三船薫子の朝は早い
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午前4時、彼女は起きた
おはようございます
薫子「ん、おはよー」
いつもこんな朝早くに?
薫子「う〜ん…今日は早いかな。基本的に5時に起きたりするから」
そう言いながらレザージャケットに袖を通した
薫子「さ、行くわよ!」
バイクのキーを持って私たちを誘った ジョギング…ではなさそうですね
薫子「朝の風って気持ちいいのよね〜」
薫子「今日も暑いな〜。あージャケット脱ぎた〜い」
バイクに長袖は必須、仕方の無いことだ
バイクにエンジンをかけた。
我々もただちに車に乗った
薫子「さ、行くわよ!」ブオォン!!!
ぶっちぎるとはこと事を言うのだろうか、いきなり速度をあげた 三船薫子の趣味はツーリング
2人乗り用のバイクであるため妹の栞子も乗せているのだろう。
薫子「………」スッ
薫子が合図を出した
どうやらコンビニへ行くようだ
薫子「ん〜!日本のコーヒー久しぶり〜!」
海外でもツーリングをされてたんですか?
薫子「まあね」 薫子「まあ私の趣味だし、現地の人とのコミュニケーションみたいなもんじゃん?」ニコッ
アイスコーヒーを片手に微笑む
妹さんはこのことをどう思っているのでしょうか
薫子「さあ?まあでもいつかはバイクの免許を取るに違いないわ!!」
自信満々に言う
薫子「さ、行きましょ。そろそろ行かないと不味いわ」
薫子「エンジン、オン!!(04:15)」
ゴォン!グォン!グォン!
まだ朝だと言うのにバイクが鳴く
と同時にどこかで洗濯機の音がした ………
……
…
薫子「ふぅ、着いた…」
こちらへ行くのが目的ですか?
薫子「そう!ほぼ毎日行ってるわ!」
薫子「ここ、都会とは思えないくらい緑が生い茂ってるから好きなのよね〜!」
薫子は歩き出した バイクは2人乗りですが…妹さんも乗せてるんですか?
薫子「うん…まあ最近は全然だけど…」
薫子「いつかは栞子とツーリングしたいな〜」
薫子「……あ!」
薫子はなにかを見つけた
何を見つけたのですか?
薫子「……内緒!」
薫子「あ、ここにも!ここにも!」 少ない時間で彼女の性格がわかった
好奇心旺盛で新しいもの好き
将来教育者としてこの性格は生徒を引っ張って行くには最高だ
きっと憧れる生徒も多くなるだろう
薫子「さ、次行くわよ!」
次の目的地へ向かった 先ほどからどこへ向かってるのですか?
薫子「え?まあ…思い出巡り?」
薫子「小さいころ栞子と一緒に遊んだりして…懐かしんでるだけ……みたいな?」
にしては朝早すぎてませんか?
薫子「違うわよ!朝早いからいいじゃない!」
余計意味がわからない ……その、理由を教えてくれませんか?
薫子「朝早くないといけない理由?まあ大きく2つね」
薫子「1つは栞子が起きちゃうから」
薫子「あの子は6時きっかりに起きる、だから起きる前にちゃっちゃと済ませたいのよ」
…サプライズですか?
薫子「そう!そして2つ目の理由は……」
薫子「この時間帯はセミが採れやすいのよ」
へえセミ…………え?
午前6時
薫子「栞子おっはよー!!!!モーニングミンミンゼミよ〜!!!」ブブブブ!!!!!!
ᶘイ^⇁^ナ川「ぎゃああああああ!ぶぁぶぇびゃあああ!!!!」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています