていることくらいだいたいわかる)
ミア「……」
ミア(……いける。この勝負、絶対勝てる!)
ランジュ「もう一本よ!」パシュッ!
ガコッ!!
ランジュ「ふふ〜ん、やっぱりランジュってば完璧ね!」
ヤンキーB「はぁっ、はぁっ……」 ヤンキーB(あ、あのピンク髪、強すぎるっす……こうなったら!)
ランジュ「今度はこっち!」
ヤンキーB「させないっす!」ダッ!!
ランジュ「あら、ランジュの前に立とうって言うの?だったら抜いていくだけ
ヤンキーC「こっちは通さないっしょ!」ダンッ!!
ランジュ「くっ!?」
ランジュ(……)
ヤンキーB「オフェンスを止めれば何もできないっすよ!これでチェックメイト
ランジュ「愛っ!」パスッ!
愛「うんっ!」タンッ!
パシュン!!
【8-2】
愛「っしゃぁ!ありがと、ランジュ!ハイタッチ!」パン!
ランジュ「不客汽〜!」
ヤンキーB「ぁ……」
ランジュ「あら、ランジュはチームプレーが出来ないだなんて、誰が決めたの?」
ランジュ「これくらい当然出来るわよ。だってランジュ、完璧だもの!」
ヤンキーB「っ……!!」 ヤンキーC「ピンク一人だと思ってたのに……」
ヤンキーD「パツ金もバスケできるだなんて聞いてないでやんす……」
ヤンキーE「もう終わりっすよ、キャプテン……」
ヤンキーA「バーカ。お前ら、ピンク野郎とパツ金女がチームの柱だと思ってんのか?」
ヤンキーB「えっ?」
ヤンキーA「甘ぇんだよ、おめぇらもあいつらもなぁ!」
ヤンキーB「キャ、キャプテン……?」 【10-4】
ミア「……」ポンポン
ミア(……そう。ここにボクたちの一番の勝算があるんだ。)
ミア(はっきり言って、相手は主犯格の男以外ド素人だ)
ミア(けどボクたちは違う。アタッカーとして、ランジュと愛の二人がいる。二人ともフリーにさせないなんてまず不可能だ)
ミア(だからボクが、ちゃんと的確にパスを回せば)
ミア「ランジュ!」
ヤンキーA「させねぇよ!!」
バシィィン!!
ミア「!?」
ヤンキーA「全部お見通しなんだよ!!てめぇが中心に回してるってことくらいなぁ!!」
ミア「くっ!?」
ミア(Shit!もうバレた……!!) せつ菜「ですが、点差はまだまだ
ヤンキーA「おらぁぁ!!」
ガコッ!!!
ランジュ「なっ!?」
愛「スリー……!?」
【10-7】
ヤンキーA「点差なんていくらでも縮めてやるさ!!チビ助ごときに負けるわけにはいかねぇんだよ!!」
ミア「くそっ!!」ダンッ!!
ミア(マズい、このままだと……!!) 愛「ていっ!」ガコッ!!
【14-7】
ヤンキーA「おらぁぁ!!」パシュッ!!
【14-10】
歩夢「ランジュちゃん!」
ランジュ「任せて!それっ!」シュッ!
【16-10】
ヤンキーA「らぁっ!」バンッ!!
【16-13】
ミア(くっそ。確実に差が縮まる一方だ……!)
ポンポン
ミア「……ランジュ!」
ヤンキーB「通させないっす!」バッ!!
ミア「ちっ……愛!」
ヤンキーC「通させないっしょ!」バッ!!
ミア「くそっ!」
ミア(せめて、せめてボクがシュートを決めることが出来れば!!) ミア「っ……」
ミア(……テイラー家の一員として、ボクはどんな勝負にも負けるわけにはいかない)
ミア(あの日、ランジュに初めて出会った日。弱い自分はもう見せないって、そう誓ったんだ)
ミア(世界にボクを認めさせてやるって、そう決めたんだ!)
ミア「せつ菜っ!!」パシュッ!
せつ菜「へっ!?」
ミア「リターン!!こっち!!」
せつ菜「は、はいっ!」
パスッ!!
ミア(決める!!このボクが、必ずっ!!) ミア「っ!!」
ミア(お願い、決まれ!神様っ!)
スーッ…
パシュッ!!
ミア「っしゃぁ!!」
ランジュ「ナイスよ、ミア!」
愛「ミアちすっごーい!!」
せつ菜「すごいですっ!」
ミア「えへへっ」
ヤンキーA(ちっ……) 【18-13】
ヤンキーA(くそっ。あと一本で……)
ヤンキーB「キャプテン!どうするっすか!」
ヤンキーE「キャプテンっ!」
ヤンキーA「……」
ヤンキーC「キャプテ〜ン!」
ヤンキーA「あーもうっ!!わかってるわうるせぇな!!」
ヤンキーA(ちっ、くっそ。あんなチビ一人に……)
ヤンキーA「……」
ヤンキーA(こうなったら……) ミア「……」
ミア(よしっ。あと一点)
歩夢「きゃぁっ!?」
ドン!!
ヤンキーA「おおっと。足が滑った」
歩夢「い、いたた……」
ミア「歩夢!?」
せつ菜「だ、大丈夫ですか!?」
ヤンキーA「わりぃわりぃ」
愛「ちょっと!!今のは明らかファウルでしょ!!」
ヤンキーA「は?ファウル?ストリートはルール無用だろ?」
愛「でもっ!!」
ヤンキーA「弱ぇヤツから狙うのはスポーツの鉄則だろ。がたがた抜かすな、てめぇの弱さを恨むんだな」
ミア「……」 ヤンキーA「あ、言っとくが人員補充は認めねえぞ」
愛「はぁぁ!!?」
ヤンキーA「あぁ?こっちは五人でやってんだ。人数同じにしないと不公平だろ」
ヤンキーB「そうっすそうっす!」
ヤンキーC「平等じゃないっしょ!」
愛「っ!!こ、このっ!!あんたたちそうやって
ミア「愛、やめろ」
愛「ミアち!?でもっ!!」 ミア「こいつの言う通り、ストリートバスケにルールなんてないさ。勝ったヤツが強い。そうだろ?」
ヤンキーA「……あぁ。話が早ぇじゃねぇか、チビ助」
ミア「一緒にするな。ボクはただこいつらみたいな外道なんかに屈したくないだけだ」ギロリ
ランジュ「ミア……」
ミア「いいよ。キミたちの条件、全部飲む。そして勝つ」
ヤンキーA「へっ、いつまで威勢を保ってられっかなぁ!!」
ミア「そのセリフそっくりそのまま返してやる。……それと」
ミア「……ボクはお前らみたいな下衆が一番嫌いだ。勝って絶対、歩夢に謝ってもらうから」
ミア(ボクの大切な友達を傷つけたこと、絶対に許さない)
ミア「……」
ヤンキーA「へっ!!」
愛「ミアち……」 せつ菜「ですが……」
ヤンキーA「しゃあっ!!」パシュッ!
シュコーン!!!
【18-15】
ヤンキーA「おらぁぁ!!」タンッ!
ガコッ!!
【18-17】
せつ菜「ま、マズイですっ!さすがに人数差を覆すのは無理ですよ〜っ!!」
ミア「落ち着いて。あと一本なんだ。勝機は絶対にある」
せつ菜「で、ですが!!」
ミア「ランジュ」
ランジュ「なあに?」
ミア「お願い。話があるんだ」 ランジュ「あら、ミアの方からランジュにお願い?珍しいわね」
ランジュ「いいわ。何でも言ってちょうだい」
ミア「助かるよ。えっと……」
ランジュ「……」
ミア「……」コショコショ
ランジュ「ええ、ええ………わかったわ。ランジュに任せておきなさい!」
ミア「ああ。信じてるから」
ヤンキーA「……」 ミア「……」
ポンポン
ミア「……いくよ」
パシッ
ミア「せつ菜っ!」
せつ菜「はいっ!ランジュさん!」パシッ!
ランジュ「ええ!ミア!」パシッ!
ミア「っ!」
ダダッ!!
ミア(いける!これなら!)
ミア「打てる!いっけぇ!!」
ヤンキーB「させないっす!!」
ミア「っ!?」 ミア「っ……」
ヤンキーC「チビのシューティングガードくらい余裕っしょ!!」
ヤンキーE「止める!!」
ヤンキーB「止めるっす!!」
ミア「ランジュ!!」
パシッ!!
ヤンキーC「えぇぇ!?」
ヤンキーB「もしかして、囮ってこと……」
ヤンキーE「ってドフリーじゃん!!?」
ランジュ「ふふっ、ありがと!最っ高のお膳立てだったわ!」
ランジュ「大トリを飾るのは、このランジュに任せ……」
ヤンキーA「させねぇよ!!!!」ダッ!!
ランジュ「!!?」 ヤンキーA「おらぁぁ!!!」
バシンッ!!!!
ランジュ「なっ!?」
せつ菜「わわわ!?ボール、弾かれ……」
ヤンキーA「へへーん!!てめぇら何か作戦会議してやがったろ!!そんくらいお見通しなんだよ!!!
ミア「まだだ!!愛っ!!」
愛「うんっ!!」ダッ!!
キャッチ!
ヤンキーA「んなっ!!?」
ヤンキーA(て、てめっ!!パツ金女ぁ!!?いつからそこに……!!?)
ヤンキーA(ま、まさか!?これも全部読んでたって言うのか……!!?) ミア「言っただろ!『信じてる』って!!!愛、お願いっ!!!」
愛「決めるっ!!!」
ヤンキーA「ま、待てっ
ミア「うん!」
バシッ!!
愛&ミア「いっけぇぇぇぇ!!!!!」
ガコッ!!
クルクル……
ストッ
ミア「はぁっ、はぁっ、はぁっ………」
せつ菜「や、やりました……やりました!!」
ランジュ「きゃぁっ!ランジュたちの勝利ね!!」
せつあいラン「いえ〜い!!!」パシーン!
ヤンキーA「ぁ……」 ヤンキーB「な、納得いかないっすー」
ヤンキーC「今のは明らかにズルいっすー」
ヤンキーD「パツ金女があがるなんて聞いてないでやんすー」
ヤンキーE「そーだそーだ
ヤンキーA「やめろ、お前ら」スッ
ヤンキーB「キャプテン……」
ヤンキーA「ストリートは勝ったヤツが強ぇんだよ。わかったらさっさと修行し直すぞ」クルリ
ヤンキーC「あっ、キャプテ〜ン!待って下さい〜っ!!」タタッ ミア「はぁ……」
ヤンキーA「……おい、チビ助」
ミア「……」
ヤンキーA「てめぇを呼んでるんだよ」
ミア「……チビ助じゃない。テイラー家の娘、ミア・テイラーだ」
ヤンキーA「けっ!ミア・テイラーねぇ……わぁった。覚えといてやるよ」
ミア「はぁ。ボクとしてはテイラー家の名を知らない人間がこの世にいることの方が驚きなんだけど」
ヤンキーA「っせぇな!次会ったらちゃんとボコボコにしてやるから覚えとけよ!」
スタスタ
ミア(……)
ミア「ふぅ……」
ミア(なんとか、勝てた……)
ミア「……やれやれ、なんでボクが
かすみ「ミア子〜っ!!」ムギュッ
ミア「っ!!?」 ミア「お、おいっ!!放せっ!!」ムニュムニュ
かすみ「ミア子ちょ〜カッコよかったよ!!すっごかった!!かすみん惚れそうになっちゃったもん!!」
しずく「うんうん。ミアさんとっても輝いてたよ♪」
ミア「や、やめろっ!!お前らなんかに褒められたってボクは別に!!」
璃奈「シュート決めてたミアちゃん、すっごくカッコよかった」
ミア「Really!?そ、そっか。ありがと……////」
彼方「彼方ちゃんからはありがとうのハグ〜!」ギュッ!
エマ「ハグ〜!」ギュッ!
ミア「ちょっ!?は、放せっ!!このおっぱいどもっ!!////」
果林「あら〜、他人のことおっぱいなんて言うのはどの口かしら〜」フニフニ
ミア「うにににに〜!!」
彼方「何はともあれ、MVPのミアちゃんにはご褒美をあげないとだよね〜」
エマ「ね〜!」
ミア「What’s!?……っておい!?どこへ連れて行く気さ!?は、放せ〜っ!!」ズルズル
………
……
… 〜銭湯〜
ミア「……」
チャポン…
ミア「っ……」
ミア(な、なんでっ……////)
かすみ「おーい!ミア子〜!」
栞子「いったいいつまで体を洗っているのですか?」
しずく「ミアさんもこっちにおいでよ〜!」
ミア「I’m coming!っ……/////」
カクシカクシ
果林「あら〜、タオルを湯舟につけるのはマナー違反よ〜。それっ!」
バッ!!
ミア「ひゃぁっ!?////」
果林「ほら、璃奈ちゃんを見習いなさい」
璃奈「ふぅ……♡」チャポン
ミア「り、璃奈っ!?///What happened……」
彼方「それ〜っ♡」
ムギュッ
ミア「っひゃぁ!?////」
エマ「えへへ〜♡」
ムギュー
ミア「ひゃぅぅ!?////」 彼方「本日の主役のミアちゃんは〜、お姉さんたちがたくさんおもてなししちゃうぞ〜♡」
エマ「ジャパニーズ・御奉仕だよ〜♡」
果林「うふふ、たくさん遊んでア・ゲ・ル♡」
ミア「お、おいっ!!放せっ!!/////」
イチャイチャイチャイチャ
ミア「っ……///ら、ランジュっ!!////」
ランジュ「きゃぁっ!!温泉よ!!温泉!!」
せつ菜「はいっ!」
歩夢「もーっ、二人ともはしゃいじゃダメだよ〜」
愛「いいなぁ、カリンたち、楽しそう……」
ミア「って見てないで助けろよ!?///歩夢っ!!せつ菜っ!!愛っ!!ランジュ〜っ!!////」
ランジュ「知らないわ!!ランジュたちはランジュたちで楽しむわよ!!」
ミア「Wait!?ってちょっ!?っ………////き、きゃぁぁぁ〜っ!!//////」
イチャイチャイチャイチャ♡
………
……
…
この後めちゃくちゃチヤホヤされてた 終わりです。お粗末様でした
お読みいただきありがとうございました 雑魚相手にアニメキャラが無双する系のss久々に読んだわ
こっちは恥ずかしくなるけど書いてる方は気持ちいいんだろうな 松浦「いやー、漫画でダンクの衝撃で鉄柱壊す場面があったから、ちょっと真似しようと思ったらレイアップでこれだよ・・・」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています