美里「へ、へぇ…彼方ちゃんって週5でバイトして家事やって特待生の成績維持してスクールアイドルもやってるんだ…」
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…………。
愛「近江先輩のせいだ!」
愛「近江先輩が頑張りすぎてるからお姉ちゃんが自殺未遂なんか…っ!」
愛「酷いよ…」
彼方「え…えっ…」
愛「なんでそんなに頑張っちゃうのさ!」
愛「お姉ちゃんの気持ちも考えてよ!」
彼方「そ、そんなこと言われても…」 会社でも昼休み休まなかったり休日出勤したりする奴いて普通に働いてるのにこっちがサボってるみたいでダルいわ おねーちゃんのことになると我を忘れて非常識クレーマーになる激重愛さんいいな 遥「お姉ちゃんを責める前に宮下さんは何かやろうとしたんですか?」
愛「は?」
遥「お姉ちゃんお姉ちゃんって慕って、甘えて、どんな状態なのかなんて気づきもしなかったんじゃないですか?」
愛「そんなこと!」
遥「お料理してあげたり、お掃除してあげたり、お洗濯してあげたり」
遥「背中流してあげたり、マッサージしてあげたり」
愛「それは…」
遥「お姉ちゃんのことが大好きなら、生涯お姉ちゃんを養う気でいてくださいよ!」
遥「私はお姉ちゃんと結婚して子供2人つくって死ぬまで一緒にいる覚悟がありますよ!」 \
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
( d|,,τ _τ)| 美里「それでね? 彼方ちゃんが一緒に暮らさないかって言ってくれたの」
美里「私…あんなことしちゃったから心配だからって」
美里「彼方ちゃんって本当に優しいの」
美里「私のことお姉ちゃんって言わないし…」
美里「あっ、言われるのが嫌って訳じゃないんだけど」
美里「やっぱり…お姉ちゃんとしての重圧っていうか…」
美里「ごめんね」
愛「そっか」ギリッ 愛「で?」
彼方「え?」
愛「なんで同好会来てるの?」
愛「他にやることあるんじゃないの?」
彼方「彼方ちゃんは…」
愛「その彼方ちゃんって言うのやめたら? もう高3なんだからさぁ…」
彼方「ご、ごめん…」
愛「近江先輩が色々やってるのに部活なんてやってる余裕あるからおね…美里さんがあんなことになったって忘れたの?」
愛「いい加減にしてよ」
愛「あたしからお姉ちゃんもファンも奪っていくとかさぁ…性格悪すぎ」
彼方「そんなつもりは…」
愛「…チッ」
彼方「愛ちゃん…」 遥「同じ産道も通ってないくせに生意気言わないでください!」 愛さんも八つ当たりは酷えけど美里さんがドクズすぎんよ 愛「近江先輩は同好会辞めてどぅこぅか行ってください」
侑「ぷひょっ!!」 美里「おはよう、彼方ちゃん」
彼方「おはようございます…」
美里「今日も私出掛けてくるからお昼は大丈夫」
彼方「そうですか?」
彼方「じゃぁ…えっといつもの…」っ五千円
美里「…面接行くから」
彼方「はい…」っ壱万円
美里「ありがとう。彼方ちゃん」ニコッ
彼方「み、美里さん」
美里「何?」
彼方「あ、えっと…」
彼方「…気をつけて」
美里「ええ。彼方ちゃんもバイトとお勉強頑張ってね」 彼方「彼方ちゃんが悪かったよぅ~全然受かんないのに面接のたびに1万円とか彼方ちゃん一家が壊れちゃうよぅ~愛ちゃんお願いだからやっぱり美里さん引き取ってくれよぉ~」 美里「…」スタスタ…
美里「…」
ガーッ
美里「…」スタスタ…
ジャラジャラジャラジャラ…
ジャラジャラ…
遥「…」チラッ
遥「…」スッ…
遥「パチンコ打ってるってお姉ちゃんに…」
遥「…」
遥「…果林さんに伝えとこ」 なぜ彼方ちゃんはダメ人間に尽くすのが似合ってしまうのか…… 愛「近江先輩、今日バイト?」
彼方「え、う、うん…今日も」
愛「ちゃんと美里さんのお昼ごはんつくってんの?」
彼方「きょ、今日は面接があるから要らないって…」
愛「はぁ? あたし何も聞いてないんだけど」
愛「適当にお金渡して不健康にしようとしてるんじゃないの?」
彼方「ち、違うよ!」
愛「で? 夕飯は? ちゃんと作ってからバイト行くんでしょ?」
愛「バイト終わりまで待たせたりしないよね?」
彼方「お夕飯は作ってあるから…」
愛「夜にレンチンしてって? コンビニ弁当と変わらないじゃん」
彼方「そんなことないよ…」
愛「…チッ」
愛「なんで近江先輩なのさ…」 彼方「…」フラフラ
果林「ねぇ、彼方」
彼方「…」フラフラ
果林「かな…」
彼方「..zz」トボトボ
ゴンッ
彼方「あだっ…」
彼方「あうう…」サスサス…
果林「彼方、大丈夫?」
彼方「果林ちゃん…」
彼方「えへへ、みんなには内緒だよ~」サスサス
果林「…やめたら?」
彼方「え?」
果林「美里さんを養うの…辛くない?」
彼方「…」
彼方「でも、死なれたくないから…」エヘヘ
果林「彼方…」 果林「愛、美里さんをどうにかした方がいいわ」
愛「なんであたしに? 近江先輩に言ってよ」
果林「駄目よ。彼方は優しすぎる…美里さんの自殺未遂がトラウマになってるのよ」
果林「元はと言えば、愛がそれで叱責したからでしょ」
愛「…だって」
ランジュ「…ふぅん」
ランジュ「最近の同好会が薄暗いのはそういうこと」
愛「ら、ランジュ…!」 ガチャ!
ランジュ「邪魔するわよ」
美里「!」
ランジュ「『こうやって遊んでる暇ある?』の?」スッ
>パチンコ中の美里の写真
美里「…」
ランジュ「就職活動、どうなのよ」
美里「ハロワから聞いたの?……応募数は増やしてるんだけど、面接まで行くのはまぁ1件か2件かな」
ランジュ「やっぱりそうなのね。……あなたの年齢じゃ、とっくの昔にギリギリも中途半端も通り過ぎてるでしょ」
ランジュ「面接まで行けないのは職歴が不相応だからなのに資格の一つも取ろうとしないで…見ててイライラするの!」
ランジュ「無職のアラサーなんだから、女子高生のヒモなんかやめて、もっと自分の人生に向き合ったら?」
美里「勝手なこと言わないで! 私は入院してたの!」
ランジュ「そうやって言い訳に使うからいけないのよ」
ランジュ「入院していたのは可哀相だわ。でも、出来ることはあったはず。出来ないことが多い分、将来を考える時間はたくさんあったはず」
ランジュ「なのにスクールアイドルのおっかけをして、その歳で10も年下の女の子の努力に嫉妬して、自殺未遂なんてして哀れみでヒモにして貰ってる」
ランジュ「あなたはそれで満たされたとしても、何も生み出してないわ」 果林パイセン言いにくいこと言える役すらランジュに取られてない? 美里さん、特撮でよくある負の感情を利用されて怪人化するポジションだよな 入院中に勉強とかできたはずだしこれは言い訳できない >>1
自○未遂って中途半端じゃない?見ててイライラするの こんだけピンピンしてんだから未遂ってのも嘘だろ
不随になってから出直してこい 入退院繰り返すくらい身体が弱ってる状態でも勉強ならできるって意見は流石にクソすぎる
体調悪くて頭が回らなかった経験なんて誰にでもあるだろうに 体が弱かったんだから仕方ないって慰めてくれるのは近くにいた人だけで社会に出たらお前の体調なんて知ったことじゃねえよって扱いされるぞ 美里「どうしてそんなこと言うの…」ポロポロ
ランジュ「…泣いたって無駄よ」
ランジュ「ランジュは愛や彼方とは違うから」
ランジュ「それで甘やかす気なんて無い」
ランジュ「貴女の涙は軽いのよ」
美里「!」ダッ
愛「お姉ちゃん!」
愛「っ…ランジュ!」ドンッ
ランジュ「…」
ランジュ「ランジュの知り合いは彼方であってあの人じゃないわ」
ランジュ「どっちを優先するかなんて、明明白白」
ランジュ「それに、雑草は刈り取るものよ」
愛「お姉ちゃんは雑草なんかじゃない!」
ランジュ「それは貴女の感想よね」
ランジュ「誰がどうみたってあれはただの雑草よ。花さえも咲かない。ね」
愛「違っ…」
ランジュ「違うって言うなら、見せて頂戴」
愛「っ…!」
愛「お姉ちゃんにもしものことがあったら、許さないから」ダッ
ランジュ「…」
ランジュ「…バカね」
ランジュ「彼方のヒモになれるような図太さが、そう簡単に折れるわけ無いじゃない」 どっちも他人のせいにばかりして自分では何もしないのまるで姉妹みたいにそっくりですね 愛「お姉ちゃん!」タタタタ…
美里「…愛ちゃん」
愛「…良かった…すぐ見つけられて…」
愛「えっと…ランジュは…」
美里「…ううん」
美里「いいの」
美里「分かってる…あの人が言ってるのは事実だから」
美里「初めはやらなきゃって思ってた」
美里「でも、それが全部無駄になるんじゃないか、意味なんて無いんじゃないかってネガティブになって…」
美里「そこから立ち上がれないまま…退院して…」
美里「もう頑張るしかないのに、周りとの落差に絶望して…入院してたから仕方がないんだって腐って…」
美里「…」
美里「彼方ちゃんはきっと、頑張らなくちゃいけない人の気持ちを分かってる」
美里「頑張らなくちゃいけないのに、頑張れずにいるんだって…」
美里「だから、期待しないで…頑張れって言わないで…支えてくれようとしてる」
美里「本当ならそれで頑張ろうってならなくちゃいけないのに」
美里「私はそれに甘えて…」
美里「…全部、図星だった」 愛「…」
愛「お姉ちゃん!」
美里「…何?」
愛「お姉ちゃんさえよければ…うちで住み込みでバイトしない?」
愛「なにもしないよりは履歴書のプラスになるし、お姉ちゃんの自信にも繋がると思う」
愛「縁故採用は嫌かも知れないけど…」
愛「でも…」
愛「ずっと入院してたから何も出来なかったって言うより」
愛「ずっと入院してたから、まずは前に進むためにうちでアルバイトをしたって言う方が絶対に良いはずだから」
愛「もしあれなら…近…カナちゃんに頼んで同じバイトで協力して貰うのもアリだと思うけど…」 美里「愛ちゃん…」
美里「こんな私でいいの?」
美里「職歴無し、資格無し、免許無しで高卒のアラサーネガティブ女なのに?」
愛「卑屈になりすぎないで良いんだよ」
愛「入院してたのは事実なんだから」
愛「言い訳かもしれないけど、事実は事実。踏み台にしていこう」
美里「…愛ちゃん!」
愛「お姉ちゃん…」ギュッ
愛「…カナちゃんに色々酷いこと言っちゃったから、あたし謝らなきゃ」
美里「私も、迷惑かけちゃったから謝らなきゃ…」 愛「本当にごめん!」
愛「酷いことたくさん言って…」
彼方「ううん、いいよ~」
彼方「私だって、もしも遥ちゃんがその立場だったら荒れてたと思うし」
美里「私もごめんなさい」
美里「ハロワ行くとか面接行くとか言って今まで10万円近く貰ってほとんど全額、絶唱で血の涙に変わっちゃって…」
美里「働いて、少しずつでも返すから…」
彼方「う、うん…えっと…」
遥「お願いしますね」
彼方「は、遥ちゃん…」
遥「お姉ちゃんは言わなかったけど、お姉ちゃんが一生懸命働いて貯めたお金なんですから」
美里「ええ」
愛「一緒に頑張ろうね。お姉ちゃん」 しずく「…良い感じですね」
愛「どこが!?」
愛「愛さんとお姉ちゃんがただのクズだよ!?」
愛「こんなの受け入れられねぇって! お姉ちゃんだけに!」
しずく「…」
美里「…彼方ちゃんが駄目な人を支えてくれそうなのは分かるわ」
しずく「ですよね!」
美里「でも、その沼に沈めてきそう」
彼方「そ、そんなことないよ~!」
しずく「…人々を堕落させるサキュバス近江…」
しずく「…」チラッ
彼方「や、やだからね!」
しずく「そんなぁ…」
https://i.imgur.com/XK0oW4t.jpg ランジュ「しずく」
しずく「…あ、ランジュさん」
しずく「ランジュさんもご協力――」
壁ドンッ
しずく「きゃっ」ビクッ
しずく「ら、ランジュ…さん?」
ランジュ「協力した…」
ランジュ「 お れ い してくれるんでしょ?♥」クイッ
しずく「へっ…えっ…えっ…///」
しずく「ら、ランジュさ…」
…チュッ
ランジュ「…ふふっ。美味しい」ニコッ ランジュ「捏造しないで!」
しずく「…駄目ですか?」
ランジュ「…ランジュはしずくが思うほどやらしくないの!」
https://i.imgur.com/Ge5pI7I.jpg 本人に相談することを覚えたしずくちゃんならこういうこともあると思います 座長の創作と現実が入り乱れて草
最近のSSはランジュが有能かつ可愛いのが多くていいぞ〜 美里「しずくちゃん…お礼なんだけど…」
しずく「あ、はい」
美里「彼方ちゃんにお話通してくれない?」
しずく「…へっ?」
美里「…彼方ちゃんって家庭的だから」
美里「その…本当に縁の下の力持ちになってくれそうって言うか…」
美里「この子のために頑張らなきゃって気持ちにさせてくれるって言うか…」
美里「…ねっ?」
しずく「…話をしておくだけ、ですよ?」
美里「ええ。それで十分よ」
https://i.imgur.com/gsARPKR.jpg 創作だとしても美里さんにクリティカル出してないか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています