美里「愛ちゃん!私ね、和菓子屋穂むらってところで働くことになったの」
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愛「そーなの!?おめでとうお姉ちゃん!」
美里「あ、初出勤はまだなの…一応報告だけ」
愛「ううん嬉しい!中々就職決まらないって言ってたもんね、本当に良かったよ!」 美里(愛ちゃんが喜んでくれてる…優しいなぁ)
愛「行ける時にカリン連れて買い物に行こうかな〜」
美里「私が慣れるまではダメ!」
愛「え〜」
美里「ふふっ、私も頑張るね。愛ちゃんに負けないくらい」
〜翌日〜
美里(とか言っちゃったけど…うぅ、緊張してきた)
美里「こんにちは〜…」ガラッ
ほのパパ「…」
美里「ひっ」ビクッッ 美里「あ、あの…」
ほのパパ「…」
美里(強面の人…怖い……もしかしてこのお店、そういう人が経営してるんじゃ)ブルブル
ほのパパ「…」クルッ スタスタ
美里(店の奥の方に行っちゃった…まさか)
ほのパパ『…』ジャキン
美里(拳銃を取りに…!?)
穂乃果「こんにちは〜!」ヒョコ
美里「こ、こんにゃ…こんにちはっ」 穂乃果「えっと、アルバイトに応募してくれた方ですか?」
美里「そ、そうです!川本美里と申します…」ペコ
穂乃果「私は高坂穂乃果!よろしくお願いします!」ニコッ
美里(わぁ…明るくて綺麗な人だなぁ…)
穂乃果「あ、さっきはごめんね?うちのお父さん口下手で…」アハハ
美里「お父さんだったんですか!?それなら良かったです…」
穂乃果「基本厨房にいるんだけどね。今は色々と忙しくて…だからアルバイトを募集したんだ」
美里「はぁ…そうなんですね」 美里(家族経営なんだ、この店…)
美里(ネットで色々調べたけど…家族経営はあまり良くないって意見が多かったような。休みにくいとか、給料の支払いが遅れたりとか…)
穂乃果「じゃあ早速だけど、川本さんには店頭に立ってもらってレジをお願いしたいです!」
美里「い、いきなりですか!?」
穂乃果「え?うん…あ、操作方法とかは教えるから!」
美里(大した研修もなく即本番なんて…うぅっ、やっぱりちゃんとした会社にすれば良かった……) 数日後
穂乃果「美里さーん、お茶〜」ゴロゴロ
美里「ふふっ、はーい♪」 〜5分後〜
穂乃果「じゃあそろそろ開店だし、よろしくね!私は厨房にいるから何かあったら呼んで!」
美里「よろしくお願いします…」
美里(ほんとに簡易的な説明しかされなかった…穂乃果さんって人、いい人っぽいけど……私、働くのが初めてって言った方が良かったかな…)
美里「うぅ、緊張してきたよ…愛ちゃん……」
カランカラン♪
美里「…っ、いらっしゃいませ……///」
老人「おや見かけない顔だねぇ新人さん?」
美里「は、はい」
老人「なんでまたこの店に?」
美里「その……成り行きというか、たまたまというか」
老人「そうかいそうかい。ぜひ力になってあげてくれ。お母さんがあんな事になって今は大変だろうしなぁ」 >>17
穂乃果がかわいい人じゃなく綺麗な人って言われてるあたりサンシャインみたいな数年後設定なんじゃない? 美里「え?」
老人「さ、ほむらまんじゅうを一箱貰えるかの?」
美里「は、はい…!えっと…300円が12個で、3600円です。ありがとうございます」
老人「ほいほい。じゃあまた来るの。穂乃果ちゃんによろしく言っといてくれ」スタスタ
美里(常連さんかな…?でも何とか最初のお客さんをこなせたし、私意外とできるのかも)
カランカラン!!
ヤンキー「おい姉ちゃん!あのさァ…」
美里「ひっ」
美里(金髪ピアス、腰より下で履かれてるズボン、ガラのわるそうな立ち振る舞い、頭の悪そうな喋り方……怖い)
ヤンキー「なァ、聞こえてる?」
美里「あ、あ、あの…」ブルブル 1個300円
いいものなんだろうけどたけむらって結構お高いのね ヤンキー「てかいつもの人は?あんた新人?」
美里「は、はい……」ボソ
ヤンキー「なんて?聞こえねぇんだけど」
美里「っ……///」
ヤンキー「ってか、こういう仕事でボソボソ話すのってどうなのよ?俺より歳上だよね、あんた」
ヤンキー「向いてないんじゃないの?」
美里(あ……)ウル
ヤンキー「えっ…!?ちょ、なんだよマジにすんなよ!」
穂乃果「あ、お客さんー!何かお探しですかっ?」ニコッ
ヤンキー「そ、そう…だけど」
穂乃果「川本さん。私が対応するから少し休憩入ってて」ヒソヒソ
美里「ぐすっ……はい…」 〜休憩室〜
美里「はぁ……ダメだなぁ、私…」
ほのパパ「…」ヌッ
美里「ひっ…!ごめんなさ、」
ほのパパ「…」スッ
美里「え…?お茶とほむらまんじゅう……」
ほのパパ「…」スタスタ
美里(もしかして元気づけようとしてくれた…?)
穂乃果「いやー、大変だったね!」ガラッ
美里「あっ…先程は本当にすみませんでした」
穂乃果「全然大丈夫!気にしないで?あのお客さんね、親友が敵対グループにボコられて病院送りになったからお見舞いに行きたかったんだけど、どれを選べばいいか相談にのって欲しかったみたい」
美里(うわぁ…見た目相応の理由…) 穂乃果「だから急いでて、あんな口調になっちゃったみたい。商品を買ったあとは悪い事したって言ってたよ」
美里「もう大丈夫です…元は私が悪いので」
穂乃果「…聞いていいかわからないけど、川本さんは働くの自体、うちで初めて?」
美里「はい…すみません。お伝えしてなくて」
美里(あぁ、この流れだと初日でクビになっちゃうのかな?そりゃそうだよね…接客業なのにまともにコミュニケーションもとれないなんて)
穂乃果「ううん、こっちこそごめんね。もっと配慮してあげたら良かったね」
美里「…えっ」
穂乃果「うちで働いてるのは私とお父さん2人だし、困ってることがあればなんでも言って!」ニコッ
美里「あ……」ツーッ
穂乃果「えぇ!?私、何か不味いこと言っちゃった!?」 美里「ぐすっ……いえ…こんな優しい人、いるんだって……思って……」ポロポロ
『君、高卒だよね?この年齢まで何してたの?』
『身体が弱いから事務職に…ねぇ。でもうち未経験は新卒しか取らないんだよなぁ』
『これまで色々聞いてきてなんだけど、女ならさっさと結婚すればいいんじゃないかね?w』
『なんというか…君からはこう、覇気が感じられないんだよ』
美里(今まで私が受けてきた企業の人から言われたのは…もっと、悪意に満ちた言葉だった)
美里(なのに、この人は私個人を気にかけて心配してくれる……)
穂乃果「わわっ…ほら!ほむらのおまんじゅう食べなよ、美味しいから!」
美里「ひゃい……」グスン
穂乃果「とにかく、今日からよろしくね…!あと高坂さんだとお父さんと被るから、私のことは穂乃果って呼んで!」ニコッ あったけえ…あったけえよ…ほむら…
>>36
その理論だと穂乃果の右腕で剣士ポジの海未ちゃんも覇王色ありそうだな
あとえりち なお旅館では
愛「つーわけでお姉ちゃんを千歌っちの旅館で働かせて貰えないかな?」 从c*•ヮ•§「うーん いいのだ」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1651739295/ 穂乃果周りでもことりちゃんは穂乃果以上に優しいし、海未は厳しいところもあるけど真面目な人には優しいしエリチカも偏見なく大人の対応で接してくれそうだし体調崩したら真姫ちゃんとこに4人で駆け込みそうだし万全過ぎる 美里さんスレ他のは趣味悪いのばっかりだからここで幸せにしてあげたい 〜翌日〜
美里「いらっしゃいませ…!」
サラリーマン「みたらし団子といちご大福を二つずつ」
美里「はい!」
美里(昨日の今日だから頑張らないとって意識があるからか、スムーズに接客できてる気がする…)
美里(この調子なら、いつか愛ちゃんや果林ちゃんにも私の姿を見てもらえるかな)
女性「こんにちは」
美里「いらっしゃいませ!ご注文は…」ニコ
女性「すみません、買い物に来たわけではないのです。穂乃果はいますか?」
美里(穂乃果って、穂乃果さんのことだよね?和服の綺麗な女の人……知り合いなのかな?)
美里「あの、中におりますが…お名前を伺ってよろしいでしょうか?」
海未「園田と申します」
美里「はい…お待ちください!」タタッ
美里「あの、穂乃果さん…忙しいところすみません」
穂乃果「うん!どうかした?」
美里「ソノダさんって方が、お店に」
穂乃果「あー!!このお餅だけ丸めてから行くって言っておいて!」 タタッ
美里「あの…お餅を丸めるまで待って欲しいと」
海未「わかりました」
美里(正直過ぎる理由だけど…怒らないってことはお得意様なのかな?)
海未「…失礼ですが、あなたは最近入られたアルバイトの方ですか?」
美里「は、はい…!」
海未「大丈夫ですか?」
美里「え゛っ…!?」
美里(まだ会って数分なのに、上手く働けなさそうだって見透かされてる…??)
美里「その……不慣れですが私なりに精一杯…」
海未「あ、いえそうではなくて。穂乃果とは上手くやれていますか?」
美里「はい?」
海未「あの人は昔からそそっかしいので、ずっと一緒にいると一挙一動が気になって疲れてしまうかもしれませんが、本人に悪気があるわけではないんです。むしろそれが厄介なのかもしれませんが」ブツブツ
美里(なんかお小言始まった……) 穂乃果「ごめーん!遅くなったぁ!」ガラッ
海未「いえ、私こそ突然すみません」
穂乃果「久しぶりだね海未ちゃん。忙しそうだったけど元気?」
海未「そうですね、そろそろ興味のないパーティに呼ばれるのも飽きてきたくらいです」
穂乃果「あはは…。この時期は顔合わせが多いんだね〜」
美里(ソノダさんは良いとこの家柄なのかな…?和服も持ってるバックも高そうだし…)
海未「多いというか…うちの母が毎日のようにお見舞いに行っているからです。その分も代わりに出席しているので」
穂乃果「……そっか」
海未「穂乃果…色々と思うのはわかりますが、雪穂と仲直りしてはどうですか?」
穂乃果「海未ちゃん。長くなるし中で話そうよ」
海未「…わかりました」
穂乃果「ごめんね、ちょっと席外すけど何かあったら二階にきて!」ニコッ
美里「は、はい」 >>47
スタートが門前仲町駅の場合だから自宅の場所次第だけど
門仲から神田まで11分でつく 美里さんかわいそうなスレ多いから幸せになって欲しい ─────
美里(あの後、ソノダさんは30分くらいで二階から降りてきて…穂乃果さんも普段通りの振る舞いで仕事に戻ってた)
美里(でも心なしか…穂乃果さんの笑顔に陰りがあったような気がして)
美里(だからといって私が聞けるはずもなく、真っ直ぐ帰宅したんだけど…)
ピロン♪
美里「あ、LINE……愛ちゃん?」
愛☆< おねーちゃん!今話せる?
美里「いいよ…っと。ふふっ」
愛『ごめんね急に電話して!』
美里「ううん。嬉しかったよ、ありがとう」
愛『アルバイトどんな感じ?』
美里「みんないい人ばかりだから何とかやっていけそうかな」
愛『そっか、良かったー!』
美里「愛ちゃんは、最近学校で何かあった?」
愛『うん!愛さんはねー…』
美里(今日も楽しそうな話をたくさんしてくれる愛ちゃん。いいなぁ。私も高校生に戻れたら…なんて考えちゃう) こういうちゃんとストーリー練ってありそうなSS久しぶりだな 結構ちゃんとSSしてる
期待してるけどのんびりやってくれ 無印から何年か経ってるなら美里さんと穂乃果歳そんな変わらないのかもな 穂乃果側にも色々事情がありそうで続き気になる
期待 美里さんにぶる~べりぃ♡とれいんを聞かせてあげたい 愛『おねーちゃん、何か良いことあった?』
美里『え?』
愛『声が明るいから!』
美里『良い…かはわからないけど、新しいことを始められたからかな?』
美里『でも全部愛ちゃんのおかげだよ。背中を押してくれたのも、あのお店を勧めてくれたのも愛ちゃんだから。本当にありがとう』
愛『……』グスッ
美里『…愛ちゃん?』
美里(あれ?どうしたんだろう…私、不味いこと言っちゃったのかな)
愛『な、なんでもない!……っ、じゃあまたね』
美里『えっ?ちょっと』
プツン ツーツー
美里(愛ちゃん、微かに声が震えてた。なんでだろう…また今度聞いてみようかな) 〜翌日〜
美里「おはようございます」ガラッ
ほのパパ「……」ヌッ
美里「ひっ!」
ほのパパ「……」ウンウン
美里(もしかして挨拶?してくれたのかな…)
美里「あの、穂乃果さんは厨房ですか?」
ほのパパ「……」チョイチョイ
美里「二階?」
ほのパパ「……」スタスタ
美里(お父さん、厨房に入っていっちゃったけど…本当に無口すぎてわからないよ)
チッチッチッ
美里(開店まであと30分…ショーケースを開ける鍵が見当たらないから、聞きに行こうかな)
ギシッギシ…
美里(結構年季のはいった階段だなぁ。ゆっくり歩かないと音が鳴っちゃう)
〜〜♪
美里「……こっちの部屋?」
美里(扉が半開きになっているからか、そこに近づくにつれ、その音は大きくなっていた) 〜〜♪
穂乃果「悲しみに……閉ざされて〜」
美里(ゆったりとしたアコースティックギターの音色と…穂乃果さんの、控えめな歌声)
穂乃果「泣くだけの〜…君じゃない」
美里「……綺麗」
穂乃果「え?」
美里「あっ」
穂乃果「わぁびっくりした〜…!美里さんかぁ」ニコッ
美里「ごめんなさい…!盗み聞きみたいになってしまって…本当はすぐ声をかけるつもりだったんですけど、」
穂乃果「ううん!もうすぐ開店なのにこんなことしてる私が悪いんだよ。ダメだなぁ、エプロン取りにきただけなのに…」
美里「あの、すごく綺麗な歌声でした。何か音楽をされていたんですか?」
穂乃果「えーと…ちょっとね。これはただの趣味だけど」
美里「そうなんですね。今の歌も…感情がこもってて、ワンコーラス聞いただけなのに悲しい歌なのかなって思えるくらい素晴らしかったです!」
穂乃果「悲しい歌か…」
美里(あれ…穂乃果さんが困ったような顔つきになった?)
穂乃果「うん、ありがとう!嬉しいよ」ニコッ
美里「はい…!」
穂乃果「じゃあ下で準備しよっか。今日もよろしくね、美里さん」 〜昼前〜
美里「またお越しくださいませっ」
美里(もうこんな時間…病室にいる頃は時間が過ぎるのが遅かったけど、一生懸命働くと時間ってあっという間だなぁ)
ガラッ
美里「いらっしゃいま…」
??「……」スタスタ
美里「えっ?あの…!奥の方は関係者以外立ち入りできなくて…」
??「あぁ…最近入ったアルバイトの人ですか?」ジロ
美里「は、はい。川本美里と申しま…」
雪穂「私は雪穂、この店の人間です」
美里「……!」
美里(そうなんだ、言われてみれば穂乃果さんに顔つきが似てるような…それに歳下っぽいし妹さんなのかな?)
美里(柔らかい印象の穂乃果さんと違って、雪穂さんは厳しそうな人だけど…)
雪穂「ちょっと用があるんで扉の前に休みの札を立てときました。休憩室で休んでいてください」スタスタ
美里「えっ、」 エタりさえしなければゆっくりでいいんで
エタるのだけは勘弁してください 美里(早い…もう厨房の方に入っていっちゃった)
美里(休んでてって言われたけど、まだお昼休憩まで時間があるし…掃除でもしようかな)サッサッ
海未『雪穂と仲直りしてはどうですか?』
美里(ソノダさんのあの言葉からして、二人はあまり仲良くないのかも)
美里(部外者の私が首を突っ込むようなことじゃないのかもしれないけど……大丈夫かなぁ)
ガシャーン!
美里「っ!?厨房の方から…」チラ
雪穂「もういい加減にしなよ!今更こんなことしたって意味ないじゃん!」
穂乃果「……」
雪穂「私は私なりに色々考えてるんだよ。ちゃんと現実にも向き合おうと…頑張ってるのに。それなのに、」
穂乃果「わかってるよ。雪穂は悪くない…だから、お母さんの側にいてあげて」 雪穂「何でそんな風に言えるの!?私は毎日毎日毎日…目が覚めたらお母さんが冷たくなってるんじゃないかって、悪い考えが何度も頭を過ぎるんだよ」
雪穂「それが怖くて怖くて、息がつまりそうになる……わからないでしょ?お姉ちゃんには」
美里(すごく興奮した口調で穂乃果さんに詰め寄る雪穂さんの後ろ姿が遠目に見えて、私は一瞬、間に入った方がいいか迷ってしまったけれど)
美里(でも、ただのアルバイトでしかない私が雪穂さんを押しのけるのは…そもそも私にそんな度胸なんてないし…)
雪穂「お父さんは私にお母さんの身の回りの世話を任せる代わりに、色んな人に頭を下げてお金を工面してるみたい」
雪穂「あとお母さんの幼馴染の園田おばさんはほぼ毎日病室にきてる。昔の思い出話をしたりして、私までも元気づけようとしてくれてる」
雪穂「それにお世話になったからって、家元を継いだ海未さんや今海外にいることりさんでさえ必要なものをうちに送ってくれたりしてるよ」
雪穂「…それなのに、」
穂乃果「私は、お母さんが戻ってこれるようにこの店を守るよ。今の私にはこれしかできない」
雪穂「はぁ!?今までこの店のことなんてちっとも気にかけてこなかったのに?都合が良すぎるでしょっ」 穂乃果「うん…ごめんね、雪穂」
雪穂「──れば、良かったのに」
雪穂「お姉ちゃんが帰ってこなければ良かったのに…!そしたらお母さんは雨の中、家を出ることもなかったし…交差点で信号無視した車に轢かれることもなかっただろうね!」
穂乃果「っ…」
雪穂「駅にいるお姉ちゃんが傘持ってないだろうからって、わざわざ届けに行くなんてさ…!私があの時、夜は危ないからって止めてれば……こんな事には…」
穂乃果「………」
雪穂「っ……もういい。私がお母さんのそばに居るから。これ以上関わらないでよ」
スタスタ
美里(…!こっちに来る…)サッ
ガチャ バタンッ
美里(真っ直ぐ出ていった…雪穂さん、ずっと怒ってるのかと思ったけど、目から涙が溢れてた…よね)
美里「あのっ……穂乃果さん」
穂乃果「……あ、ごめんね。びっくりしたでしょ」 美里「いえ、その……少しお話が聞こえてきて」
穂乃果「雪穂は私の妹なんだ。昔はもっと仲良かったんだけど、大人になると色々難しいんだね」
美里(妹……妹か。穂乃果さんになら、愛ちゃんのことを話してもいいかな…)
美里「私にも、妹みたいに思ってる子がいます。自分がそのままでも向こうが変わったりして、この前まではそれが辛くて、色々と大変だったりしました」
穂乃果「そうなんだ。川本さんは面倒見よさそうだもんね」
美里「…いえ。私なんかよりその子の方が優しいんです。私は身体が弱くて入退院を繰り返していたんですが、その子だけは私をずっと気にかけてくれたので」
穂乃果「……」
美里「ごめんなさい。今の今に、こんな話をするべきではないのかもしれません。でも」
美里「お母様なら、きっと大丈夫です」ギュ
穂乃果「…励ましてくれようとしたんだ。ほんと優しいんだね、ありがとう」ニコ
美里「いえ…//穂乃果さんには笑顔でいて欲しいので…」 穂乃果「川本さん…ううん、美里さんって呼んでもいい?」
美里「はい…!」パァァ
穂乃果「うちで働いてくれたのが美里さんで良かったよ。これからもこの店をお願いできるとありがたいなぁ」
美里「そこまで言って貰えるなんて…恐縮です」
穂乃果「あっ。そうだ」ゴソゴソ
穂乃果「これ美里さんにあげる。ニューヨークで貰ったんだけど私にはもう必要ないから」スッ
美里「キーホルダー…?」
穂乃果「塗装が少し剥げちゃってるけど一応マイクなんだ、それ。ギターケースにつけてたんだけど、さっき取れちゃって」
美里「嬉しい…ですけど。私なんかが貰って良いんですか?大切なものなんじゃ…」
穂乃果「ううん、むしろ貰ってください!私、この店をもっと繁盛させられるように音楽は一旦終わりにするつもりだから」ニコ
美里(え?そうなんだ…穂乃果さん、すごく歌上手いのにもったいないなぁ)
穂乃果「よし、お昼食べちゃおっか!実は美味しいお弁当を用意してるんだ〜」
美里「はい!」
美里(落ち込んでるように見えたけど…いつも通りの穂乃果さんに戻ってくれてよかった。午後も頑張らなきゃ) 雪穂と仲違いしてる理由が予想以上に重かった
穂乃果ママ出てこなかったのはそういうことか 美里さん無職イジりスレかと思ってたのに神ssの予感がしてきたぞ 別にエタるのはいいけど宣言しない奴大杉ない?
最低限だと思うんだが まーたエタカスかよ
エタるくらいならはじめからやるなアホンダラ これ以上進めても話暗くなりそうだしこれでいい気もする ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています